更新日:2024.05.28
日本の木の代表ケヤキ | 歴史や特徴、納品事例も合わせて紹介
皆様こんにちは。
様々な樹種を紹介してきた人気樹種紹介のブログですが、今回は国産材知名度No.1の呼び声が高い「ケヤキ(欅)」をご紹介いたします。
関家具の本社がある福岡県では、けやき通りという約100本のけやき並木が美しい通りが観光名所として有名です。
古くから建材・家具で使われており、名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
ケヤキは一枚板にもよく使われており、アトリエ木馬でも根強い人気を誇っています。
今回はその人気の秘密とケヤキの魅力について深堀していきます!
この記事でわかること
- 欅(ケヤキ)の特徴
- 欅(ケヤキ)は個体によって杢目が様々
- 納品事例で見る欅(ケヤキ)一枚板のインテリア
- 弥生時代より買い付けた欅(ケヤキ)?
ケヤキ(欅)とは?
まずはケヤキの樹種としての説明から。
ケヤキはニレ科ケヤキ属の日本を代表する広葉樹のひとつです。
北海道を除き全国的に分布しており、樹高は平均で約20m、個体によっては40mを越えるほどにまで成長します。
ケヤキの花言葉は「幸運」「健康」。
ケヤキの木の寿命の長さからこの花言葉がついたと考えられます。
名前の由来は、目立つ・ひときわ優れているという意味の「けやけき木」が由来とされており、古くから日本で愛されてきたことがうかがえます。
現代でも建材・家具・街路樹・盆栽など幅広く愛され続けています。
ケヤキの特徴・性質
ケヤキは非常に硬く、耐性が高いのが特徴です。
硬いがゆえに加工には高い技術を要します。
乾燥が済んだ材はねじれなどの狂いが出にくく非常に強靭で耐久性があるため、日本家屋や社寺仏閣として活用されています。
また見た目の美しさもケヤキの特徴であり人気が高い理由のひとつです。
黄褐色~赤褐色をしており、杢目ははっきりとしています。
ケヤキは個体差が大きく、色味や杢目が全く異なるものも少なくありません。
特に杢目に関しては稀に玉杢や如輪杢といった特殊な模様が出ることもあります。
一点物で個性のあるものが好まれる一枚板にはピッタリな樹種といえます。
ケヤキ一枚板テーブルの納品事例
ここまでケヤキの魅力をお伝えしてきましたが、ここからはアトリエ木馬でご納品させていただいたケヤキ一枚板の納品事例をご紹介いたします。
和室との相性抜群
まずはケヤキといえば!というイメージのこちら。
先述した通りケヤキは古くから日本で愛され使われてきたため、和室との相性は抜群です。
和の優しい雰囲気に色味が非常にマッチしており、流れるような木目がほどよく存在感を放っています。
ケヤキの一枚板を使ったカウンター
続いても和の雰囲気のこちら
テーブルではなく、カウンターにケヤキを使用しております。
こちらはTBSドラマ「とんび」に美術協力させていただいた際のものです。
ケヤキの高級感を残しつつ、自然の質感を活かし余分な加工を行わずに仕上げています。
モダンなコーディネート
最後はこちら。
いままでの和の雰囲気とは少し変わってモダンにコーディネートされています。
濃い色の床に対して、ケヤキが濃過ぎず薄過ぎずの色合いでバランスをとってくれています。
組み合わせる脚も重要です。
和の雰囲気になりすぎるかもと不安な場合でも、脚をスチールや鉄などにするとイメージがガラリと変わります。
スタイリッシュなケヤキも非常にかっこいいです。
特殊なケヤキ
いままでご紹介したケヤキの他にも、実はかなり珍しいケヤキも存在します。
それが、「神代ケヤキ」です。
神代とは約1000年以上もの間、土や川の中に埋まっていた木のことを指します。
神代ケヤキ最大の特徴はその色にあります。
通常の褐色と地中の成分などの作用により変色し、独特の深みのある色をしています。
神代ケヤキは探し出すことが困難なため、偶然掘り起こされた貴重な存在です。
まとめ
今回は大人気樹種「ケヤキ」をご紹介いたしました。
昔からずっと愛され続けているケヤキはどれも個性的なものばかりです。
我々アトリエ木馬スタッフが、お客様とケヤキの素敵な出会いをお手伝いいたします。
今回の記事でケヤキを少しでも気になった方は、お近くの店舗へ是非お問い合わせくださいませ。