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一枚板テーブルのウレタン塗装とオイル塗装の比較!両者の違いやメリット・デメリットについて解説

サペリ一枚板テーブル

家具にとって塗装は大切な工程で、無垢材や突板など素材を問わず塗装は必須です。

塗装というと「色」をつけるのが目的のように思えますが、家具に施される塗装は必ずしも色が付くとは限りません。

 

例えばウレタン塗装オイル塗装は、無色透明で木材の見た目は大きく変わりません。

両者ともに似た見た目に仕上がるため「何がどう違うの?」と、疑問に思われた方も少なくないでしょう。

 

代表的な塗装であるウレタン塗装とオイル塗装の比較を行うと、両者の特徴や違い、メリット・デメリットがわかります。

どちらの塗装がおすすめか解説します。

この記事でわかること

ウレタン塗装とオイル塗装の違いは?4つのポイント

  • ウレタン塗装
  • オイル塗装

数ある家具の塗装の中でも代表的なのが、ウレタン塗装とオイル塗装

アトリエ木馬の一枚板テーブルの仕上げとしても使用される塗装です。

両者の違いは大きく4つ挙げられます。

 

塗装の種類によって長所・短所があるため、それぞれの違いを把握し、ウレタン塗装とオイル塗装の比較をした上で、適した塗装を選びましょう。

 

見た目、仕上がり

ウレタン塗装の方が、光の反射で白っぽく見えやすくなっています。

オイル塗装は艶消しが施されているため、若干の艶がある程度です。

ウレタン塗装も同じく艶消しが施されているため、正面から見ると大きな差はありません。

しかし光を当てて斜めから見ると、光沢があり白っぽく見えます。

「光沢の出る家具は避けたい」という場合はオイル塗装がおすすめです。

とはいえ技術の進歩で、光沢の少ないマットなウレタン塗装も開発されています。

 

家具を購入する際は正面からだけではなく、斜めからも見て光沢で白っぽくなるか確認しましょう。

 

熱への耐性

どちらも高温には耐えられないので、熱いものを直接置かないようにしてください。

例えば火にかけた鍋やフライパンなどを置くと、ウレタン塗装は白っぽく変化し、オイル塗装は白い輪ジミになることがあります。

 

手に持っても大丈夫なほどの温度なら耐えられますが、念のため鍋敷きやコースターを使用するのがおすすめです。

どちらも極度の熱には耐えられないので、注意してください。

 

水分への耐性

オイル塗装は水に弱いため、濡れたまま放置しているとシミができます。

ウレタン塗装は表面がコーティングされているので水や汚れに強いのですが、オイル塗装は塗膜を作らないため水を吸収します。

ランチョンマットやコースターを使用しましょう。

 

水分への耐性は、ウレタン塗装の方が高いといえます。

 

傷のつきやすさ

オイル塗装は表面を覆う塗膜がないため、傷や凹みがつきやすくなっています。

 

一方ウレタン塗装はコーティングされているため、傷が付きにくいのが特徴です。

ただし傷が付いてしまった場合は、傷跡が白っぽくなるため、オイル塗装より傷が目立ちやすくなります。

 

傷が付きやすいのはオイル塗装ですが、傷が目立ちやすいのはウレタン塗装です。

ウレタン塗装の特徴とは?

  • リビングシーン

ウレタン塗装とオイル塗装の大まかな違いがわかったところで、それぞれ詳しい特徴を紹介します。

 

ウレタン塗装は、表面に樹脂の塗膜を形成するのが特徴。

木の表面を樹脂で覆い保護するため、手触りがツルツルします。

 

ウレタン塗装のメリット

樹脂で覆うため傷や汚れが付きにくく、水にも強いのが大きなメリットです。

汚れてもサッと拭けば問題なく、飲み物をこぼしたり濡れたコップを放置したりしてもシミになりにくくなっています。

小さい子どもがいる家庭でも、使いやすい家具です。

また湿度や乾燥などにも強いため、環境変化による劣化も起きにくくなっています。
定期的なメンテナンスがいらないため、手間なく長期間使用できます。
特に水分を扱う機会が多い、ダイニングテーブルにはウレタン塗装を施すことをおすすめいたします。

 

経年で木の風合いが変化していくので、年月とともに変わっていく味わいを楽しめるのも魅力です。
ウレタン塗装はアトリエ木馬のお客様で最もご利用が多い塗装です。

 

ウレタン塗装のデメリット

デメリットとしては光沢と、傷や摩耗による劣化時のメンテナンスの難しさが挙げられます。

光の当たり加減によっては、白っぽく光沢が出る場合があります。
気になる方は、店頭で色んな角度から確認してみてください。

 

ただし最近のものは艶が出にくくなっているので、中古品など古い家具でなければ、気にならないでしょう。

また傷が付きにくいウレタン塗装ですが、万が一傷や凹みが付いた際は自身で修繕できません。
購入元に問い合わせるなどして、再塗装してもらう必要があります。

 

10年以上使い込んだものだと、傷以外にも塗装が磨耗して剥げる場合もあります。
こうした劣化時に、自分でメンテナンスできないのは覚えておきましょう。

 

メンテナンスの方法

汚れや傷に強いため、水拭き・お湯拭き程度の手入れで十分です。

それほど手間がかからないので、ストレスなく使い続けられるのが魅力です。

もし油汚れが付いた際には、中性洗剤を水で薄めて使用し、水拭きと乾拭きで拭き取ってください。

特別なメンテナンスや日々の手入れが不要なので、気軽に使えます。

オイル塗装の特徴とは?

