【2024年最新】一枚板テーブルの人気おすすめ樹種ランキング 1位~10位
【2024年7月更新】
自宅に一枚板テーブルを置きたいけれど、どのような木の天板が使われたテーブルを選べばいいのか分からないという方、多いのではないでしょうか。
一枚板は樹種によってさまざまな機能性や魅力があるため、どの樹種を選ぶかが大切になります。
そこで今回は、一枚板テーブルのおすすめ樹種ランキングを紹介します。本記事を読めば樹種の機能性や魅力が理解できますので、一枚板選びの参考にしてください。
この記事でわかること
一枚板テーブルとは?
一枚板とは高齢樹で育った大きな木を切り出して製材(丸太をカット/スライス)した無垢材を、他の木材とつなぎ合わせることなく仕上げた板材のことをいいます。
そして、一枚板を天板に使用して製作されたテーブルが一枚板テーブルです。
一枚板テーブルの天板は、他に同じ木目・形のものが存在しないため、テーブルそのものに唯一無二の価値があることが特徴です。
木目や形状からは、生物としての生きざまやストーリーを感じられるほか、自然の形のまま切り出された一枚板が使用されることから、自然の木が持つ美しさを感じることができるでしょう。
高級家具として扱われることが多く、世代を超えて受け継がれるケースもあるなど、存在価値の高いプロダクトとなっています。
一枚板テーブルのおすすめ樹種ランキング
一枚板テーブルの天板にはさまざまな樹種が用いられます。樹種によって一枚板の表情や性能が異なるため、一枚板テーブルを製作・購入する場合は、樹種を比較・検討する必要があるでしょう。
そこでここでは、一枚板テーブルのおすすめ樹種をランキング形式で紹介します。おすすめの樹種は次のとおりです。
1位:クス/楠
2位:ウォールナット
3位:ケヤキ/欅
4位:トチ/栃
5位:ボセ
6位:ポプラ
7位:パープルハート
8位:ゼブラ
9位:モンキーポッド
10位:ウェンジ
今回はこのランキングに入った人気樹種をご紹介したいと思います。
1位:クス / 楠
クスは日本全国に分布する常緑高木で、日本人にとって馴染みの深い樹種です。
国産材の中でも幹が太くなる木が多いため、幅の広い一枚板が取れることで知られています。
乾燥時には高い技術が必要になりますが、加工性の良さから家具やテーブルの素材としてさまざまな用途に使用されます。
色合いは赤っぽいものから白っぽいものまで、木目はすっきりしたものから荒々しいものまであるなど、様々な色合い・木目があるのが特徴です。
ただし、一般的に出回るのは黄褐色から淡い褐色で、木目が大きく分かりやすい一枚板が多いようです。
一枚板テーブルにした場合、外側の耳の部分も緩やかな形状となることが多いといえます。
人気が高い樹種でありながらも、他の樹種と比較して安価で購入できるのも魅力です。
2位:ウォールナット
ウォールナットは、チークやマホガニーとともに世界三大銘木といわれている樹種です。
ヨーロッパや中東などに広く分布しており、ウォールナットにも多くの品種がありますが、木材の世界では北米産のものをウォールナットと呼びます。
板材として切り出した際に発生する紫色のような深い暗褐色の木肌が特徴です。
ウォールナット独特の風合いや木目、木肌の美しさから、高級家具の材料として重用されており、歴史的な舞台やラグジュアリーな場所の家具には、ウォールナットを用いたものが多く使われています。
また、高級感に加えて空間に温かみと落ち着きを与えてくれることから、さまざまな家具に使用されています。
木材としての品質が高く、堅牢性や加工性が高いことから、家具を含めた幅広い用途に使用されてきました。かつては飛行機のプロペラやライフル銃の銃床に使用されたこともあります。
特に価値の高い一枚板テーブルを求める場合は、ウォールナットがおすすめです。
3位:ケヤキ / 欅
ケヤキは日本を代表する広葉樹です。
北海道を除く日本全国に広く分布しており、古くから神社や仏閣の建築材として重用されてきた他、市街地の街路樹として採用されていることが多い樹種です。
重厚で強度があり、耐久性・耐水性も高いことから、家具材としてよく使用されています。
色目の美しさが特徴的で、色味が白に近い青ケヤキや、オレンジから濃い朱色へと変色していく赤ケヤキがあります。
経年変化により心材と辺材とのコントラストが強くなり、色味のグラデーションが生まれるのも魅力です。
