更新日:2023.01.18
季節の変わり目にメンテナンスを
皆様こんにちは。
アトリエ木馬堀江ギャラリーです。
昼間は優しい暖かさを感じますが、夕方につれてぐっと冷え込むようになってまいりましたね。
季節の変わり目はお体にも負担がかかりやすいので、皆様ぜひご自愛くださいませ。
一枚板も同じく、私たちと一緒に生きており、ともに生活をしているパートナーです。
季節の変わり目は、一枚板にとっても大切な時期。
これから迎える冬に向けてオイル塗装の一枚板の簡単なケアをされてみてはいかがでしょうか?
先日、アトリエ木馬堀江ギャラリーにて長年ご愛顧いただいておりますS様と一緒にオイル塗装を行いましたので、その様子をご紹介させていただきます!
S様に今回ご購入いただきました一枚板は、アフリカ材の「サペリ」という樹種で、規則正しく配列したリボン杢という美しい杢が現れるのが特徴です。
サイズはW1100×D500ほどでローテーブルにぴったりの一枚板です。
一番最初に行う工程は「紙やすりで磨く」です!
今回はお店で行いましたので、機械を使用して丁寧に磨いていきます。
この時に雑に機械を動かしてしまうと木目が傷んでしまい、仕上がりもあまり美しくありません。
木目に沿って上下に動かしながら磨くことがポイントです。
S様の旦那様は内装のお仕事を行っていることもあり、とても器用かつ繊細で職人並みにお上手でした!
旦那様のご指導の下、奥様もチャレンジ!
奥様のことをやさしく見守られている旦那様がとても印象的でした。
研磨作業は両面ともにしっかりと行います。
もし一枚板に傷や打痕などが入っても、オイル塗装であればご自身で板を磨いてあげることで傷も目立たなくなります。
オイル塗装の醍醐味ですね!
最後にオイルを薄ーく薄ーく塗り込みます。
とても美しい杢が浮かび上がってきました!
この瞬間は研磨の大変さを忘れさせてくれる瞬間です。
オイルを丁寧に両面とも塗った後は、半日ほどかけて乾かします。
ゆっくりと板にオイルを浸透させるのがポイントです!
オイルがしっかりと浸透し、とても滑らかな触り心地の仕上がりとなりました!
この滑らかな仕上がりは、S様の研磨がとても美しかったことを表しています。
オイル塗装の板をお持ちの方は冬の乾燥の季節になる前に、一度メンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?
S様のご自宅にはこれまでにもダイニングテーブルやTVボードなど、たくさんの一枚板を納品させていただいており、とても素敵なお部屋です。
オイル塗装の一枚板は、オイルが抜けてしまうと水分を吸いこんだりしてシミが付いたり…というマイナスなイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、今回のようにご自身でメンテナンスを行うことで傷やシミを無くすことができます。
さらに深みがでたりと、手をかければかけるほどより素敵な一枚板になります。
ぜひ、オイル塗装の板をお持ちの方は冬の乾燥の季節になる前に、一度メンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?
皆様の一枚板との生活がより良い空間となりますように!