贅沢なデスク
アトリエ木馬神戸ギャラリーです。
先日、『名探偵ホームズ』の再放送をテレビで見ました。
宮崎駿氏や故近藤喜文氏の関わった回で、とても楽しい冒険活劇でした。
懐かしいと同時に、ホームズの机の上の散らかりようを大人になって改めて知りました。
「世界に広すぎる机など存在しない」と昔、学校の先生に教わりましたが、人は広ければ広いでモノをたくさん置いてしまう習性があるのかもしれません。
さて、今回は一枚板をふんだんに使用した贅沢なデスクをご紹介いたします。
通常、アトリエ木馬の一枚板テーブルはお好きな脚と組み合わせて使用するものがほとんどです。
しかし、このデスクは脚も一枚板を使用して製作しています。
さらになんとこの脚は天板とつながっているんです!
デスクの長さが1450mmで、両足の部分に約700mmの板を使っていますので、合計で約2850mmの一枚板を使用していることになります。
さて、気になる継ぎ目ですが、この部分には「留型隠し蟻組接ぎ」という技法を施しています。
これは、ビスや釘などを使用せず、中でホゾを組み強度を保つ技法です。
この技法は同時に接合部を隙間なくつなげることができ、木目をそろえることでさも木を紙のように折り曲げたような製品に仕上げることができるのです!
足元もすっきりとしていますので、可動式の引き出しと組み合わせてみるのもいいかもしれません。
次にご紹介するのは、一枚の細い板を三分割しつなぎ合わせた「テトラテーブル」です!
こちらは円卓のようなイメージのテーブルですね。
通常、一枚板に使用する丸太の中心は割れていたり穴があることがあります。
そのため丸太を輪切り(横にスライスしたような)の製品はあまり多くはありません。
そこで、こちらのテトラテーブルの出番というわけです!
この栃のテーブルは入り皮と杢目がそのままデザインになっており、一目でそれが特別であることがわかりますね!
幅は1000mmありますので、大皿を広げても雑誌を広げても十分な広さがあります。
なお、脚は専用のものが必要で、3種類のデザインがございます。
詳しくはスタッフまでお問い合わせください!
『名探偵ホームズ』の劇伴音楽は故羽田健太郎氏によるものです。
氏については『題名のない音楽会』での司会が思い浮かぶ方も多いかもしれません。
お気に入りの場所で、好きな音楽に耳を澄ませるのもいいかもしれませんね。