椅子に適している木材とは? おすすめの素材やタイプ別の選び方について解説

一枚板のテーブルに合う椅子選びで、素材の違いに悩んでいませんか。
毎日使う椅子だからこそ、木材の特性を正しく理解することが、長く愛用できる空間作りの第一歩となります。
本記事では、椅子に適した主要な木材の解説から、木の椅子が持つ素材の魅力、タイプ別の選び方まで詳しくご紹介します。
この記事を通して、あなたのライフスタイルに最適な椅子の素材がきっと見つかるはずです。
一生ものの家具選びを、素材の知識を深めるところから始めていきましょう。
椅子に適した木材とは?
椅子に適した木材には、人の体重を支えるための十分な「強度」と、長年の使用に耐える「耐久性」が求められます。
一般的には、ウォールナットやオーク(ナラ)、ビーチ(ブナ)といった広葉樹が適しています。
これらの木材は、組織が緻密でとても硬いため、細い脚部でも安定感を保てるのが特徴です。
また椅子は肌に触れる機会が多い家具であるため、加工しやすく手触りが滑らかに仕上がる性質も、素材選びにおいて重要なポイントです。
ここからは、代表的な木材の特徴について、種類ごとにご説明します。
ウォールナット

「世界三大銘木」の一つとして知られるウォールナットは、重厚感のある濃い茶色が特徴の高級木材です。
魅力は、落ち着いた色合いの中に現れる変化に富んだ美しい木目で、重厚な一枚板テーブルとの相性は抜群です。
木質は適度な硬さと粘り強さを併せ持っており、複雑な形状の椅子でも高い強度を維持できます。
また衝撃に強く、使い込むほどに色が徐々に明るく変化していくため、経年変化を楽しみながら一生ものの椅子として使い続けることができます。
シックなインテリアやモダンな空間を目指す方に向いた素材といえるでしょう。
加工後の表面は滑らかで、高級感溢れる触り心地も大きな魅力となっています。
オーク

オークは、古くから高級家具やウィスキーの樽などに使われてきた歴史がある、非常に頑丈で耐久性に優れた木材です。
木目ははっきりとしており「虎斑(とらふ)」と呼ばれる虎の背中の紋様のような独特で美しい斑が現れることもあります。
色は明るくナチュラルで、どのようなインテリアにも馴染みやすいため、ダイニングチェアとして人気のある素材の一つです。
飽きのこない色味は、他の家具とのコーディネートもしやすく、長年愛用するのに適した特性を持っています。
また硬く傷が付きにくいため、日常的に使う椅子としてもぴったりです。
明るく開放感のあるダイニングスペースを作りたい方や、天然木ならではの力強さを感じたい方におすすめです。
チェリー

ブラックチェリーに代表されるチェリー材は、緻密で滑らかな肌触りと、温かみのある赤褐色の色合いが特徴です。
大きな魅力は、経年による木材の色の変化です。
使い始めは淡い薄桃色をしていますが、光を浴びることで急速に深く濃い飴色へと変わり、艶やかさが出ます。
木肌はきめ細かく、触れるとしっとりと手に馴染む質感があり、柔らかすぎず硬すぎない絶妙なバランスを持っています。
上品で優しい雰囲気の椅子を求めている方には、ぜひ検討していただきたい魅力的な素材です。
ビーチ

