一枚板テーブルのワークデスクの使い勝手は? 一枚板家具専門店がメリット・デメリットを紹介
日々の仕事に欠かせないアイテムの一つであるワークデスク。
在宅勤務が増えてきた昨今は、使い心地が良く、長く使える一枚板のワークデスクを購入したいと考えている方もいるでしょう。
そこで本記事では、一枚板家具専門店ならではの目線で一枚板のワークデスクの使い勝手や、メリット・デメリットを解説します。
無垢材としての特徴や価格帯にもご説明していますのでぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 一枚板デスクのメリット・デメリット
- 一枚板デスクと一般的なデスクの違いとは?
- アトリエ木馬のおすすめ一枚板デスク
一枚板天板のワークデスクの使い勝手
一枚板天板のワークデスクはその名の通り、天然の木の板を天板に用いるシンプルな構造のデスクです。
そのためデスク単体で見ると天板の広さと機能が比例しますが、さまざまな工夫を取り入れることで使い勝手が向上します。
例えばデスクの下部にキャビネットを取り付けることで収納能力がアップし、文房具やパソコンの周辺機器などの備品類をまとめられるようになります。
デスクの脚部分をキャビネットとして設計することも可能ですが、その場合には椅子が収まる寸法への注意が必要です。
さらに一枚板であれば、デスクの脚の形状も変更可能です。
太めの脚は安定感と重厚感ある印象に、細めの脚はすっきりとしたシャープな印象となります。
一枚板天板をワークデスクにするメリット
新型コロナウイルスの流行を機に在宅ワークが普及し、それに伴ってデスクにこだわる人も増加しました。
その選択肢の一つである一枚板天板のワークデスクには、多くのメリットがあります。
一つは、相応の樹齢を経た天然木に由来する自然の風合いを感じられ、木の持つ温もりや香り、独特の手触りがリラックス効果を発揮することです。
さらには長く使い込むほどに深い風合いが出たり、色みが変化したりするため、愛着も湧きます。
またワークデスクであれば、大きめのテーブルに比べて安く高品質な一枚板を取り入れられる可能性もあります。
寸法が足りずダイニングテーブルとしては使用できない高品質な一枚板を、ワークデスクとして仕上げる場合も多いためです。
一枚板天板をワークデスクにするデメリット
一枚板天板を用いたワークデスクのデメリットとしては、第一に価格の高さが挙げられます。
天然の銘木を使用するため、単価は量産のワークデスクに比べて高価です。
しかし、デスクを含む一般的な家具の寿命は10年ほどと言われています。
一枚板は、木の樹齢=一枚板家具として使用できる年数と言われます。例えば樹齢が100年であれば、100年は家具として使えることになりますので、
一時的な出費は高いものの、長い目で見れば相応の価値かむしろ割安とさえ言えます。
さらに一般的なデスクは、傷がついてもメンテナンスを行うことは簡単ではない場合もあります。
その反面、一枚板は傷やへこみなどデスクとして使用する上でついてしまう傷程度であれば
削って再度塗装を施すことで新品同等によみがえります。
またシンプルな造りであるため、オプションを付けない限り収納の機能はなく、重量も大きくなることもデメリットと言えます。
利便性については一般的なオフィス用のワークデスクに劣る部分もありますが、集成材や合板などを使用したデスクや一般的なデスクとは異なり、天然木の一枚板ならではの楽しみ方やメリットが多くあるのです。
ワークデスクのサイズ感
次にワークデスクの一般的なサイズ感について確認しておきましょう。
仕事で使うデスクにはある程度サイズのパターンがあり、一枚板天板のワークデスクを選ぶ基準にもなります。
まずスタンダードなサイズとしては、幅 100cm × 奥行 60cmのものが挙げられます。
コンパクトなデスクを求めている方におすすめで、主に小型のデスクトップパソコンやノートパソコンの使用にぴったりです。
スタンダードなデスクよりも少し大ぶりなのが、幅 120cm × 奥行 70cmのタイプです。
デスクトップパソコンとノートパソコンを同時に使ったり、紙の書類を広げたりする方に向いています。
さらに大きいタイプが幅 140cm × 奥行 80cmのもので、パソコン2台に加えて資料や小物などを置いたり、あるいは2人で向かい合わせに使ったりする方に向いています。
アトリエ木馬のおすすめの一枚板デスク
次に一枚板テーブルを製作している「アトリエ木馬」の、おすすめ一枚板デスクを2商品ご紹介します。
一枚板 ブビンガ 2211-65-B-3-1 (W160cm)
テーブル天板の一枚板「ブビンガ」は、赤みがかった美しい木目が特徴です。
ブビンガという木はアフリカ諸国が産地で、樹高は30メートルにも達し「神の宿る木」ともされています。
耐久性が高く、シロアリなどの害虫にも強いため、長く愛用したい家具の木材としてぴったりです。
経年によって色に深みが増し、美しい色合いに変化するのも魅力です。
デスクにすると、鮮やかな色彩が脳を活性化させ、様々なアイディアやエネルギーを生みだしてくれるかもしれません。
展示店舗:名古屋ギャラリー
一枚板 パープルハート 651-1/2-2-1 (W150cm)
テーブル天板の一枚板「パープルハート」は、その名の通り鮮やかな紫の材色が特徴です。
パープルハートは中南米~ブラジルの熱帯地域に生息するマメ科の木で、樹高は40メートル以上に達します。
家具だけではなくギターやサーフボード、ビリヤードのキューなど幅広く使用されている木材です。
反りや割れが発生しにくく、防虫性もあり丈夫なため、テーブルやデスクにはもってこいの木材です。
紫は古来より知性や創造性を高める色とされてきた色です。
また、紫はリラックス効果をもたらし、長時間のデスク作業においてもストレスを軽減させてくれるでしょう。
展示店舗:新宿ギャラリー
まとめ
一枚板のワークデスクの使い勝手と、メリット・デメリットについて解説しました。
一枚板のデスクは自然の温もりを感じながら仕事ができる上、経年により色合いに深みが増し、愛着も湧きやすいといったメリットがあります。
後から収納を取り付ける必要がありますが、工夫次第で使い勝手の良い唯一無二のデスクを作れます。
在宅ワークの時間をより充実したものにしてくれる、天然の木を用いた一枚板のワークデスクを使うことを検討してみてはいかがでしょうか。
アトリエ木馬では、定番のウォールナット・トチ(栃)など、30種類以上の木材から、世界にひとつの一枚板テーブルを作ります。
展示の在庫がない場合はご希望の樹種にてオーダーでの製作も可能です。
また、アトリエ木馬に限らず関家具の商品はすべてお取り扱いができますので収納や椅子なども一緒にそろえることが可能です。
一枚板のテーブルをお求めの際には、ぜひお気軽にご相談ください。