更新日:2021.10.07
100年続く家具作り体験、進行中! パート2
皆様こんにちは。アトリエ木馬大阪ギャラリーリビングステージです。
以前、ブログでもご紹介させていただきましたが、当店はお客様手で一枚板テーブルを仕上げる
ことができる店舗にしたいということで、準備を進めております。
私たちも、しっかり一枚板の加工について学ぶ必要がありますので、
大阪から、弊社工場のある福岡県大川市に研修にきております。
来て早速、ウォールナットの一枚板原木とご対面!
自然のものなので割れもあります、節もあります、なかなか手のかかる感じですが慎重かつ大胆に手を入れていきます。
粗めの木の粉で大きな穴を埋めていき、細かい木の粉で仕上埋めをしていきます。
少しずつ、特殊な接着剤で固めていき磨きをかけてこの通り。 画像ですと2枚ですが大きな穴なので慣れない私は工場の職人の手を借りながら半日かかりました。
割れにも一枚板の表情と同じで様々な形の割れがあります。 こちらは穴が広い部分と狭い部分があり複雑で、その箇所ごとに埋め方が違うのでまた大変です。
最後の仕上げ時には指で木の粉を押し付けるように穴を埋めていくので、接着剤と木の粉が指に付いて指がウォールナット色になってしまいました。
こちらも無事に埋まりました。この2カ所が大きな穴でしたが、他にも1㎜あるかないかの割れ、節などを見逃さず加工し、仕上の研磨も入れると表面だけで2日間かかってしまいました。
そして板表面の研磨を何度も繰り返し、こちらのようにきれいな一枚板の完成です! でも裏面もあるんです・・・
今回は塗装前の補修・磨きのご紹介だけですがギャラリーに展示している一枚板のすべてがこのように職人の手を経てきています。
私の加工研修はまだまだ続きますが、ここから塗装を行うことでどのようになるのか楽しみです。同時に、一枚板の割れも個性の一つ、
こちらをご覧の皆様にもこれらの個性を自然のもの、職人の技として楽しんでもらえれば嬉しいです。