一枚板でおすすめの樹種は?好みの木を見つけよう!
一枚板テーブルを購入するため、おすすめの樹種について調べていませんか?
一枚板テーブルは一般的なテーブルよりも高額なので、後悔のない買い物をしたいと思うでしょう。
今回の記事では、理想とする一枚板テーブルを見つけられるように、おすすめの樹種をご紹介します。
各樹種の特徴を詳しく解説しますので、見た目や特性などから、自分好みの樹種を探すための参考にしてください。
この記事でわかること
- 一枚板におすすめ・人気の樹種
- それぞれの樹種の特長や魅力
一枚板とは?
一枚板とは、大きく育った1本の木から無垢材を切り出し、それを繋ぎ合わせることなく使用した素材のことです。
継ぎも接ぎもない一枚板は樹の杢目が特徴的で、成長していく過程で自然が作り出した美しさに圧巻させられるでしょう。
また、樹種によっては樹齢100年を超えても、一枚板として使用できる太さに至っていないものもあります。
中には、自然界の生存競争や自然災害などにより、十分に生長する前に倒れたり腐敗したりする樹もあるでしょう。
そんな厳しい環境のもと生き抜いた樹を使用した一枚板は、無一無二の存在であり、希少価値の高さから高価であるところも特徴です。
好みの木を見つけよう!おすすめの樹種
一枚板テーブルの色味は商品ごと・樹木の種類ごとで、まったく異なります。
自分の好みを見つけるためにも、樹種ごとの特徴をしっかり把握しておくべきです。
ここでは一枚板テーブルにおすすめの樹種を紹介します。
おすすめの樹種①|モンキーポッド
モンキーポッドはハワイや東南アジア・中南米など、気温の高い地域を主産地とする樹種です。
大木になりやすく幅の広い木材が取れるので、家具材としてだけでなく内装材や彫刻と、さまざまな目的で使用されています。
皮に近いサイド部分は色が薄く、中心にかけて赤みが増すのが特徴です。
コントラストがはっきりとしており、杢目(もくめ)の美しさが際立ちます。
さらに、使い続けることで次第に明るくなるモンキーポッドは長く使うほど味が増し、特別な愛着もわくでしょう。
モンキーポッドは、杢目の感覚が大振りとなっていているところも魅力の一つです。
重厚感があるので、カフェやバーなどおしゃれな空間に置いても、圧倒的な存在感があります。
おすすめの樹種②|ウォールナット
ウォールナットはクルミ科の植物で、主にアメリカやカナダのオンタリオ州を主産地とする樹種です。
一枚板の材種の中では特に人気が高く、世界三大銘木の一つにも選ばれています。
知名度も高いので、樹種について詳しくない方も名前だけなら聞いたことがあるかもしれません。
ウォールナットもモンキーポッドと同じく、年数が経つにつれて色合いが変化する樹種です。
徐々に明るくなる木肌、より鮮やかになる杢目は、使い始めた頃とは違う表情を見せてくれるでしょう。
ウォールナットは密度が高いので、重くて衝撃に強いところも特徴です。
耐久性にも優れているので、物を落としても傷が付きにくく、小さいお子さんやペットのいるご家庭にぴったりです。
落ち着いた色調と美しい光沢は、高級感漂う特別な一品に変化してくれるでしょう。
おすすめの樹種③|ケヤキ
ケヤキは日本を代表する広葉樹です。
四季がはっきりしている日本で育つケヤキは杢目が美しく、海外でも人気があります。
古くから高級材として重宝され、和たんすやテーブル、住宅の構造材など幅広く使われてきました。
杢目の最高峰である「如輪杢(じょりんもく)」や「玉杢(たまもく)」、など美しい杢目が出やすいところも特徴です。
ケヤキには年輪幅が大きく若い「青ケヤキ」と年輪幅が小さい「赤ケヤキ」があります。
心材はオレンジ色に近い黄味を帯びた紅褐色、辺材は灰白色や黄色に近い褐色です。
全体的に明るく、木のぬくもりをダイレクトに感じられます。
