インテリアテイストとは? 種類やテイスト別にマッチする家具を解説
「部屋の雰囲気を変えたい」
「InstagramやYouTubeで見たセンスの良い部屋にしたい」
「引っ越しを機に統一感ある部屋に」
と思っても、どうしたら良いのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分好みの素敵な部屋にするには、インテリアテイストの種類を学ぶことが大切です。
インテリアテイストに沿ってアイテムを集めることで、統一感のある素敵な部屋に仕上げられます。
そこで本記事では、多種多様なインテリアテイストを紹介するとともに、各テイストにマッチする家具も解説します。
部屋のコーディネートにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
インテリアテイストとは
インテリアテイストとは、さまざまな見方からインテリアの特徴を分類したもののことです。
インテリアスタイルは、時代や地域、文化など、あらゆる観点から分類されており、それぞれ異なる雰囲気を持ちます。
例えば北欧テイストやナチュラルテイストなどがあり、いずれかのテイスト一つを選んでコーディネートすることで、バランスの良いおしゃれな部屋が出来上がります。
場合によっては、似たテイストをミックスすることもありますが、一種類に統一するのが基本です。
一つの空間に別のテイストが混ざると、いくら一つ一つの壁紙の色や照明、家具などがおしゃれでも、ちぐはぐな印象の部屋になってしまうことがあります。
転居や模様替えなどの際は、好みのインテリアテイストに絞って、統一感あるコーディネートを目指しましょう。
16種類のインテリアテイストとマッチする家具を解説
インテリアテイストを絞るといっても、さまざまなテイストがあるので、まずはテイストを決めることが大切です。
ここでは代表的な16種類と、各テイストにマッチする家具を解説します。
アジアン
アジアンテイストとは、バリやプーケットなど東南アジア近辺のヴィラやリゾートホテルをイメージしたコーディネートです。
リゾート地のような非日常感を味わえるのが魅力で、自宅でゆったり過ごしたい方やエスニック系の雑貨が好きな方、開放感のある空間で過ごしたい方にぴったりです。
家具や雑貨は、アジアンな雰囲気を醸してくれる下記のようなものがおすすめです。
- 木材やバンブー、ラタンなど自然素材のもの
- ロータイプや一部がガラス素材など空間を開放的にできる家具
- オリエンタルな柄・デザインのもの
特に木材は、チークやマホガニーの一枚板などを選ぶと、リゾートホテルさながらの高級感を醸し出せます。
アメリカンヴィンテージ
アメリカンヴィンテージとは、19世紀の西部開拓時代を思わせる素朴な風合いを持つスタイルのことです。
ヴィンテージならではの味わい深い風合いや渋いカッコ良さ、レトロな雰囲気が人気です。
レトロ好きな方や、落ち着いた雰囲気にしたい方に適しています。
家具を選ぶ際は、無骨な雰囲気にマッチする「使い込まれた」家具がおすすめです。
中古品やヴィンテージのものはもちろん、ヴィンテージ風に仕上げられた家具もぴったりです。
木製の家具であれば、ウォールナットのような深い色の樹種がマッチします。
基本的には明るい色味よりも、ブラック・濃いブラウンのような重厚感のある色や、無機質さを感じさせるシルバーなどが良いでしょう。
インダストリアル
インダストリアルとは「産業の・工業の」という意味で、海外の古い倉庫や工場を思わせるような、金属の無骨さと木の質感が融合したメンズライクなスタイルです。
機能美に優れた工業的なデザインのアイテムで、無骨に仕上げるのが特徴です。
壁がコンクリート打ちの家になじみやすく、シンプルデザインが好きな方、シックな雰囲気にしたい方に適しています。
家具は、スチールと木材を組み合わせた無骨で無駄な装飾のない、機能性に特化したシンプルなアイテムが定番です。
黒やグレー、ブラウンなど落ち着いた色で統一するのが基本ですが、部屋全体が暗くなり過ぎないように、ホワイトやアイボリーなど明るい色をアクセントにするのがおすすめです。
カフェ風
カフェのような、ナチュラルさとヴィンテージ感が漂うスタイルです。
程良いカジュアルさによって、カフェで過ごすようなまったりできる雰囲気にできるのが魅力です。
くつろいだり作業したりと、さまざまな過ごし方ができるので、おしゃれさと快適さを兼ね備えています。
在宅ワークが多い方やおしゃれな空間でくつろぎたい方におすすめです。
家具は、比較的高めのテーブルや低めのダイニングテーブルにソファの組み合わせなど、カフェのイメージに近いものを取り入れましょう。
落ち着く雰囲気を醸し出せる白やベージュ、ブラウンをメインにしたコーディネートが適しています。
他にも、黒板素材のインテリア小物を取り入れたり、見せる収納にしたりすると、カフェ感がアップします。
カントリー
カントリーテイストは、欧米の田舎暮らしがベースになって生まれたコーディネートです。
