アサメラという選択
こんにちは!アトリエ木馬堀江ギャラリーです。
私は毎日通勤で電車を使っています。いつからだったか、日本語でアナウンスがあったのちに英語でも同じ内容が流れるようになりました。
それは、たとえば「次は西大橋~西大橋~」「We will soon arrive at NISHIOOHASHI」というふうに。
前から不思議なのですが、なぜ固有名詞である「西大橋」も英語になると「ニッシウォウハッスイィ」になるのかという点です。
「ニシオオハシ」ではなく「ニッシウォウハッスイィ」。
この記事でわかること
- 三大銘木チークに似ている「アサメラ」
- 気乾比重とは?数値が大きいほど重たい?
- アサメラは大変希少な樹種である
チークに似た一枚板
さて、西大橋とおなじように私どもの扱う樹種の名前もカタカナと実際の英語ではかなり異なることが予想されます。
今回ご紹介いたします「アサメラ」も現地では「アッサムェイルゥア!」と呼ばれているのでしょう。
その現地というのはアフリカ大陸であり、その広大な大地の中央部に生成しています。
三大銘木のうちのチーク(写真)の代材として使用することもあるアサメラは、とてもきれいな茶色とはっきりした木目が特徴です。
等間隔ともいえるその木目は、ともすれば突板を貼ったかのような均整さを発揮し、一枚板にしては「優等生すぎる」という印象をあたえます。
しかし、過酷な環境であるアフリカ大陸出身の矜持はその重量にあり、気乾比重は0.8にもなります。
気乾比重
ところで、この気乾比重とはなんですか?とお思いでしょう。これは、木の重量を推し量るひとつの基準値のことです。
詳しく言いますと、「木材を乾燥させた時の重さと、同じ体積の水の重さを比べた値」です。
この値が1.0をこえると、それは「水より重たい」という状態を指します。数値が大きいほど重たく、小さいほど軽いというわけです。
ちなみに、かの有名なウォールナット(写真)の気乾比重は約0.6とされています。
つまり、同じ大きさであったならばアサメラのほうが約1.3倍重たいということになります。この気乾比重を使って、一枚板の重さの概算を計算することもできます。
普段の使用に重さはあまり関係ないかもしれません。
しかし「コイツ、本当は結構重たいのだな…」と知ったうえで一枚板に接すると、また違う趣があるかもしれません。
とりあえずの重さを体感したい方は、ぜひお近くのギャラリーまでお越しください!
堀江のアサメラ
ここまでご紹介しましたアサメラですが、実はアトリエ木馬での展示は全店で現在7枚しかありません。
四人掛けサイズにぴったりな長さ150㎝に限っては堀江ギャラリーだけです。
希少な樹種であることが伺えます。
それでは堀江ギャラリーに展示中のアサメラをご紹介いたします。
「一枚板 アサメラ 701-2/2-9-1 (W1500) ウレタン塗装 長さ1500×奥行710~710~780×厚み55(mm)」
厚みが55㎜と重厚であり、チークに似た美しい木目が表れています。
落ち着いた色味であり洋室・和室どちらにもよく合い、光沢のある木目が高級感を演出してくれます。
長さ150㎝、奥行き最大78㎝と使いやすいサイズです。
さいごに
今回ご紹介しましたアサメラの他にも、ウォールナットやトチをはじめとする人気の樹種など、堀江ギャラリーでは多数の一枚板を展示しております。
ぜひこの機会に一枚板テーブルの持つ他にはないぬくもりを店内でご覧になってみてはいかがでしょうか。
スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
※堀江ギャラリーは、梅田ギャラリーへの移転・統合に伴い3月31日をもって閉店いたしました。これまでのご愛顧誠にありがとうございました。