更新日:2022.12.16
御神木から生まれた一枚板
皆様こんにちは!
アトリエ木馬青山プレミアムギャラリーです!
早いもので、今年もいよいよ年の瀬ですね。
2022年は皆様にとってどのような一年でしたでしょうか?
僕は新しい趣味が増えたので、毎日それに没頭していました!
来年も引き続き没頭する予定です!(笑)
さて本日は、青山プレミアムギャラリーの顔とも言える上質な一枚板をご紹介させていただきたいと思います!
唯一無二の迫力 ー栃(トチ)の一枚板ー
樹種:栃(トチ)
サイズ:W3000×D1010-1250×T53(㎜)
こちらの栃(トチ)は現在、青山プレミアムギャラリーの顔として、入口でお出迎えするように堂々と鎮座しています。
3mサイズの迫力もさることながら、その杢目や表情は美しく、時に力強い生命力を感じるような、まさに唯一無二の存在感を放っています。
御神木
実はこちらの栃(トチ)は、大分県にある「宮処野神社(ミヤコノジンジャ)」という由緒ある神社で、元々御神木として立っていた樹なんです。
そう考えれば、この存在感や力強い生命力にはうなづけるものがあります。
では、なぜそんな樹がアトリエ木馬に展示してあるのか?
実は、この御神木だった栃(トチ)の樹は、数年前の大型の台風の際に倒木しかけてしまったんです。
その後、このままでは危険ということになり、止む無く伐採。
その際にたまたまお話をいただいたアトリエ木馬が、ゆっくりと時間を掛け、一枚板に加工をして今日に至ります。
そんなストーリーもあり、私達スタッフの間では「宮処野トチ」の愛称で呼ばれています。
縁起
今回ご紹介させていただいた宮処野トチは、御神木だったという事もあり、それだけでなんだか縁起が良さそうな気がしますよね。
実は元々、栃(トチ)の樹というのは、たくさんの実をつける事から、子孫繁栄に縁起が良いと言われています。
また、栃の実から作られる栃餅は、「土地持ち」と語呂を合わせて縁起を担ぐ風習などもあり、そこから苗木などは縁起を担ぐ意味で、ご家庭で育てられていたりもするんです。
見た目の魅力
ここまで、栃(トチ)の歴史や特徴的な部分をご紹介させていただきましたが、やはり最後にお伝えしたいのは、見た目の魅力。
栃(トチ)は、元々捻じれながら成長する特徴があり、その影響もありとても綺麗な杢(モク)という名の表情を魅せてくれます。
中でも今回ご紹介させていただいております「宮処野トチ」は、写真のように様々な杢が表面に表れており、とても美しい光沢を放っています。
この杢、そしてこの光沢こそが、栃の最大の魅力で、その吸い込まれるような美しさの虜になる方を何百人と見てきました。
もちろん私もその一人です。(笑)
ぜひ実物をご覧ください
今回、「宮処野トチ」の魅力を出来る限りお写真でお伝えしようと思い、様々な角度から撮影を試みましたが、その迫力や美しい光沢感などは、お写真では伝わらないことを痛感しました。
こちらのブログお読みくださいました皆様には、ぜひ一度「宮処野トチ」を実際にご覧いただきたいなと心底思います。
皆様、お時間のございます時には、ぜひ一度青山プレミアムギャラリーにお越しいただき、「一枚板最大の魅力」「ここでしか見れない一枚」との出会いをお楽しみいただけたらと思います!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。