木製家具の素材感を生かして、ナチュラルでほっこりする空間にします。
柔らかな雰囲気の部屋にしたい方や、自然体なインテリアが好みの方におすすめです。
ウッド系の家具を中心に、素材が生かされるインテリアで統一するのがポイントです。
無機質で人工的な素材をなくして、温かさのあふれる空間作りを意識しましょう。
柄物を取り入れる場合は、色味の薄いチェックや花柄を選ぶと、柔らかな雰囲気とマッチしやすいでしょう。
また使い古された風合いを持つ、味のあるアイテムもよくなじみます。
ジャパンディ
ジャパンディテイストとは、北欧インテリアのシンプルさに、伝統的な日本の様式を組み合わせた世界的にトレンドになっている新スタイルです。
ミニマムな暮らしをしたい方や、自然の素材に囲まれた落ち着く空間が好みの方に適しています。
自然との共存を前提としているので、木材などの自然由来の素材を使用したシンプルデザインの家具を使用するのがおすすめです。
一枚板のテーブルなど、素材の良さが際立つ家具を取り入れるのも良いでしょう。
色味は、ベージュなどニュートラルカラー(無彩色)をベースに、色味をそろえるのが基本です。
ただし色のコントラストがそろうと平坦な空間になるので、あえて違う濃淡・明るさのものを選んで不ぞろいにすると、メリハリのある空間に仕上がります。
地中海
ギリシャのエーゲ海やサントリーニ島の街並みをモチーフに、ホワイトとブルーを基本とした、爽やかさのある空間に仕上げるスタイルが地中海テイストです。
リゾート地のような明るい空間で過ごしたい方や、爽やかさを重視した空間にしたい方におすすめです。
地中海テイストにおいて重要なポイントは、ホワイトとターコイズブルーの組み合わせです。
部屋全体が明るくなるような、鮮やかで明るいブルーのアイテムを取り入れましょう。
ただしホワイトとブルーの色使いは、寒い印象を与えやすいので、穏やかな色合いの木製の家具をプラスするとバランスが良くなります。
トチやポプラなどの白木の一枚板とブルーレジンを使用した、レジンテーブルなどもおすすめです。
ナチュラル
ナチュラルテイストは、自然の温もりを重視したスタイルです。
自然素材ならではの柔らかい印象のおかげで、穏やかな気持ちで過ごしやすい空間を作れます。
天然木の家具をそろえたい方や、シンプルなデザインを好む方におすすめです。
無垢材をベース、素材の質感・風合いを味わえる家具でコーディネートしましょう。
リラックス感を演出するため「曲線的」「アシンメトリー」など、柔らかな雰囲気を醸し出せる家具はぴったりです。
また、ホワイト・ベージュなどの比較的明るいカラーを活用してコーディネートを組むのも特徴です。
一枚板の無垢材家具を取り入れるなら、トチやポプラなど明るい色の木を選びましょう。
西海岸
アメリカ西海岸の暖かな日差しと海を感じさせるスタイルです。
海や空を連想させるブルーを中心に、乾いた質感の木材やカジュアルなデニム素材の小物などを取り入れるのが特徴です。
前述の通り他にも海やリゾートに関係するテイストはありますが、中でも西海岸テイストは開放感や清涼感が魅力的なスタイルです。サーフカルチャーが好きな方にもぴったりです。
取り入れるべき色はブルーです。
西海岸の開放感・清涼感を彷彿とさせるような、爽やかな色味を取り入れましょう。
またカジュアルさも重要なポイントなので、あえて決め過ぎずラフさを意識することも大切です。
ハワイアン
ハワイの自然をイメージしたテイストです。
南国で暮らしているような開放感ある雰囲気で、気分を明るくしてくれるのが魅力です。
活気ある雰囲気で、明るくイキイキと暮らしたい方に適しています。
南国の雰囲気を演出してくれる、ラタンやヒアシンスなどの自然素材を使ったデザインの家具がぴったりです。
もちろん木材のテーブルも相性がとても良いです。
また自然にある色に近いアースカラーや南国の花・フルーツを連想させるカラーなど、ハワイを感じさせる色使いも意識しましょう。
ブルックリン
ブルックリンのレンガ造りの倉庫や工場を彷彿とさせる、工業テイストとヴィンテージテイストを組み合わせたようなスタイルです。
レンガ造りの倉庫などをリノベーションした暮らしが発祥のため、コンクリートやレンガで壁が作られた無機質な空間に、家具などを自分で工夫してアレンジを楽しめるのが魅力です。
自宅がコンクリート打ちの方や、無骨でかっこいい雰囲気にしたい方に適しています。
どのような部屋でも、コンクリート打ちっぱなしのような壁紙を貼ると、ブルックリンテイストに近づきます。
スチールウッドの家具と相性が良く、ブラックやブラウン、グレーなどのダークカラーを取り入れましょう。
温かみのある無垢材のアイテムを取り入れると、かっこよく居心地の良い、良い所取りの空間になります。
ホテルライク
ホテルにいるかのような感覚を味わえる、シンプルかつ高級感あるインテリアテイストです。
ホテルのように、整理整頓がなされた生活感のない空間で過ごしたい方や、高級感ある印象に仕上げたい方におすすめです。
装飾・レイアウト・カラーをシンプルにまとめて、スッキリとした空間に見せることを意識しましょう。