木目の表情も豊かで、牡丹杢、縮み杢、珠杢など装飾性の高い模様がある一枚板も多く存在します。
樹齢の高いケヤキの根元部分には玉杢という丸い模様が現れることがあり、縁起が良く高値で取引されることもあります。
4位:トチ / 栃
日本原産で日本の幅広い地域に分布する樹種です。特に、北海道の南部や東北地方など、寒冷地に多く生育しています。
栃の文字が県名に入る栃木県では県木に指定されている他、樹齢が高く、立派に生育する気が多いことから、日本国内で御神木として祀られることが多い樹種となっています。
落葉広葉樹で大きいもので高さ30m以上、幅は2mにもなる大木です。赤色や黄金、白色など、さまざまな色合いが生まれ、個性的で美しい木目があるのが特徴です。
加工しやすいことから家具を始め、器や建築材など幅広い用途で使われています。家具としてはテーブルの天板に使用されることが多く、他の樹種や異素材との相性も抜群です。
木目の美しさ、豊富な色合い、頑丈で長く使えるなど、一枚板テーブルとしての使いやすさも魅力でしょう。
5位:ボセ
ボセは西アフリカが産地の樹種です。センダン科の広葉樹で、樹高30~50メートル、直径1メートルを超えるほど成長することもあります。
一枚板ダイニングテーブルとして奥行ある材が確保しやすい巨木になります。
ボセは綺麗な色彩と杢目、耐久性にも優れています。
また、収縮の少ない安定した材として、加工性も高いことから、家具材だけではなく、ボート材、床材、楽器、彫刻等で使用されています。
赤みを帯びたオレンジ色がチェリーに似ていることから、別名「アフリカンチェリー」とも呼ばれます。
全体的に赤みのあるオレンジ色ですが、外側の辺材部分は薄く色が変化しています。
その色差がよりアクセントになっており、その色彩の中に光沢ある杢が入ることで、美しいグラデーションを持った表情を作り出しています。
ボセは使い込むことで色感が濃くなっていく経年変化がある事から、年月を重ねるごとに愛着がより深まっていきます。
6位:ポプラ
ポプラは落葉広葉樹で北米を中心に分布している樹種です。木材の世界ではポプラというとイエローポプラ(アメリカンホワイトウッド)を指すのが一般的です。
樹高は高いもので40mにもなり、太い柱のようにまっすぐ早く育ちますが、一方で寿命が短い木としても知られています。
柔らかく加工しやすいという特徴があり、木工用材としてさまざまな用途で使われています。日本でもDIY用の木材として、ホームセンターなどで目にしたことがあるかもしれません。
肌白の美しい淡い色が特徴で、使用したテーブルや家具が素朴な風合いを醸し出すことから、ナチュラル系インテリアとの相性は抜群です。
前述のとおり、大きく育つ樹種のため、一枚板テーブルの天板として使用すれば、木の質感や温もりを感じやすいでしょう。
また、コブ杢が入った一枚板テーブルは他にはない個性があり、人気を集める傾向にあります。
7位:パープルハート
パープルハートは中南米からブラジル南部の熱帯地域が産地の樹種です。こちらも大きく育つ木で、樹高40m、直径1.2mにもなります。
樹種の名前にあるように、鮮やかな紫色の肌目が特徴です。
伐採直後は褐色の肌目ですが、空気に触れることで変色していき、ワインのような色になっていきます。
さらに時間が経過すると紫色からチョコレートのような色に変化するため、経年変化を楽しみやすい樹種といえます。
心材は紫色ですが、辺材は黄味がかった白色となっており、コントラストを楽しみたい方にもおすすめできる樹種です。
家具や内装材や化粧突板など、色合いを生かして使用されることが多いですが、硬い素材で樹脂を多く分泌することから、加工性に難があります。
しかし、強度・耐久性がともに高いため、一枚板テーブルの素材として向いているといえるでしょう。
8位:ゼブラ
ゼブラは主にアフリカ大陸に自生する落葉高木のひとつで、樹高30m、胸高直径が1.5mほどに成長する木です。
その名の通り、材面の模様がしまうまのストライプに似ていることから名付けられました。
その特徴的な美しい木目と高級感ある色合いから、家具や床材、内装材として利用されることが多く、世界中で高い評価を受けています。
特に、家具や楽器にはよく使われ、その特徴的な見た目や音響特性が評価されています。
明るい黄色や淡い茶色の地色に、黒や濃い茶色の縞模様が入った、美しい木目が特徴です。
人と被りたくない、お部屋のアクセントになるテーブルが欲しい、自然の力強さを感じたい、そんな方にぜひおすすめしたい樹種です。
