更新日:2024.05.30
家具産地大川とは
皆さんこんにちは!アトリエ木馬大川ギャラリーです。
皆さんは関家具(アトリエ木馬)の本社がある大川市がどのような町かご存じですか?
今回は大川市の魅力をたくさん紹介いたします!
この記事でわかること
- 福岡県大川市はどこにあるの?
- 福岡県大川市の歴史は?なぜ家具が有名?
- 福岡県大川市の有名なスポットをご紹介!
どんな町?
大川市は福岡県南西部の筑後地方に属している市です。
お隣には柳川市や久留米市、佐賀県佐賀市などの市と隣接しています。
人口は約31,500人(2024/2/29現在)の町です。
自然が豊かで、広大な筑紫平野で育まれる米やイチゴ、アスパラなどの農作物、筑後川や有明海で採れる新鮮な魚介類や干満差に育まれた良質な海苔など、美味しい食にも大変恵まれた土地です。
大川市出身の著名人には俳優の陣内孝則さんや、作曲家の古賀政男さんなどがいらっしゃいます。
(写真提供:福岡県観光連盟)
家具産地大川の歴史 ~海と川と船大工~
大川は古い時代から「家具の町」として栄えてきました。
それは大川の地が有明海と筑後川の交わる場所に位置しているのが関係しています。
500年ほど前の物流の主な手段は船が利用されていました。有明海には全国各地の物資が届き、それらが筑後川を通して九州各地に運ばれていきました。
その際に積荷の受け渡し場所となっていたのが榎津(大川)でした。
また、日田で産出された木材が筑後川を通して運ばれていたこともあり良質な木材を手に入れやすい場所でもありました。
そのため榎津は船が集中する港となり、その船を修理したり、製造したりする者が必要となり船大工が増えていきました。
家具産地大川の歴史 ~大川家具の原点~
室町時代に時の室町幕府12代将軍、足利義晴の弟であった榎津久米之介が船大工たちにその技術を生かして「指物」を作るように伝えました。
「指物」とは組子のようにくぎを使わずに木材だけを差し合わせて作る箱や家具のことです。
この時に誕生した「榎津指物」が大川家具の原点になっていると言われています。
その名残りから大川は木工業が盛んな町として発展していき、家具製作にもその技術を受け継いできたのです。
※写真は大川組子です。
大川のおすすめスポット
次に大川の名所を紹介いたします。
筑後川昇開橋
1つ目は「筑後川昇開橋」です。こちらは現存する国内唯一の昇開式可動橋です。
昭和10年5月25日に旧国鉄佐賀線の鉄道橋として開通しました。
可動桁はワイヤーを使っておりエレベーターのような仕組みになっています。
昇る高さは23m、橋の素材には線路が使われいるなど魅力ある建造物です。
風浪宮
2つ目は「風浪宮」です。創建は約1800年前に神功皇后が少童命(ワダツミノミコト)を祀ったのがはじまりとされています。
境内には少童命の化身である白鷺がとまったとされる大楠があります。現在でも大川では「おふろうさん」と呼ばれ町の人々に親しまれています。
ちなみにこちらの写真は、春に風籠宮の桜の木の下で撮った写真になります。
秋には紅葉した美しい木々が並び、四季の変化に富んだ風景をご覧いただけます。