シンメトリーな家具の配置を心掛け、上質な素材の家具や小物を取り入れると、ホテルのような空間に仕上がります。
また「ものを減らす」「隠す収納にする」など、生活感をなくすことも大切です。
北欧
北欧テイストは、シンプルさと木材を多用したナチュラルさ、温かなカラー使いが特徴です。
素朴な家具が好きな方に適しており、万人受けしやすいシンプルなテイストなので、どのテイストを選ぶか悩んでいる方にもおすすめです。
シンプルかつナチュラルなアイテムを選ぶと相性が良く、パイン材のような明るめの色の木材がマッチします。
丸みを帯びた優しいフォルムのアイテムを意識すると、優しく居心地の良い空間にできます。
またホワイトやベージュ、グレーなどのベーシックカラーで統一しつつ、グレイッシュカラー・パステルカラーのような、淡く優しい色の小物を加えると、より北欧らしさを演出できるでしょう。
ミッドセンチュリー
20世紀中頃に流行したアメリカのインテリアテイストで、当時の近未来的なデザインが施された合理的かつ個性的な見た目が特徴で、ポップなカラーや曲線が多用されています。
現代でも通用するおしゃれさがあり、スタイリッシュなデザインが好きな方にぴったりです。
ミッドセンチュリーの特徴は、貝を模したシェル形状をはじめとした曲線的なデザインです。
デザイナーズ家具のような、曲線的で珍しい形状のチェア・ソファ・サイドボード・照明などを取り入れましょう。
また、淡色系やモノトーンといった落ち着いた色合いをベースに、明るいビビッドな原色のポイントカラーを入れたり、壁に模様・オブジェなどを取り入れたりして、アクセントにするのがおすすめです。
ラグジュアリー
ラグジュアリーテイストはホテルのスイートルームのような、高級感あふれる落ち着いた雰囲気のスタイルです。
非日常的な高級感ある空間を、自宅で味わえるのが魅力です。
上質な素材・洗練されたデザインの家具を取り入れるのがポイントで、無垢材の一枚板や大理石のテーブルなど、高級感あるアイテムを選びましょう。
カラーリングは落ち着いた色味で統一して、アクセントにゴールドやシルバーなどゴージャスな色を加えるのがおすすめです。
他には、ブラック・ネイビー・ワインレッド・ダークグリーンなども、高級感を演出してくれる色です。
和モダン
日本の伝統的な和室スタイルに、モダンなスタイルを掛け合わせたインテリアテイストです。
和風テイストに、スタイリッシュな家具を融合させることで、和室の重厚感ある印象を和らげられます。
家具は、洋室であれば和風のものを、和室であれば洋風のものを取り入れると良いでしょう。
和室にマッチする背の低い家具や、ケヤキ・屋久杉など和を感じさせる一枚板の家具がおすすめです。
さまざまなインテリアテイストに合う一枚板の魅力
インテリアテイストは前述の通り数多くあり、趣味嗜好や生活スタイル、家族構成などを踏まえて、どのようなコーディネートにするか考えましょう。
どのようなスタイルでも、一枚板を使用した家具は高級感と個性で、空間に華を添えてくれます。
特にアジアンテイストやジャパンディテイスト、和モダンテイストなどには、一枚板のテーブルがぴったりです。
一枚板とは、大木から取り出される大きな板のことで、加工では作れない、自然が生み出す味わい深いデザインが特徴です。
切り出した一枚板の色・形・木目は唯一無二で、世界に一つだけのデザインとなります。
色合いは樹種によってさまざまで、深い色のウォールナットから淡いトチまで幅広くあるため、多様なインテリアテイストに合わせられます。
まとめ
インテリアテイストには多くの種類があり、テイストによってマッチする家具が異なります。
一枚板を使用した家具であれば、多くのテイストにマッチするので、インテリアの主役として取り入れるのがおすすめです。
無垢一枚板家具の専門店「アトリエ木馬」では、無垢の一枚板からテーブルを中心にデスクやカウンター、テレビ台、ベンチ、サイドテーブルなど、さまざまな一枚板家具を製作しています。
オーダー家具のご相談もお受けしており、世界にたった一つの家具をご購入いただけます。
まずはオンラインストアもしくはギャラリーへの来店予約を、専用フォームよりお問い合わせください。
新着記事
ショールーム
記事カテゴリ
関連記事
更新日 : 2025年03月31日 | BLOG
ファームハウスインテリアとは? 部屋作りのポイントや取り入れたい家具を紹介
更新日 : 2025年03月21日 | BLOG
西海岸風インテリアとは? コーディネートのポイントから調和の取れる家具まで紹介
更新日 : 2025年03月12日 | BLOG
映画『お嬢と番犬くん』に美術協力させていただきました。
更新日 : 2025年03月21日 | BLOG
ヴィンテージインテリアとは? 部屋作りのコツとともに経年変化で魅力が増す家具を紹介
更新日 : 2025年03月03日 | BLOG
「Artificial granite」新作テーブル登場
更新日 : 2025年02月25日 | BLOG