ビーチ(ブナ)は、北欧家具などで多用されるポピュラーな木材です。
全体的に淡く明るい色調で、小さく均一な斑点があるのが特徴です。
木質はとても硬く、弾力性に富んでおり、曲げの加工に適しているため、椅子の背もたれなどの曲線美を表現するのに向いています。
きめが細かく滑らかな仕上がりになるため、素肌に触れても不快感がありません。
シンプルで清潔感のあるデザインに仕上がりやすく、ミニマルな空間や明るいキッチン、子ども用の椅子としても人気が高く、広く愛されています。
適切に加工されたビーチ材の椅子の淡い色彩は、空間を明るく軽やかに演出してくれます。
木の椅子が持つ素材の魅力
木の椅子が持つ素材の大きな魅力は、天然素材ならではの「温もり」と「育てる楽しみ」です。
木材は周囲の環境に馴染み、冬場でもひんやりしにくく、人肌に優しい特性を持っています。
また使い込むほどに色が深まり、生活の中で付いた傷やこすれも味わいへと変わっていきます。
使うほどに味わいが増すのは、プラスチックや金属にはない木の素材ならではの魅力です。
さらに、木は適度な弾力性を持っているため、長時間座っていても体への負担が少なく、疲れにくいというメリットもあります。
一つとして同じ木目がないため、世界に一つだけの椅子として愛着を持って使い続けられる点も、木製家具を選ぶ醍醐味と言えるでしょう。
木のある暮らしは、視覚的にも安らぎを与えてくれます。
椅子のタイプ別に考える木材の選び方
椅子の形状によって、求められる木材の性質は異なります。
見た目の好みだけでなく、機能性や使用シーンを考慮して選ぶことが大切です。
例えば、移動が多い椅子には軽量かつ丈夫な素材が、ゆったり過ごす椅子には手触りの良い素材が向いています。
ここでは「チェア」「ベンチ」「アームチェア」の3つのタイプ別に、それぞれの特徴と木材選びのポイントを解説します。
それぞれのタイプがどのような役割を果たすかを理解し、テーブルとのバランスや家族構成に合わせて選ぶことで、より快適な居住空間の実現に近づけるでしょう。
チェア

スタンダードなダイニングチェアは、日常的に引き出したり動かしたりするため「強度」と「重さ」のバランスが重要です。
毎日何度も動かすものなので、あまりに重すぎる素材だと負担に感じてしまうこともあります。
そのため、頑丈でありながら加工性に優れたオークやビーチ、ウォールナットが適しています。
また背もたれのデザインが繊細なものは、折れにくい粘りのある素材を選ぶと安心です。
シンプルな板座のチェアであれば、木目の美しさがダイレクトに伝わるウォールナットやチェリーを選ぶと、食卓に高級感と彩りを与えてくれます。
座面の高さや背もたれの角度も、素材のしなりを考慮して選ぶのが良いでしょう。
毎日触れる背もたれの使い心地も、木の椅子を選ぶ際の重要なチェック項目になります。
ベンチ

ベンチは複数人で座ることが多いため、高い耐荷重性能が求められます。
ベンチとして使用する木材は、広葉樹の中でも特に密度が高く、重厚なオークなどの素材が最適です。
背もたれがないタイプのベンチは、木材の座面の質感が全体の印象を左右します。
一枚板テーブルの耳(木の端の部分)を生かしたデザインのベンチを選ぶ場合は、テーブルと同じ樹種でそろえることで、空間に一体感とダイナミックな迫力が生まれます。
ベンチを長く安全に使い続ける秘訣は、強度を優先しつつ、木材の重厚な質感を楽しめる素材選びをすることです。
大人数が集まる機会が多い家庭では、特に安定感のある硬質な木材を選ぶのがいいでしょう。
アームチェア

肘掛けがあるアームチェアは、長時間リラックスして過ごすことを前提としています。
そのため、腕を置いた際の手触りの良さが重要です。
きめが細かく、滑らかな質感を持ち合わせるチェリーや、肌馴染みの良いビーチがおすすめです。
またアームチェアは視覚的なボリュームが出るため、ウォールナットなどの深い色味を選ぶと、書斎やリビングの主役としての存在感を発揮します。
肘掛けのカーブ部分に美しい木目が出るように設計されたものを選ぶと、工芸品のような木の美しさを日々身近に感じることができます。
ゆったりとした時間を楽しむための椅子だからこそ、触れた瞬間の心地よさを重視して素材を選んでください。
アトリエ木馬の椅子おすすめ3選
厳選した木材で一枚板家具を製作する「アトリエ木馬(MOKUBA)」では、一枚板テーブルの魅力を引き立てる椅子を多数展開しています。
素材を知り尽くした職人の技と、デザイナーの感性が融合した椅子は、ただ座るための道具ではなく、暮らしを豊かにする存在になります。
ここでは、数あるラインナップの中から、素材感と機能性を両立させたおすすめの3脚をご紹介します。
どの製品も、木材本来の質感と美しさを生かしながら、現代のライフスタイルに馴染む工夫が凝らされた逸品ばかりです。
あなたにとって理想の一脚を見つけるための参考にしてください。
フロスト ダイニングチェア