9位:モンキーポッド
モンキーポッドはメキシコや中南米が産地の木です。
はっきりとしたコントラストの木目が特徴的で、濃い茶色、金褐色、アイボリーなど様々な色合いを楽しむことができます。
色味に幅があることから、どんなインテリアに対しても馴染みが良く、お部屋をまとまりのある印象に仕上げてくれます。
また、動きのある木目が現れることも多く、一枚板らしい存在感を放っています。
10位:ウェンジ
ウェンジはアフリカ中央部に生育しています。
ウェンジは、ギターやベースのネックとしての使用頻度が高くなっています。
高い強度と曲がりにくい性質は、音程を調整する細長いネック部分に適しています。
硬い木材であるため、音質は非常に明瞭になるのが特徴です。
家具材としては独特でモダンな漆黒の木としていろいろな家具類に使用されており、ダイニングテーブルやカウンターテーブルなどで一枚板として使うとより個性が引き立ちます。
板面に現れるさざ波のようなリップルマークはとても美しい繊細な模様で、シックな木調を好む家具ファンたちから絶大な人気があります。
衝撃や曲げにも強く耐摩耗性も高いことから一枚板としてもおすすめしたい樹種です。
一枚板テーブルの選び方
一枚板テーブルで人気の樹種が分かったところで、ここからは一枚板テーブルの選び方を解説します。
一枚板テーブルは、次のポイントを意識して選びましょう。
・部屋の雰囲気に合わせて選ぶ
・製法にこだわったものを選ぶ
・アフターケアのある業者から選ぶ
部屋の雰囲気に合わせて選ぶ
一枚板テーブルは一般的なテーブルと比較して存在感が大きくなりやすいといえます。選ぶ際には、部屋の雰囲気に合わせることを意識すると良いでしょう。
一枚板テーブルは天板の形状はもちろん、肌目の色や杢目なども樹種や製品によって異なります。ダイニングやリビングダイニングのインテリアの雰囲気に合わせたい場合は、お部屋全体の色味に近い一枚板テーブルを選択すると馴染みよくまとまります。
アトリエ木馬では、一枚板販売の専門スタッフが皆様のお部屋にぴったりな一枚板をご提案させていただきますので、「どんな一枚板を選べばいいのかわからない」というときでもお気軽にご相談ください。
製法にこだわったものを選ぶ
一枚板は、自然素材である無垢材をそのまま使用した家具であるため、その製法・加工には高い技術が求められます。
アトリエ木馬では家具産地福岡県大川市の自社工場にて、仕入れから乾燥・加工まで一貫して熟練の職人の手と専用の機械を用いて行っています。
特に一枚板の乾燥に関しては、適切な処理を行っていないと割れや反りが起こりやすくなる場合もあります。
アトリエ木馬では、まず自然乾燥・人工乾燥と最低でも2年、長いものになると10年近く乾燥を行い、加工を進めています。
そのため、木としての品質もテーブル天板としての品質も高い一枚板が仕上がります。
アフターケアのある業者から選ぶ
一枚板テーブルを購入する場合は、アフターケアを提供する業者から購入することをおすすめします。
一枚板テーブルはこまめな手入れが必要な上、反りや割れなどが起こりやすい製品です。木の呼吸によって伸縮するケースも多いため、場合によっては修理が必要になるケースもあるでしょう。
アフターケアを提供する業者から購入した場合、規定の期間内の修理を無料で受けられる上、何かあればいつでも相談が可能です。
逆に、アフターケアを提供しない業者では、修理に多額に費用が発生する他、場合によっては購入後に縁が切れてしまい、修理業者を探さなければならないケースもあります。
経年変化を楽しめる一枚板テーブルだからこそ、長く付き合える業者から購入すると良いでしょう。
まとめ:一枚板の人気ランキング1位はクス/楠
一枚板テーブルの人気樹種ランキングを紹介しました。
一枚板テーブルの天板には、さまざまな樹種が使用されます。樹種によって特性や魅力などが異なる他、こまめに手入れをすれば世代を超えて使用できるでしょう。
また、同じ樹種でも表情が異なるため、他にはない独特の魅力を持ったテーブルとなります。
あなたの生活やインテリアに合った世界に1つのテーブルを探してみてはいかがでしょうか。
また、アトリエ木馬では一枚板テーブルの天板やテーブル脚の他、さまざまな家具を取り扱っています。
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