【神秘】樹齢500年!時を超えて生きるクスノキの奇跡
こんにちは!アトリエ木馬吉祥寺ギャラリーです。
ついこの前年越しをして2025年になったと思っていましたが、早いもので3月が終わろうとしています。
皆様は2025年の目標は決めましたか?それともこれから決める方も多いのでしょうか?
私は毎月本を読むことと、行ったことない場所へ積極的に行ってみるということを目標にしました!
そこで先日、初めて兵庫県の神戸市へ行った際に参拝した生田神社に、楠の御神木が祀られていましたので、今回は「御神木」について触れていきたいと思います。
1800年という長い歴史を持つ神社
まず生田神社について簡単に触れていきましょう。
生田神社は神戸市中央区に位置し、1800年以上の歴史を持つ由緒ある神社です。
大同元年(806年)、生田神社は朝廷から「神戸(かんべ)」という生田の神を守る家を与えられ、それが現在の神戸(こうべ)の由来となったそうです。
神社には縁故のあるものとして御神木が象徴的に祀られていることが多く、生田神社と御神木もそのうちの一つです。
楠の御神木が祀られていることで有名なため、御存じの方も多いのではないでしょうか。
縁結びや恋愛成就の神様として知られている
生田神社が縁結びや恋愛成就の神様として知られるようになったのは、ご祭神である稚日女尊(わかひるめのみこと)に由来します。
稚日女尊は、機織りの神様として伝えられています。
糸を紡ぎ、織物を織り上げることから、「糸と糸を織り成すように、人と人との縁を結ぶ」と考えられてきました。
そんな由緒ある神社に祀られている御神木が「楠の木」です。
神社の境内で我々を待ち構える”圧倒的”存在感
御神木と聞くと皆様はどんなイメージを思い浮かべますでしょうか?
おそらく多くの方が天高く枝が生い茂げり、圧倒的なスケールの巨木を想像するかと思います。
しかし、生田神社の御神木は我々のイメージの’それ’とは少し異なります。
参拝も終わり拝殿の脇道を進んでいくと、、、その姿が露になりました。
生命力が垣間見える太い幹にはしめ縄が施され、正面には”500年”という歴史を刻んだ輪切りの年輪が、我々に命の儚さを訴えかけてくるような、そんな楠の御神木が待ち構えていました。
ではこの楠がなぜ、幹の部分が途中で欠如してしまっているのか・・・
それは昭和20年6月5日の神戸大空襲の被害を受け、焼け爛れてしまったがことが原因です。
しかし、焼失してもなお力強く蘇ったことから、現在では再生、再起、合格、復活、復興の象徴として信仰されています。
今もなお生き続けるその勇ましさに、得も言われぬパワーを感じました。
一枚板としてもその存在感は落ちることはなく…
神社に祀られることの多い、そんな縁起の良い「楠」は一枚板となってもその魅力は衰えません。
育ってきた歴史を感じさせる杢目、和室から北欧スタイルまで様々なお部屋に合わせやすいナチュラルな色味に加え、様々な色をあわせもつので見るたびに好きなところが増えていく。
オイル塗装であれば樟脳の香りも楽しめるなど万能な一枚板です。
大切なご家族が集まる中心となり、守ってくれるようなそんな存在になる楠の一枚板は、現在アトリエ木馬吉祥寺ギャラリーでもお取り扱いがございます。
4人使いに丁度いい幅160cm、来客があったときや大人数でもご使用できる幅200cm。
どちらも個性豊かで杢(もく)がとても綺麗な楠の一枚板です。
お近くに来た際は是非遊びに来てくださいね!
※今回はアトリエ木馬吉祥寺ギャラリーの板をご紹介しておりますが、神戸にもギャラリーがございますので、お住まいの方はそちらもチェックしてみてください!
普段触れることない御神木を目にして
我々の年齢をはるかに超える樹齢の木々たち。
たくさんの年月を歩んできた御神木は人生の大先輩であり、今後も受け継いで行く必要がある大切な”歴史”だということに気づかされました。
普段何気なく生活している中で、少しでも意識を向けてみるとまた違った世界が見え、すぐそこには思いがけない発見が待っているのかもしれません。
一枚板をご使用する上でも、その樹種の個性や育ってきた環境などを知ることで、より愛着を持って大切に使っていくことができます。
良いものを長く使うことは金銭面だけでなく、環境にとっても良いことです。
そして何より使用している人の心も豊かにしてくれます。
是非お気に入りの一枚板を見つけて、我が家の”御神木”と生涯を共に過ごしてみませんか?