  • オイル塗装のウォールナット一枚板

オイル塗装は、膜を形成せずに表面に染み込ませるのが特徴。
無垢材の自然な質感や風合いを楽しめます。

ウレタン塗装に比べると、さらさらとした感触です。

 

オイル塗装のメリット

コーティングではなく表面に染み込ませる塗装なので、自然に近い木本来の質感や風合いを楽しめるのが大きなメリットです。

木ならではのしっとりとした肌触りを、直接味わえます。
クスような香る木であれば、良質な香りも堪能できます。

 

また傷や凹みが付きやすいものの、スチームしたり水を含ませたりすることで、簡単に直せるのもメリット。

劣化で塗装が剥げることもないので、自分でメンテナンスしていれば業者に依頼する必要もありません。
オンラインストアにてオイルの塗料の販売も行っております。
メンテナンス用オイルの商品ページはこちら

 

手入れしていくと経年変化で味わい深くなるため、こまめにメンテナンスすることで愛着が増していきます。

定期的なメンテナンスを怠らなければ、長期間使い続けられます。

 

オイル塗装のデメリット

水や汚れに弱く、メンテナンスの手間がかかるのがデメリットです。

濡れたコップを置いたり水をこぼしたりすれば、白いシミが残ってしまいます。
水拭きするとシミができやすいので、固く絞って水拭きするか乾拭きしてください。

 

水拭きや経年で段々とオイルが抜けていくので、定期的にオイルを塗る必要があります。

また木が呼吸しているので、湿度が高まったり乾燥したりすると、反り・割れなどが発生するかもしれません。

水や汚れ、環境の変化などには注意が必要です。
アトリエ木馬ではリビングテーブルやデスク等に使用されることが多い塗装です。

 

メンテナンスの方法

オイルが抜けてくると色の変化やカサツキが出てくるので、年に1~2回ほどはオイルを塗るのがおすすめです。

木に油分が戻ると深みのある色合いになり、細かい傷やシミも目立ちにくくなります。

 

シミや汚れが気になる際には、薄めた中性洗剤で表面を拭き取り、柔らかい布を使って水分を拭き取ってください。
普段の手入れは固く絞った布を使用して、水分を残さないよう注意しましょう。

また目立つシミや傷が気になる場合は、表面をサンドペーパーで削ってから、オイルで磨くのがおすすめです。

 

ただし突板の場合は表面の無垢材が薄いため、削ってのメンテナンスは不向きです。

日々の手入れは必要ですが、使い込むほど味わい深くなるので、経年による変化を楽しめるのが魅力です。

ウレタン塗装・オイル塗装どっちがおすすめ?

  • ゼブラウッド木目

家具に何を求めるかによって、ウレタン塗装・オイル塗装どちらがおすすめかは異なります。

選ぶためのポイントとして、以下が挙げられます。

 

【ウレタン塗装がおすすめ】

  • 日常の暮らしで細かい傷や汚れが生じやすい
  • 日々の手入れや定期的なメンテナンスが面倒
  • 湿度による環境変化が起こりやすい
  • 小さい子どもやペットがいる

 

【オイル塗装がおすすめ】

  • 木の質感・風合い、香りを味わいたい
  • 日々の手入れや定期的なメンテナンスを楽しめる
  • 愛着を持って経年変化を楽しみたい
  • 長年使い続けたい

 

上記どちらに当てはまるかで、ウレタン塗装・オイル塗装どちらを選ぶか参考にしてみてください。

好みや使用する環境に合わせて最適な塗装を選ぼう

  • ウォールナット一枚板家具

同じ塗装でもウレタン塗装とオイル塗装では、さまざまな点で異なります。

 

例えば水や汚れに強く、メンテナンスが楽な家具が欲しいのであればウレタン塗装。

木の質感や風合い、経年変化などを楽しみながら長年使いたいのであればオイル塗装が適しています。

 

アトリエ木馬の店舗ではウレタン塗装・オイル塗装どちらの商品も取り扱っております。
また、展示中の商品の塗装をオーダーにて変更することも可能です。

好みや使用する環境に合わせて、最適な塗装の一枚板天板を選んでみてください。

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