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更新日:2024.05.24

ブビンガとは? 迫力のある一枚板テーブルにお勧め! 木材としての魅力・特長について解説

ブビンガ一枚板

ブビンガとは、30mほどの高さになる大きな樹木です。

カメルーンやガボン、コートジボワールなどアフリカの国々で生育しています。

その巨大さから「神の宿る木」ともされる樹木です。

 

主に家具や床材・室内装飾材・ドア材などの建材、彫刻材などに使われ、美しい木目のものは突き板として装飾に用いられています。

堅く重い丈夫な木材で、シロアリをはじめとした虫害にも高い耐性を持つため、家具に加工すれば長く愛用することが可能です。

 

そんなブビンガの特長は、美しくも独特な杢目(もくめ)と経年による色合いの変化

木材、一枚板テーブルとしての魅力・特長を解説するので、家具選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • ブビンガの主な産地やその他の特徴
  • アトリエ木馬で扱っているブビンガ一枚板の商品一覧

ブビンガとは?

  • ブビンガ一枚板

ブビンガはジャケツイバラ亜科の常緑広葉樹で、アフリカ諸国が産地の樹木です。

30mほどの高さにもなる巨木で、現地では「神の宿る木」とされることもあります。

ジャングルの沼地や河川の近くなど、水辺に群生する場合が多くなっています。

 

熱帯雨林という四季の無い環境で育つため、ハッキリとした年輪は浮かび上がりません。

しかし、杢目(もくめ)と呼ばれる模様が現れるため、自然が作り出した華やかな模様を楽しめる木材です。
また、堅さと粘りがあるため、耐久性が高く丈夫な木材としても知られます。

 

あまり馴染みのない木材ではありますが、見た目の美しさから人気が高まってきています。

 

主な産地

主な産地としてはアフリカ諸国で、カメルーンやガボン、コートジボワールなどが代表的です。

いわゆる赤道アフリカ地帯に分布しており、沼地や河川近くなど水分が多い場所に群生しています。
アフリカの雄大な熱帯雨林を作り出している樹木の一つです。

 

美しい杢目から人気が出ている一方で、高い人気によりブビンガの伐採が進んだことから、ワシントン条約の附属書IIに登録されました。
現在、カメルーンからの原木輸出は禁じられており、製材品としてのみ輸出されています。

原木での流通量が極端に減少しており、近いうちに枯渇するかもしれない木材の一つです。
美しさと希少性が相まってますます人気が高くなっていますが、人気の高まりとともに価格も高騰しているためご検討されている場合はお早目のご購入をおすすめいたします。

 

独特の深い色合い

ブビンガ一枚板

伐採したてはピンクに近い赤色をしていますが、時間経過とともに暗い縞のある深い色合いになる木材です。

心材はピンク・鮮やかな赤色・赤褐色をしており、暗い紫色っぽい不規則な縞が現れます。

辺材は白色~淡黄色と淡い色合いをしており、心材と辺材の境目がハッキリとしているのが特徴です。

 

また、ブビンガに似た樹種として「カリン」が挙げられます。

カリンは東南アジア原産のマメ科の広葉樹で、ブビンガとよく似た見た目をしています。
高級家具の素材としても有名な木材で、ブビンガ同様人気の樹種です。

 

両者の大きな違いは「木目」にあり、カリンは木の繊維が異なった方向に交差する「交差木理」がほとんど現れないのに対し、ブビンガは交差木理が現れやすくなっています。

 

主な用途

主に一枚板テーブルやカウンターなど家具の材料や、ドア・床といった建築材として利用されています。

また、ナイフの柄や銃床、小物、楽器など、美しさと耐久性どちらも求められるモノに多く使用されています。

 

楽器の中には日本の和太鼓も含まれ、古くから利用されてきたケヤキの代用として使われることも。
暮らしのさまざまな場面で、ブビンガは利用されています。

 

また、美しい見た目を活かして、突き板として用いられることも多い木材です。

突き板とは薄くカットした木材を家具や内装に貼り付けること。
装飾を施して、デザイン性を高めるために用いられます。

他には、一つの素材に異質な素材をハメ込み、模様とする象嵌(ぞうがん)に用いられるケースもあります。

ブビンガを木材、一枚板テーブルとして使用する際の特長

アフリカ原産のブビンガは、木材として使用する上でさまざまな特長があります。

 

