酉年なので。
こんにちは、ザ・ヘリテージです。
もう20日以上も経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします!
……という、遅すぎる前振りは、この絨毯をご紹介したかったからです!
イランとアフガニスタンの国境周辺を遊牧するバルーチ族の絨毯です。
細めのボーダー(外側の周り縁部分をこう呼びます)が何重にも囲んでいるフィールドの角っこに、
鳥!
フィールドにも、鳥!
酉年だから!(それがやりたかっただけですすみません…)
10年ほど前まで良くみたデザインですが、今はバルーチ族の絨毯そのものが少なくなっており、現在ではほとんど見かけなくなりました。淋しいかぎり……。
遊牧民らしく細長いサイズなので、お玄関や廊下、縁側などに良いサイズです。ベッドサイドにすっと敷いてもいいし、チェストなどの前に置いても素敵ですね。
製作は少なくとも30~40年前。使用されていたと思われますが、パイルの擦り切れといったダメージはほとんどありません。40年という時間の重みは、特に色の深さに出ています。写真ではなかなかこの色のきれいさを伝えられないのが歯がゆい!
何よりこの絨毯のポイントは、ウールがとても良いこと!上から下になでると、なめらかですべすべした手ざわりで、ずっとなでていたい気分になります。逆方向になでると、毛先が割れて柔らかくなっているので、ふかってします。ふかって。こっちからなで、あっちからなで……逃れられないエンドレスループ……。
遊牧民でこれだけいいウールを使っていて、しかもダメージがほとんどないところから考えるに、きっと大切に作られ、大切に使われて、あるいは保管されていたのでしょうね。絨毯はバルーチの人たちにとって大切な財産ですが、その中でも何か特別な意味があったのかもしれません。
お嫁入りの道具かな。
お父さんの出世祝いとかかもしれないな。
何かの記念に作ったのかな。
いろいろな想像ができる一枚です。
あ、ちなみに、入荷の時点で何度も丁寧に洗いをかけているので、汚れなどについては大丈夫です!
サイズも手軽で、クオリティの高い一枚。
お部屋の彩りにいかがでしょうか。
お気になった方がいらっしゃったら、ぜひ遊びにいらしてくださいね。