一枚板レジンテーブルの魅力をご紹介
レジンという樹脂と一枚板という木材を組み合わせて作る家具「一枚板レジンテーブル」。
一枚板レジンテーブルは芸術品としての要素も兼ね備えており、家のダイニングテーブルやお店のカウンター、ホテルのラウンジなどいろいろな場面で人の目を楽しませています。
神秘的な美しさを持つレジンテーブルはお部屋を彩るインテリアとしても存在感を放ちます。
今回は、一枚板レジンテーブルがどのようにして作られていくのかと、その魅力をお伝えいたします。
この記事でわかること
- レジンテーブルの価格相場
- 一枚板を使用したレジンテーブルの魅力
- レジンテーブルの製造工程
一枚板レジンテーブルとは
一枚板レジンテーブル(resin table)とはレジンという樹脂と一枚板を組み合わせて作るテーブルです。
海外でリバーテーブルもしくはウッドリバーテーブル、レジンリバーテーブルという名称で誕生。
レジンの透明度や彩色の豊富さが一枚板と融合した家具は、まるで自然の美しさを表現しているようで、海や川のイメージさせるデザインはSNSを通じて多くの注目・人気を集めました。
日本でもそのデザイン性の高さは大きな話題となりました。
アトリエ木馬が製作を行い販売を開始するとともに、国内のその他一枚板ブランドでもレジンテーブルを取り扱うようになり、レジンテーブルはより身近な存在になりました。
一枚板レジンテーブルの特徴
レジンといえばハンドメイドでとても馴染みがあるキーワードです。
透明感のあるレジンの中に花やビーズを閉じ込めてあるアクセサリーを見かけたことがある方も多いでしょう。
レジンは、液状の樹脂を水のようなクリアな透明感で固めることも、色を付けて水晶や宝石のような硬質感を出して固めることもできる、とても柔軟性の高い樹脂になります。
一方で一枚板は、長年の歳月をかけて成長した大木をスライスして切り出した1枚の板です。
木目や形が一枚板のそれぞれの個性となっており1つとして同じものはありません。
天然の水や鉱石を連想させるレジンと、大木から切り出した一枚板。
この2つの組み合わせでできる一枚板レジンテーブルは、まさに大自然をテーブルの天板に広げたような、ダイナミックなデザインになります。
レジンテーブルは一枚板以上にお客様にとって世界にひとつのテーブルとなるのです。
レジンテーブルの価格
レジンテーブルと一枚板レジンテーブルでは価格が大きく変わります。
レジンだけで作られたテーブルは、通販などの価格を見てもわかる通り、手頃な値段で購入可能です。
安いものは1万円台から購入することができるでしょう。
一方で一枚板レジンテーブルは、一枚板そのものの希少価値が高いため、一枚板の価値によってその価格はかなり幅広くなります。
また、異素材を組み合わせるため単体のテーブルよりも製作難易度は格段に上がります。
一枚板の価格はおよそ20万円~50万円以上なので、レジンテーブルの場合はさらにレジンやその他のパーツなどの費用が上乗せされると想定しておくと計算しやすいでしょう。
レジンテーブルを購入できる場所
レジンテーブルは、家具専門店や通販で手軽に購入・オーダーすることができます。
一枚板を使った一枚板レジンテーブルも、既に製作された状態であれば通販や一枚板専門店、家具専門店などで購入することができますが、オーダーメイドでの一枚板レジンテーブルは、一枚板専門店での購入がおすすめです。
一枚板を使ったテーブルとなると、おそらく一生ものの家具となるでしょう。
そのため、専門店でどういったテーブルに仕上げたいのか、プロと相談していくことが大事なポイントになります。
製作に関するご相談、お見積りは無料で行うことができますので、お気軽にお問い合わせください。
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レジンテーブルの製造方法を解説
異素材である樹脂のレジンと一枚板を組み合わせたテーブルは、それぞれの素材の特性を考えて製作する必要があり、加工には高度な技術が要求されます。
作り方を知っていてもクオリティの高いものであればそれだけ、職人による丁寧な作業が必要となってくるのです。
以下で製造過程をご紹介いたします。
材の選定/木取り
まず、一枚板レジンテーブルに使う一枚板を選定していきます。
通常、一枚板テーブルを製作する場合、テーブルの面に使用できる一枚板は幅、長さ、厚みなどによってある程度条件が絞られてきます。