ブビンガが持つ特長は大きく4つ。

それぞれ解説するので、家具選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

経年により色合いが変化する

ブビンガ一枚板テーブル

経年変化により、色合いが深くなっていく様子を楽しめます。

 

天然の木材は紫外線などの影響で、時間とともに色が変化していくものです。

ブビンガも経年変化が起きる木材で、時間が経つにつれ深みが増していきます。
伐採当初はピンクがかった赤色をしていますが、時が経つにつれ深みのある赤色となっていくため、長く使えば使うほど味わい深い色合いとなっていきます。

天然の木材ならではの経年変化を楽しみたい方にはぴったりの木材といえるでしょう。

 

ただし、経年変化は紫外線の影響で起きるため、光の当たり具合には注意が必要です。

例えば、配置の関係で一部分だけ光が当たる、常に一部分が隠れる、といったように光の当たり方にムラがあると、同じ家具でも部分によって色合いが異なるようになってしまいます。

 

堅く粘りがあり耐久性が高い

堅く粘りがある重い木材のため、家具に加工すれば長く使えます。

 

ブビンガの加工にはよく研磨された道具が必要とされるほど、強度のある堅い木材です。
加えて粘りがあるため、折れや裂けに対しても強く、優れた耐久性を誇ります。

また、耐摩耗性が高いため、テーブルの天板やフローリングなど日常的に使われる部分への使用が適しています。

子供やペットがいる家庭でも、キズや凹みが付く心配をすることなく使用できるでしょう。

 

耐久性が高いため、家具に使用すれば長く愛用できる逸品に仕上がる木材。
長く使い続けられるので、経年変化を楽しみやすいのもポイントです。

長期にわたって使用できる家具を探しているのであれば、ブビンガがおすすめです。

 

美しいスポルテッド杢目が出やすい

ブビンガのスポルテッド杢

ブビンガは、スポルテッド杢目と呼ばれる美しい模様が出やすい木材です。

 

スポルテッドとは「シミが付いた・傷付けられた」という意味で、菌によるシミや腐れによって生まれる帯状の黒い筋によって生まれる模様のことを指します。

以前は部分的にカットしたり廃棄処分したりしていましたが、現在では味があると好まれる風潮です。

 

例えば、木軸ペンやギターをはじめとした楽器類などに、スポルテッド杢目の木材が使用されています。

 

このスポルテッド杢目は菌が原因のため、さまざま樹木に発生しますが、ブビンガは発生しやすい木材の一つです。

黒い筋が出ているあたりは菌に侵食され脆くなっていますが、元々堅いブビンガであれば問題なく美しいスポルテッド杢目を堪能できます。

 

シロアリなど虫害に強い

シロアリなど虫害に強いのも特長で、頑丈さも相まって耐久性の高い木材です。

 

無垢材は虫に食われる可能性があり、被害に遭わないか心配される方もいらっしゃるでしょう。

虫害の被害に遭えば、虫食い穴ができ木材の中が空洞になることもあります。
誰でもお気に入りの家具がダメージを受けるのは、少しでも避けたいと考えるでしょう。

 

しかし、ブビンガは虫害の被害を受けにくい樹種です。
虫害に強いため家具はもちろんですが、床材やドア材など建築物に使用しても問題ありません。

そのため、ブビンガは「家具を長く愛用したい」「虫害の被害が心配」といった方にも、おすすめの木材です。

ブビンガの独特な赤みがかった色合いを楽しもう

  • ブビンガ一枚板

ブビンガはアフリカ原産の広葉樹で、堅く粘り強いため耐久性が高い木材。

虫害に強いこともあり、家具に用いれば長く愛用できるでしょう。

また、耐摩耗力にも優れているため、ダイニングテーブルなど日常的に使用する家具にぴったりです。

 

赤みがかった独特の色合いが特徴的で、独特の美しい杢目も現れるため、インテリアの主役になること間違いありません。

さらに、無垢材ならではの経年変化によって、段々と深みが増していきます。
深みのある赤い色合いはもちろんですが、経年変化の過程も大きな楽しみです。

使い込むほどに色味が増していくため、長く使うほどに愛着が増していくことでしょう。

 

ぜひブビンガならではの、独特の色合いを楽しんでみてください。

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