世界一重い?世界一軽い?
皆様こんにちは
名古屋ギャラリーの藤本です。
今日は先日チラッとお話しした「世界一重たい樹種」と「世界一軽い樹種」のお話をさせて頂きたいと思います。
まず、「世界一重たい樹種」についてですが、アトリエ木馬で取り扱っている樹種の中でも
人気のあるブビンガや
同じマメ科のウェンジも
かなり重い部類に入ります。
とはいえ、この辺りも水に沈むなんて事は無く浮かべると意外に浮いたりするものなんですね。
まるで筏の様に浮かびます。
ちなみに、木の重さってそんなに変わるん?
ってお思いの皆様、実は結構あったりするんですよ!
世界一軽い樹種は、熱帯アメリカのパンヤ科のバルサ
気乾比重は0.1~0.19と脅威的な軽さです。
カッターナイフなどでも切削が容易で、用途としては
建材はもちろんの事、飛行機の床材や模型の材料、
映画のセットなどにも使われていたりします。
対して
西インド諸島に生育しているハマビシ科のリグナムバイタ
こちらの気乾比重は1.2以上と言われており、勿論水に沈みます。
リグナムバイタは船舶用部品や数珠などの小物に利用されることが多く
含まれる樹脂分が高く、硬いという特性を活かした
滑車やベアリング、車輪などの用途に使用されてきました。
近年では絶滅危惧種に指定されより希少価値が高まっています。
ここ最近マニアックな話が続いておりますので
ご覧になって頂いている皆様はいささか食傷気味だとは思いますので
また、次回からはすこーしづつオーソドックスな話を
させて頂きたいと考えております。
それでは皆様、良い週末をお過ごしくださいませ。