例えば、形状に大きな特徴がある、大きな穴が空いているものや、テーブルには不向きな幅しかないものは一枚板テーブルとして使うには難しいでしょう。
しかし、一枚板レジンテーブルに使う場合は、大きな穴があったり、割れていたりする素材こそ「木の面白さ」「個性」となり、最適な木材となり得ます。
実は銘木の最も面白い部分を使用できるのはレジンテーブルなのです。
一枚板選定後は、木取りという作業を行います。
木取りはテーブルが完成した時のデザインをイメージして、どの位置に木材を置き、レジンを流し込むのかを決める作業。
レジンと一枚板のどちらの魅力を最大限に生かし、2つの素材が調和するデザインを考える、とても重要な工程です。
レジンの流し込み
レジンの流し込みの工程では割れやくもりが発生しないように、また、綺麗な透明度を作り上げる為に、流し込みの量を細かく調整しながら作業を進めていきます。
作業をする場所の温度、流すタイミングによって仕上がりが大きく変わってくるため、高い品質を保つ特に重要な工程と言えるでしょう。
流し込むレジンは無色透明以外にも青・紫・赤など、様々な色をつけられます。
一枚板の色見に合うようにレジンの着色の配合を調整するのも仕上がりを左右する要素です。
研磨 〜 仕上げ
研磨の工程では、何段階もの研磨用ペーパーを使い丁寧に研磨していくことが大事です。
表面の滑らかな手触りと樹脂の透明度は、研磨の仕方によって左右されます。
その後、研磨剤を使ってつや出しを行うことで、テーブルの表面は光沢感のある美しい仕上がりとなるのです。
レジンテーブルの魅力
一枚板レジンテーブルは、高級感を出す家具として憧れる方も多いのではないでしょうか。
例えばワークスペースに設置するデスクとして、あるいはリビングソファに合わせて設置するローテーブルとしてなど、どの場所でも映えることは間違いありません。
一枚板レジンテーブルの魅力はたくさんありますが、そのうちのいくつかの魅力をご紹介します。
個性的な形を生かす
一枚板レジンテーブルの魅力はなにより、個性的なテーブルを作ることができるという点が挙げられます。
一枚板と言えば、「大木をスライスして切り出した一枚の大きな板」をイメージする人が多いかもしれません。
一枚板レジンテーブルに使用する一枚板は、そうした大きな板を使って作ることもありますが、例えば穴が空いてしまっている板や、テーブルにするには幅が足りなかった板、形が複雑すぎる板などを使用することがあります。
レジンを流し込む部分が必要になるため、必ずしも一枚板テーブルで使うような板である必要はないのです。
また、一枚板テーブルは欲しい幅や長さに合わせて一枚板を探す必要がありますが、一枚板レジンテーブルは、ある程度テーブルの幅や長さはレジンによって調整ができますので、テーブルの大きさに合わせて一枚板を選ぶ必要もありません。
一枚板の選定の幅が広がる点も一枚板レジンテーブルの魅力と言えるでしょう。
レジンは一つのアート
日本には「金継ぎ」と呼ばれる工芸技術があります。
これは昔ながらの工芸手法で、割れや、ヒビが入ってしまった陶磁器を漆で接着し金などの金属粉で仕上げる修復手段の一つです。
完璧ではない、不完全なものに美しさを感じ愛着が生まれるのは、ワビサビにも通じる日本人独自の感性かもしれません。
一枚板も、大きく曲がったり、欠けたりしているものは、そのままでは家具の木材として使うには難しいですが、レジンで補うことで一枚板レジンテーブルのような家具に生まれ変わります。
一枚板レジンテーブルは、「金継ぎ」に近い要素をもったアートとも言えるでしょう。
商品でありながら、作品でもある、一点物ならではのテーブルです。
一枚板レジンテーブルの作成はアトリエ木馬へ
一枚板とレジンを組み合わせた加工方法は、今までより一枚板のデザインの幅を広げられるようになりました。
レジンの加工は自由度が高く、家具を使う方自身がどのようなデザインに仕上げたいのか、決められます。
一枚板の重厚感とレジンの透明感で部屋をより魅力的に彩ることでしょう。
また、カラータイプのレジンテーブルも製作が可能です。
定番のブルー、空間を引き締めるブラックなどカラーのバリエーションは多数です。
お好みの色味を加えることでよりおしゃれかつお部屋のインテリアにマッチしたテーブルが完成します。
アトリエ木馬では、どこにも真似できないクオリティで、生活に寄り添う一枚板テーブルをご提案いたします。
一生ものの机を検討している方はぜひ一度アトリエ木馬にご相談ください。