個性的な形が魅力的 横浜ギャラリー一枚板特集
皆様こんにちは。
アトリエ木馬横浜ギャラリーです。
早速ですが、普段皆様が目にする木は比較的まっすぐ縦に育っていることが多いと思います。
街路樹、お庭の木、絵画で目にする木など…
しかし、中には崖に生育していたり、強風や積雪などの影響を受けやすい過酷な環境下で育ったりする木もあります。
その場合木にストレスがかかり木目が乱れることで光沢のある杢が現れます。
木が頑張って成長した証ですので、より愛着が湧くというお客様も少なくありません。
今回はそんな自然の環境が作り出した個性的な模様や形が魅力の一枚板をご紹介いたします。
人気No1の一枚板 トチ
明るい色味の一枚板ではNo1の人気を誇る樹種になります。
色味の美しさに加え、すべすべと滑らかな手触りも人気の理由です。
トチは水分を運ぶ導管が他の木と比べて細いためすべすべとしたきめ細かな触り心地になるようです。
こちらは長さ150cmで4人掛けにぴったりなサイズのトチの一枚板です。
ミミと呼ばれる側面の部分が滑らかな曲線を描いていますね。
この滑らかな曲線も、上部の重みで長い時間をかけて曲がったのか、山の斜面に芽生えたことでまっすぐ上に伸びようと軌道修正を行ったのか…と
様々な想像ができます。写真で見て左下の部分に輝く杢が入っているのも、成長過程で何らかの負荷がかかったことを物語っています。
美しい見た目は、厳しい環境が生んだ賜物と言えますね。
また、色味が明るい樹種ですので、ダイニング空間をパッと明るくしたい、という方にもおすすめです。
定番の一枚板 ウォールナット
こちらも4人掛けにおすすめの長さ150cmサイズ。
末広がりの形状なので製材前の木が立っていた光景を想像しやすいですね。
写真左側に大きな節がありますが、こちらは太い枝が映えていた部分になります。
素直な木目と大胆な木目が共存しており、まるで一枚の絵画を見ているかのよう。
少し広めのソファに合わせて、リビングテーブルとして使用するのも良いかもしれません。
滑らかな曲線が特徴的な一枚板 カエデ / タブ
こちらは形状が似た2枚。
異なる樹種ではありますが、なだらかな曲線を描く形がそっくりです。
前述したトチと同様、どのような過程で曲がって育ったのか想像して思いを馳せるのもこの一枚板を使う楽しみの一つになるかもしれません。
外皮がしっかりと残っているので遠目でもテーブルの輪郭がはっきり見え、存在感が抜群の一枚板です。
【番外編】ワンポイントのレジンが特徴 ウォールナット
最後にご紹介するのは、ワンポイントにレジンが入ったデザイン性のある一枚板テーブルです。
こちらのウォールナットは端から中央にかけて入った割れの部分にレジンを入れており、この世に二つとないデザインに仕上げています。
木本来の姿を生かしたことで木の荒々しさを感じさせ、お部屋にインパクトを与えてくれます。
同じウォールナットの一枚板でもかっこよさや温かさなど印象が異なるのが、一点物である一枚板テーブルの魅力ですね。
今回は個性的な一枚板を5枚ご紹介させていただきました。
実は、形に個性がある一枚板は国産材のものが多かったりもします。
なぜなら、広い草原などに生育するアフリカなどの大木に比べて日本の大木は山などの険しい場所に生育することが多く、より過酷な環境で育っているからです。
もう一つ特徴を上げると、国産材はアフリカ材に比べて少し柔らかいものが多いという特徴もあります。
正確には国産材が柔らかいというよりはアフリカ材が硬いという方が正しいのですが、アフリカ材のように時間をかけてゆっくり大きく育った木の方が中身が詰まっており、より硬く・重くなる傾向にあります。
生育する地域によって形や硬さなどに特徴が現れるのも自然を生きている一枚板ならではですね。
このように一枚板テーブルも裏側を知るとより愛着が湧いてきます。
ぜひ家族の一員のような素敵な一枚板テーブルを見つけてみてください。