「フロスト ダイニングチェア」は、シャープな曲線と木の温もりが絶妙に調和した、モダンなダイニングチェアです。
脚部や背もたれのラインが美しく、一枚板テーブルの力強さを邪魔することなく、洗練された印象をプラスしてくれます。
素材には耐久性に優れたオークや、上品なウォールナットが採用されており、空間の雰囲気に合わせて樹種を選ぶことが可能です。
座り心地にもこだわった設計で、計算された背もたれの傾斜が心地よい安らぎを与えてくれます。
適度なホールド感があるため、食事の時間はもちろん、食後のティータイムもゆったりと過ごせます。
座面に施されたステッチなど、シンプルながらも細部までこだわり抜かれた、長く飽きのこない一脚です。
木本来の質感を生かしつつ、現代的なインテリアにもマッチするデザインが大きな魅力です。
ノキア ダイニングチェア

「ノキア ダイニングチェア」は、シンプルを追及したデザインが特徴の椅子です。
座面には、耐久性の高い2層のウレタンフォームを使用し、座り心地を快適にしてくれます。
背板には熟練の職人による「曲げ」の技法を用いて、美しい曲線が実現されています。
素材の風合いを生かした仕上がりになっており、使い込むほどに増していくつやや色味の変化を楽しむことができます。
コンパクトなサイズ感ながらもしっかりとした安定感があり、日本の住空間にも取り入れやすいデザインです。
ナチュラルなインテリアにはオークを、落ち着いた空間にはウォールナットを選ぶことで、理想のコーディネートを叶えることができる、汎用性の高いモデルです。
軽快なフォルムは、ダイニングを広く見せる効果もあります。
ホタカ ダイニングチェア

「ホタカ ダイニングチェア」は、立ち座りのしやすさとリラックス感を兼ね備えた、ハーフアーム(短い肘掛け)タイプの椅子です。
ハーフアームは、肘を軽く置いて休めるだけでなく、椅子をテーブルに深く収納できるという実用的なメリットがあります。
座面は木材を贅沢に使った板座仕様になっており、お尻の形に合わせて削り出された「さくり加工」が施されているため、板座とは思えないほどの快適な座り心地を実感できます。
座面にはノンスリップ加工をしているので滑りづらく、長時間の使用でも疲れにくい効果が期待できます。
総無垢仕上げの美しい木目が、一枚板テーブルに負けない存在感を放ちつつ、高級感ある空間を演出します。
まとめ
椅子に適している木材には、ウォールナットやオーク、チェリー、ビーチなどがあり、それぞれ独自の美しさと機能性があります。
木の素材を使用した椅子の購入を検討する際には、テーブルとの相性だけでなく、椅子に採用されている木材の強度や経年変化、手触りの違いなどにも注目することが大切です。
素材もデザインも追及した一枚板家具を提供する「アトリエ木馬(MOKUBA)」では、今回ご紹介した素材を生かしたこだわりの椅子を豊富に取りそろえています。
職人の手仕事によって生まれる椅子は、あなたの暮らしに寄り添い、時とともに深まる愛着を与えてくれるでしょう。
ぜひ一度、お近くのギャラリーや公式サイトで、その質感と座り心地を体感してみてください。
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