2025年インテリアのトレンド「ヘリテージ」に見る一枚板とペルシャ絨毯
新年、明けましておめでとうございます。
2025年もアトリエ木馬をどうぞよろしくお願い致します。
さて、2025年最初のブログは新宿ギャラリーからお送りいたします。
今回は、新年にふさわしい、色鮮やかな写真と共にお届けする内容となっております。
2024年のインテリア界隈は北欧スタイルが流行しました。
この流行は2025年も続くとされています。
さらに、北欧と日本のインテリアを融合させた新しいスタイル、「ジャパンディスタイル」も大きな話題となりました。
そして、近年インテリア業界で話題になっている北欧などの様々なスタイルと、ラグやクッションカバーに民族柄を取り入れるようなスタイル、「ヘリテージ(伝統・継承)」が2025年は、よりトレンドになっていきそうです。
今回はその「ヘリテージ」から、「ペルシャ絨毯と一枚板」を組み合わせたスタイルを皆様にご提案させていただければと思います。
ペルシャ絨毯とは
ペルシャ絨毯とは、イランで織られている手織りの絨毯の総称です。
起源は4,000~5,000年前といわれていて、特定は難しいようです。
産地としては「イスファハーン」「コム」「ナイン」「タブリーズ」「カシャーン」「ギャッベ」などが有名です。
また、模様も「メダリオン」「オーバーオール」「メヘラブ」など様々な模様があります。
まるで世界史の授業のようにカタカナが多いですね。
しかし、つまりは柄や産地など様々な選び方ができるのが、ペルシャ絨毯の良さのひとつでもあります。
少し一枚板と似たものを感じますね。
一枚板とペルシャ絨毯のコーディネート
では早速、アトリエ木馬の一枚板テーブルとペルシャ絨毯を合わせたコーディネートをご紹介いたします。
ブビンガ一枚板テーブル×ペルシャ絨毯
こちらは人気の高いブビンガ。
ブビンガは、深みのある赤褐色が特徴的で、木材の中でもひときわ高級感を放つ樹種です。写真のようにきらびやかな杢目が入るものも多々あります。
アフリカの大地に根を張り、なんと高さ20mから30mにも及ぶ巨木に成長するブビンガ。
そうした巨木へと成長するには、数百年という長い年月を経てきたことでしょう。
見た目もさることながら、歴史を感じられる点においても、ペルシャ絨毯と合わせるのにもぴったりの樹種ではないでしょうか。
同色系の赤を基調とした絨毯にあわせるのも、少し明るめの色の絨毯に合わせるのも素敵ですね。
トチ一枚板テーブル×ペルシャ絨毯
光沢感と模様が美しいトチ。
トチとペルシャ絨毯の組み合わせは、北欧スタイルやホテルライクなお部屋など、様々なスタイルにマッチしてくれるでしょう。
様々な色味が含まれたペルシャ絨毯は淡色のトチを引き立たせ、色の系統が異なっていても一体感のあるコーディネートに仕上がります。
日本の木であるトチとペルシャ絨毯、異国ですが不思議とマッチするこの組み合わせの独特な雰囲気が印象的です。
屋久杉一枚板テーブル×ペルシャ絨毯
最後に、私の一番のお気に入りをご紹介します。
屋久杉とペルシャ絨毯の組み合わせです。
重厚感・歴史のあるもの同士のコラボレーション。とても素敵な組み合わせではないでしょうか?
4000~5000年の歴史があるペルシャ絨毯と樹齢1000年を超えないとその名がつかない屋久杉のまさに「歴史を五感で感じるセット」です。
ペルシャ絨毯の模様の意味
ペルシャ絨毯を見ていると毎度思うのですが、この模様にはどんな意味があるのでしょうか?
今更ながら、調べてみました。
例えば植物柄。
こちらが表すのは「枯れることのない花園」
至上の美への憧れ、邪をよけ繁栄を願うといった意味が込められているそうです。
他にも、ギザギザ模様には「結界」や「魔除け」、ラクダ模様には「財産」、人間の模様には「子孫繁栄」
という意味も込められているそうですよ。
自分が一番好きなインテリアを
一枚板とペルシャ絨毯。
生まれた国も環境も違いますが、組み合わせるとこんなにも美しくお部屋を彩ってくれます。
インテリアの流行とは言いますが、結局、自分が好きなインテリアを好きな場所に配置するのが一番です。
このブログが、皆様の好きなインテリアを見つけるきっかけに少しでもなれば嬉しいなと思います。
※アトリエ木馬では現在、ペルシャ絨毯のお取り扱いは行っておりません。