更新日:2024.11.21
たまには森林について考えてみよう
こんにちは、アトリエ木馬 大川店です!
今年もあっという間に終わろうしておりますが、皆様にとって2024年はどんな年でしたでしょうか。
個人的には近年は猛暑や暖冬、記録的な大雨を観測したりと、世界中で異常気象が報告されていて地球の急速な変化がとても気になっております。
本日はそんな地球の変化について森林の視点から考えてみたいと思います!
世界中で森林減少が加速している!
今、世界の森林はものすごい速度で減少していて、環境省によると毎年520万ヘクタール(2000年から2010年までの平均)の森林が失われているそうです。
この520万ヘクタールは日本の国土の約14%にあたる森林が1年間で地球から無くなっていて、例えると東京ドームの 大体110万個分になるそうです。
森林が減っている理由とは?
森林減少の原因は様々ありますが、その主な原因として言われているのは農地等への土地利用転換、違法伐採、自然の回復力に配慮しない非伝統的な焼畑農業、燃料用木材の過剰な摂取、森林火災などがあります。
世界では山火事による森林焼失が悪化していて、森林火災の原因としては、たき火やタバコ、落雷による自然現象としての火災もあります。
日本の森林について
日本は国土面積の67%が森林に覆われた世界有数の森林国と言われていて、面積に換算すると約2,500万ヘクタールになります。
日本の森林減少については1966年から2017年の約50年で、ほぼ同じ面積数値をキープしていて横ばい状態ですが、内訳を見ると人工林の面積は約2割増加、天然林の面積は約1割強減少しています。
日本の森林面積がほぼ変わらないのは、天然林の減少を人工林が補っているからなんです。
時代はサステナビリティ
昨今、サステナビリティ(Sustainability)サステナブル (Sustainable) 、「持続可能な」「持続力のある」という言葉がよく使われるようになりました。
サステナビリティへの注目が高まる背景には、20世紀後半から表出した温暖化、大気汚染、貧困、紛争、感染症など、これまでになかったような数多くの課題に私たちは直面していて、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されているからです。
よりよい世界にするために
今、世界の家具メーカーは、大量製造による資源やエネルギーの大量消費など、環境に関するさまざまな問題に直面しているためサステナブルな取り組みに力を入れています。
だからこそ環境に配慮した天然素材やリサイクル素材などで作られた家具に注目が集まり、サステナブルという選択をすることで豊かな自然と資源を守るということに意識が高まっています。