更新日:2025.05.12
ボセとは?木材としての特徴、魅力を解説
広大な自然に恵まれたアフリカ。
雨季乾季がある気候の中で生育する木々は、厳しい環境にも負けずに大きく成長する樹種が存在しています。
その姿は力強く、神秘的な印象を受ける程です。
年数をかけて生まれた色彩や表情は、木材として様々な用途で活用されています。
アフリカ原産の樹種は、一枚板テーブルにも使用されており、各樹種は個性的な風合いを持っています。
日本から遠いアフリカの地、その自然を感じる事が出来る一枚板。
家具として使用する際、より深い満足感を感じられるのではないでしょうか。
今回は、アフリカ材の中でも人気の高い「ボセ」をご紹介させて頂きます。
この記事でわかること
ボセについて
産地:西アフリカ~ナイジェリア南部
カメルーン、コンゴ民主共和国、コートジボワール、ガーナ、ナイジェリア、シエラレオネ、ウガンダ等の国々で生育。
センダン科の広葉樹で、樹高30~50メートル、直径1メートル超える程にも成長する事もあり、一枚板ダイニングテーブルとして奥行ある材が確保しやすい巨木になります。
ボセは綺麗な色彩と杢目、耐久性にも優れています。
また、収縮の少ない安定した材として、加工性も高いことから、家具材だけではなく、ボート材、床材、楽器、彫刻等で使用されています。
赤みを帯びたオレンジ色がチェリーに似ていることから、別名「アフリカンチェリー」とも呼ばれていますが、同じ別名で呼ばれている「マコレ」は、異なる樹種になります。
ボセのおすすめポイント
ここではボセ一枚板のおすすめポイントをご紹介いたします。
店頭で実物を見て頂く際には、ぜひここでご紹介するポイントをチェックしてみてください。
絶妙な色彩、杢
ボセの大きな魅力は、色彩、光沢の杢です。
全体的に赤みのあるオレンジ色ですが、外側の辺材部分は薄く色が変化しています。
その色差がよりアクセントになっており、その色彩の中に光沢ある杢が入ることで、美しいグラデーションを持った表情を作り出しています。
ウレタン塗装に仕上げる事で、よりキラキラと光沢感が鮮明になります。
照明の当て方や、日光で見える表情も変わりますので、この絶妙な輝きは飽きることはないと言えます。
また、ボセは使い込むことで色感が濃くなっていく経年変化がある事から、年月を重ねるごとに愛着がより深まっていきます。
迫力あるミミ
一枚板の良さを感じられる点の一つ、ミミ。
ボセ材は一枚板として仕上げていく際、ミミ部分が残りやすく、またデコボコした状態の製品もございます。
写真のような険しいミミの一枚板は、サイドから見た姿が力強い生命力、これぞ一枚板! といった風格ある姿を存分に味わえます。
明るい色彩、迫力あるミミの組み合わせは、どこかアフリカの自然を感じられる、他にはない魅力があります。
ボセ一枚板テーブルを使用したコーディネート
ここでは、実際にアトリエ木馬でご納品させて頂いたボセ一枚板テーブルのコーディネート事例をご紹介いたします。
ボセはアトリエ木馬の中でも非常に人気のある樹種なので、今までに数多くの納品事例がございます。
ボセの一枚板テーブルが気になっている方はぜひご参考にしてみてください。
デザイン違いのウォールナット材チェアを合わせたコーディネート
異なるデザインのチェアを合わせたコーディネートが印象的な納品事例です。
どの樹種を選ぶ場合も同じですが、椅子のデザインがバラバラでも不思議とまとまりが出るのが一枚板テーブルの良いところ。
デザイン性のあるランプシェードとの組み合わせもおしゃれで素敵です。
ボセ×ウォールナット×ブラック色で統一感のあるコーディネート
ウォールナット色の建具とブラック色のキッチントップの内装に、ウォールナットにブラック色の座面のチェアを合わせて統一感のあるコーディネートに。
ボセの温かみのあるオレンジ色が全てのインテリアのつなぎ役になり、空間をまとめてくれています。
黒色のスチール製の脚を合わせているところもポイントです。
細身の鉄製の脚でモダンな印象に
温かみのあるオレンジ色が特徴のボセの一枚板でも、すっきりとした印象の鉄製のテーブル脚を合わせると、途端にモダンな印象になります。
グレー色の床に、ボセ一枚板テーブルと北欧風のナチュラルテイストのチェアの組み合わせが、シンプルでありながらもぱっと目を惹く素敵なコーディネートです。
温もりある空間を演出してくれる
木材家具を使用する際、木に触れることで癒しを与えてくれますが、ボセの暖色は視覚的にも、深い温もりも感じて頂けると思います。
ご家族での食卓の際には、より素敵な時間を過ごせるのではないでしょうか。
是非、ボセの一枚板をご検討下さい。