私の気ままな東京巨木散歩~パート2~
皆様、こんにちは。
さて、前回より、私の気ままな東京巨木散歩と題して、
都内の有名な「巨木」をご紹介してきているわけですが、
今日は2つご紹介していきます!
まずは、白金高輪にあるシイの木からです。
旧細川邸のシイ
白金高輪駅から、先ほどまでののどかな風景の道とは打って変わって、
これぞ都会な大きな道を歩き、信号を右にわたってすぐの割と細めの道に入ります。
写真のような、かなり急こう配の坂(都内は意外と多い…)をずっと行くと、
今回の目的地が見えてきます。
高輪コミュニティープラザという施設を正面に左に曲がると、
すぐに目に飛び込んできます。
圧倒的な存在感。
都心にある樹齢100年以上の木は、すべて東京大空襲(1945年)を
生き抜いて自生しているわけですが、こちらは推定樹齢約300年。
関東大震災や江戸時代の度重なる火災も乗り越えてきた、
生命力あふれる巨木なのです。
善福寺のイチョウ
次の場所は麻布です。
歩いて30分くらいだったので当然のように歩きました。
途中、私の散歩の楽しみのひとつ、「暗渠(あんきょ)」を見つけました!
暗渠とは、簡単にいえば昔は川が流れていた場所です。
土地の開発などで川を埋め立て道にしたりした場所は、
道の形状が川のようにうねうねっと曲がっていたりします。
これを見つけながら歩くのが案外楽しいのですよ。
そして、元麻布台ヒルズフォレストタワーという特徴的なかたちで有名なマンションを目印に、
歩いていくと、見えてきました最後の目的地、「善福寺」。
善福寺に入って、右側、墓地内。
自分の目を疑うサイズ感、迫力、生命力。
この木が都内に存在していたのを知らずにいたことが
悔しくなるくらいです。
樹齢750年(伝承)。
今回訪れた巨木で唯一、国の指定天然記念物になっています。
実物を見た時の気持ちは言葉では表せません。
750年前というと、大体、鎌倉時代の蒙古襲来のあたり。
そんな昔からからこの場所で、時代を見守り、
今も存在し続けている事に感動を抑えきれなくなります。
余談ですが…
余談ですが、「麻布」という地名の由来について、
なんとなく、きっと昔は麻が栽培されていて、布の生産が盛んだった地域
なのかなと思いつつ、でも今はあんなとんでもない地価の場所だしな…
とも思っていたのですが、
やはり、麻の栽培と布の生産が盛んな地域だったようです。
今は高級マンションなどが立ち並ぶ日本有数の地価を誇る場所ですが、
昔は農村だったんだなぁと考えながら歩くと、
街の散歩は結構楽しくなります。
一枚板の楽しみ方
今回は私がたまたまGakkenさんより発売されている
「地球の歩き方シリーズ 日本のすごい神木」
を書店で発見したことがきっかけでした。
この記事を通して私が皆様に、
一枚板の楽しみ方の一つとしてご提案したいのは、
「その木の姿を実際に見に行く」
という楽しみ方です。
海外の木は難しいのかもしれませんが、
日本に自生している木でしたら、例えば旅行のついで、仕事の出張のついででも良いのです。
その木が実際にどんな場所でどのように生え、生きているのか、
それを見ることで、よりお客様のお家にある一枚板に
愛着が湧いてくるのではないでしょうか。
パート1からパート2までお読みいただきありがとうございました。