6人掛けの一枚板ダイニングテーブルのサイズはどう選ぶ? 選ぶ際の注意点も解説
一枚板ダイニングテーブルは、ダイニングのシンボルともいえインテリアの主役になります。
使い込むほどに魅力を増す一生ものの買い物です。だからこそ後悔のないよう選びたいと思われる方が多いでしょう。
そこで重要なのがダイニングテーブルのサイズ選びです。
デザインや使いやすさはもちろんですが、ダイニングテーブルのサイズ選びは奥深いものです。
快適な家族だんらんの時間を過ごすには、大き過ぎず小さ過ぎないサイズを選びましょう。
本記事では、6人掛けの一枚板ダイニングテーブルに適したサイズや、選ぶ際の注意点などを詳しく解説します。
記事の内容を参考に、お部屋の広さや家族構成に合う、ぴったりの一枚板を見つけてください。
一枚板ダイニングテーブル購入時のサイズ選びの重要性
一枚板ダイニングテーブルを購入する際は、木目の美しさや樹種選びに加えて、どのようなサイズを選ぶかが重要です。
一枚板ダイニングテーブルは、インテリアの顔となるシンボリックな家具といえます。
ただ大きければ良いのではなく、暮らし方や家族構成などに合わせて適切なサイズを選ぶことが必要です。
なおサイズとは、幅・奥行・高さの3つを指し、それぞれ下記に影響します。
- 幅:使用人数、部屋の動線
- 奥行:食事や作業のしやすさ、部屋の動線
- 高さ:使う人の座りやすさ、食事や作業のしやすさ
例えば幅や奥行が広過ぎると、部屋の動線を妨げ不便となりますが、反対に狭過ぎると食事や作業をしにくくなったり使用できる人数が少なくなったりします。
高さも使用者の身長や椅子の大きさに合っていないと、座りにくかったり椅子を出し入れしにくかったりと不便に感じるでしょう。
そのため部屋の広さや形状、現在・将来の家族構成、ライフスタイル、来客の頻度などを総合的に考慮して、適切なサイズを選ぶことが大切です。
できるだけ具体的な使用イメージを考えておくと、長年使い続けられるダイニングテーブルを選べます。
人数によって異なる最適なテーブルサイズ
最適なテーブルサイズは、座る人数や座席の配置によって異なるものです。
一般的に、1人当たり最低でも幅60cmが必要で、可能なら80cmあるのが望ましいとされています。
ダイニングテーブルの用途が食事だけでなく、勉強や仕事と多岐にわたることから大型化が進んでおり、従来よりもさらに大きな天板サイズが求められるようになっています。
ゆとりあるスペースで過ごせるように、テーブルはぴったりサイズよりも大きめのテーブルサイズにするのがおすすめです。
左右や向かい合う人との距離が近過ぎると、隣の人の肩や肘にぶつかったり、窮屈に感じたりしてリラックスしづらくなります。
人数別の最低限必要なサイズ(向かい合って座る場合)は、下記の通りです。
- 2人用:幅120cm×奥行80cm
- 4人用:幅150cm×奥行80cm
- 6人用:幅180cm×奥行80cm
- 8人用:幅210cm×奥行90cm
ただしあくまで目安であり、実際の空間や使用状況に応じて検討しましょう。
例えば使用人数にマッチしていても、部屋のサイズに合っていなければ椅子を引き出しにくかったり圧迫感があったりするかもしれません。
また「○人掛け」という表記はメーカーによって基準が異なるため、具体的な幅や奥行の寸法は必ず確認しましょう。
6人掛けの一枚板ダイニングテーブルに適したサイズ
ダイニングテーブルを選ぶ際は、使用状況に応じたサイズ選びが重要です。
以下では、6人掛けの一枚板ダイニングテーブルに適したサイズについて、幅と奥行・高さに分けて解説します。
テーブルの幅
6人掛けテーブルの幅は、使用状況や好みによって異なるものの、一般的に幅180~210cmが理想的です。
長辺に3人が並んで座る場合、幅は最低限180cm必要ですが、やや窮屈に感じやすいでしょう。
本来であればゆとりを持たせた幅240cmが理想的ですが、これほど大きな一枚板は希少です。
幅240cmの天板が入る部屋のスペース確保が難しいことや予算なども考慮すると、現実的には幅210cmほどが6人掛けの一枚板テーブルとして最適なサイズといえます。
210cmあれば1人当たり幅70cmは確保できます。
座席同士の距離が30cmほど離れていればパーソナルスペースを保てるとされているため、十分リラックスして使用できるでしょう。
また長辺に2人、短辺に1人ずつ座る配置であれば、幅180cmでも余裕を持って6人が着席できます。
部屋のスペースや予算などの都合で幅200cm以上のテーブルを置くのが難しい場合は、座席配置を工夫しましょう。
テーブルの奥行・高さ
テーブルの奥行と高さも重要な要素で、6人掛けの一枚板ダイニングテーブルであれば、奥行80cm以上が理想的です。
一般的に、1人当たり奥行が40cm必要とされているのは、腕の可動域を考慮しているためです。
向かい合って座る場合には、最低でも80cmあれば食器を配置しやすくなります。
ただしテーブルの短辺にも座る場合は、最低でも奥行を90cmほど確保できると、それぞれ干渉せず快適に座れます。
高さに関しては、ダイニングテーブルと椅子の相性が重要です。
