おススメの一枚板 ~歴史を刻む神社のご神木~
皆様、こんにちは。アトリエ木馬梅田ギャラリーです。
夏本番もそろそろ落ち着いてきて、とてもゆっくりではありますが、秋を感じるタイミングが増えてきましたね!
そんな今日は、梅田ギャラリーに展示中の歴史ある一枚板をご紹介させていただきます。
神社のご神木?
九州大分県にある【宮処野神社】
歴史のあるこの神社にはとても立派なトチの大木がありました。
ですが、九州を襲った大きな台風により傾いてしまい、倒木の心配があった為、やむを得ず伐採となった経緯がある丸太です。
このクラスの大木は神主さんを呼び、お祓いをした後に伐採を行い、その後、市場に出てきます。
有名な銘木が伐採され、市場に並ぶ際には必ずと言って良いほど、その情報が弊社、関家具の会長である関に連絡が入ります。
今回ご紹介する、宮処野神社の御神木だったトチの一枚板も、そのおかげでアトリエ木馬で取り扱う事ができています。
国有林・国立公園などに僅かしかないクラスの大きさ…!
幹回りは最大1.8m 幹の長さは15m 推定樹齢450歳 すべてが規格外の銘木。
450年と樹齢が長い事により、樹皮が厚く成長しており、樹皮にも年輪が入っていました…!
このようなサイズ感の銘木は国有林・国立公園などにも僅かしかないと言われており、当然切り出す事などできません。
今後産出される可能性が低い点も踏まえ、とても希少な銘木です。
様々な杢目の表情が詰まった まるで絵画のような一枚
形や天板面に現れている模様も種類が多く複雑で、生きてきた歳月が短くない事を物語っています。
模様の一部として、木材の希少価値にもつながる、【リップルマーク】や【バール】なども見られます。
リップルマークとは、木目が縮んだ様に見える模様です。波の形にも例えられ、木肌に光沢と深みを与えます。
バールとは、コブ杢といい、平面ながら樹皮の凸凹が立体的に見え複雑な模様(表情)を形成します。
ご紹介をしたのは主な杢目であり、他にも様々な杢目が入り混じりとても表情豊かな一つの 絵画の様な一枚板が仕上がっております。