おすすめの樹種④|トチ
トチは北海道や東北地方を中心に生息する広葉樹です。
軽軟で加工しやすいので、家具材としてだけでなく彫刻材としても利用されています。
杢目が美しく、「縮み杢」が見られやすい貴重な樹種でもあります。
基材は硬質なので、丈夫なところも魅力です。
トチは木肌が白いほど希少価値が高いといわれています。
特に、白い杢目だけで構成されている「白栃」は採れる機会が少なく、なかなか出会えません。
絹のような光沢感が特徴で、優しい色合いをしています。
赤みのあるトチは華やかさと力強さが両立されており、赤みの少ないトチよりも杢目がハッキリとしています。
赤みの強さで表情はガラリと変わるので、自分好みのデザインを見つけられるでしょう。
おすすめの樹種⑤|ブビンガ
ブビンガはアフリカを代表する銘木の一つで、赤道近くの熱帯雨林に生息する広葉樹です。
ブビンガの特徴は世界でも類を見ないほどの大木になることで、高さは30~50m、太さは直径1~3mまで生長します。
害虫の被害も少なく、家具やドア・タンス・日本の和太鼓にも利用されている無垢材です。
ブビンガは、熱帯雨林気候(1年中高温多雨)の厳しい環境のもとで育つため、生長輪からは他の樹種とは一味違う力強さが感じ取れます。
大径木の証でもある「こぶ杢」や「玉杢」など、希少な杢目が現れることも珍しくありません。
縞模様の杢目を楽しみたい人におすすめです。
おすすめの樹種⑥|メープル
メープルは日本でいう「カエデ」です。
ただし、細かくいえば北海道や東北に生息するカエデを「カエデ材」、北欧に生息するカエデを「メープル材」と区別されています。
カエデ材は赤みがかかっており、メープル材は白っぽいのが特徴です。
カエデ材よりもメープル材のほうが入手しやすく、使われる頻度も多い傾向にあります。
メープル材はキメが細かく、ツルツルとした感触はとても心地良いものです。
見た目の美しさから、樹の真珠とも称されています。
また強度があり衝撃に強いので、余程のことでは凹んだり傷ついたりしません。
良い状態を保ちやすいところも、メープルの魅力といえるでしょう。
おすすめの樹種⑦|チェリー
チェリーはバラ科サクラ属の広葉樹であり、日本の山桜(ヤマザクラ)と同じ樹種です。
心材の色は赤に近い茶色、辺材の色は黄色に近い明るい茶色となっています。
日本では家具だけでなく、建材にも多く使用されています。
チェリーは滑らかな手触りが特徴です。
スベスベとした感触は、常に触っていたくなるような触り心地で、癒しを与えてくれるでしょう。
杢目は強調し過ぎない優しい印象なので、他の素材とも合わせやすく、部屋のコーディネートにも困りません。
おすすめの樹種⑧|ゼブラウッド
杢目がハッキリとしている樹種を探している人には、ゼブラウッドがおすすめです。
アフリカの熱帯雨林に生息し、名前のとおりシマウマのような縞杢が特徴です。
磨くことで光沢が強くなる無垢材で、楽器にも使用されています。
ゼブラウッドの杢目は、夏に成長した部分は白く、冬に成長した部分は黒くなります。
夏と冬を何十回、何百回と繰り返し生長したことで、シマウマのようなゼブラ柄が杢目として現れているのです。
美しいというよりもカッコいい印象を与えるゼブラウッドは、男性に人気の樹種です。
世界で一つだけの一枚板テーブルに出会う
一枚板テーブルの購入を検討するなら、樹種選びからこだわるべきです。
樹種によって見た目も手触りも異なります。
理想とする樹種を見つけることができれば、自ずとお気に入りの一枚板テーブルを手に入れられるでしょう。
一枚板の専門店「ATELIER MOKUBA」では、世界中からさまざまな樹種を集めて取り揃えています。
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