一般的に、天板から椅子の座面まで30cmほど空けるのが適切とされています。これより短いと足が窮屈で座りにくくなり、反対に長いと天板が高過ぎて使いにくさを感じます。
特にダイニングテーブルと椅子を別々に購入する際は、デザイン面だけでなく高さもマッチするか考慮しましょう。
6人掛けの一枚板ダイニングテーブルを選ぶ際の注意点
6人掛けの一枚板ダイニングテーブルを選ぶ際は、いくつか押さえておきたい注意点があります。
購入後に後悔しないよう、あらかじめ把握しておきましょう。
搬入ルートを確保する
購入するダイニングテーブルを部屋まで運べるのか、搬入ルートを確認しておきましょう。
特に6人掛けの一枚板ダイニングテーブルともなれば搬入ルートの確保は難しくなる可能性があります。
まず玄関や廊下、階段など、ダイニングまで問題なくテーブルが通過できるかルートを確認しましょう。
特に、曲がり角や狭い廊下がある場合は、一枚板ダイニングテーブルが通るかどうか慎重に検討します。
またマンションなどの場合は、エレベーターの乗り場開口部の高さや幅、天井高にも注意が必要です。
一枚板ダイニングテーブルを載せられない場合は、階段やベランダからの搬入を余儀なくされる可能性があります。
ただし後から脚を取り付けるタイプであれば、一枚板の天板部分のサイズだけを考慮すれば良いため搬入しやすくなります。購入時には、搬入のことも考えて選びましょう。
もし搬入ルートの確保に失敗すれば、最悪の場合テーブルを受け取れず返品・交換が必要になるかもしれません。
テーブル周りのスペースも考慮する
テーブルが部屋に入るかどうかだけでなく、ダイニングに置いた際の周りのスペースについても考慮しましょう。
例えテーブルを置けても、周りの空間に余裕がなければ使い勝手が悪くなってしまいます。
一枚板ダイニングテーブルを置いても動線を確保できるよう、下記の2点を考慮しましょう。
- 椅子を引いて座れるか:椅子を引く際は、天板の縁から壁・家具まで60cmほどの余裕が必要
- 椅子の後ろを通れるか:椅子に座った状態で後ろを人が通るには100cmほど必要
テーブル周りのスペースを考慮する際は、天板のサイズだけでなく椅子や椅子に座った状態も想定することが大切です。
特に、キッチンとの往来がしやすいように配置できると、スムーズな動線となります。
事前に3Dシミュレーションなどを活用して具体的なイメージを把握しておくと、全体像を確認しやすくなります。
天板に使用する樹種や形状にこだわる
一枚板ダイニングテーブルを選ぶ際は、天板の樹種と形状も重要なポイントです。
一枚板の最大の特徴ともいえるのが、個体ごとに木目や色合い、形状が異なることです。
同じ樹種でも、育ってきた環境などにより個体差があります。
必要なサイズの一枚板ダイニングテーブルを見つけたら、後は好みの木目や色、形状といったデザイン性で選びましょう。
天板には多様な樹種が使用されており、中でもウォールナットやモンキーポッド、トチなどが人気です。
いずれも耐久性が高く、木目や色の美しさで知られています。インテリアの雰囲気や好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
また一枚板は天然素材のため、経年変化を楽しめる魅力もあります。
使い込むほどに風合いが増したり色が変化したりと、飽きることなく自然の美しさを感じられるでしょう。
ただし6人掛けできるような大きな一枚板は高額になりやすいため、予算も考慮して選ぶ必要があります。
テーブルに合う脚を選ぶ
一枚板のテーブルは天板だけでなく、脚の選定も重要です。
大型のダイニングテーブルはインテリアとして大きな存在感があるため、脚のデザインや素材によってダイニングの印象を大きく左右するでしょう。
例えば、天板同様に木製の脚を使用したテーブルと、シックなアイアンの脚を使用したテーブルでは、後者の方がより引き締まった印象を与えます。
これは素材だけでなく脚の形状も同様で、ストレートな脚はシンプルでどのようなインテリアにもなじみ、斜めに伸びる脚であればスタイリッシュな印象になります。
脚選びはデザイン性だけでなく、耐久性や安全性、利便性にも影響します。
基本的に重い一枚板を支えるには十分な強度を持つ脚が必要ですが、脚の形状や太さによっては、座る人の足に当たり邪魔になるかもしれません。
部屋全体のインテリアや使い心地も踏まえた上で、ダイニングテーブルの脚の素材や形状を選ぶのが大切です。
まとめ
一枚板ダイニングテーブルの最適なサイズは人数によって異なり、6人掛けの場合は最低でも幅180cm×奥行80cmは必要です。
できれば幅210cmほどあると、窮屈に感じることなくリラックスできるでしょう。
他にも椅子との相性を考慮した高さや搬入ルート、テーブル周りのスペース、天板の樹種や形状、脚の素材などもダイニングテーブル選びには重要な要素です。
一枚板ダイニングテーブルの購入を考える際はテーブル単体で考えず、椅子のサイズやキッチンからの動線なども考慮して広い視野で選ぶと後悔しない買い物ができるでしょう。
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