一枚板テーブルの仕上げに塗るウレタン塗装とオイル塗装について解説
木製品に用いられる塗装には、数々の種類があります。
中でも一枚板の家具には、ウレタン塗装とオイル塗装が用いられるのが一般的です。
両者はどのような違いがあるのか知ってから、一枚板テーブルを選びたい方もいらっしゃるでしょう。
この記事では一枚板テーブルの仕上げに使われる、ウレタン塗装とオイル塗装それぞれの特徴について解説します。
この記事でわかること
- 一枚板の塗装「ウレタン塗装」と「オイル塗装」について
- それぞれのメリットとデメリット
ウレタン塗装
ウレタン塗装は、一枚板テーブルに使う塗装として広く知られています。ウレタン塗装の優れている点は次のとおりです。
・撥水性
・耐透水性
・耐久性
ウレタン塗装は撥水性、耐久性に優れているため、普段のお手入れも水拭きだけで済みます。
汚れが付いてしまった場合でも、さっと拭き取れるため、レストランやカフェといったように不特定多数の人が利用する場所に置くテーブルにも適しているのです。
メリットがある一方で、ウレタン塗装は熱に弱いのが弱点。例えば、熱々の料理を盛った食器や、温かい飲み物などを直に置いてしまうと、その部分に跡ができてしまうことがあります。もし塗装が剥がれてしまった場合は、再度塗装しなければなりません。
なお従来のウレタン塗装は、ナチュラルな風味が出にくい傾向にありました。表面を塗料で覆うことで木材の質感や、香りも抑えられてしまいます。しかし、技術の進歩によって自然な風合いを出すことができるウレタン塗装も出てきました。
オイル塗装
オイル塗装の一枚板は、ナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。また、磨くことで艶と魅力が増してくため、経年変化を楽しめるというのも魅力でしょう。さらには、オイル塗装を施すことで木材の保湿も可能です。そのため木材の反りや割れといったトラブルを避けられます。
ただし、木材の反りや割れを防ぐためには定期的なオイル塗装が必要です。オイル塗装のタイミングは、一枚板の家具を購入してどれくらい経過しているかによって異なります。一般的に購入して1年目は半年に1回、それ以降は1年に1回程度のオイル塗装が望ましいとされています。
またナチュラルな風味と経年変化を味わえるオイル塗装ですが、シミや汚れに弱い傾向にある点には注意が必要です。コップを置いた跡やコーヒーなどでできたシミによって、木材に変色が生まれてしまいます。
オイル塗装のメンテナンスはプロに相談
オイル塗装はDIYでも可能ですが、表面の汚れの拭き取りだけでなく、やすり掛けも必要です。このような作業は慣れていないと負担になってしまうため、プロである一枚板専門店にメンテナンスを依頼するのもおすすめです。
プロに依頼することでオイルの再塗装はもちろんのこと、磨き直しにも対応してもらえます。
その結果、使用しているうちに付いてしまった汚れも目立たなくなります。
ウレタン塗装・オイル塗装の違いを把握して一枚板の魅力を味わおう
一枚板に用いられる塗装として主に挙げられるのが、ウレタン塗装・オイル塗装の2つです。ウレタン塗装は撥水性や耐久性に長けている一方で、熱に弱く、ナチュラルな風合いが出にくい傾向にあります。ただし、最近ではナチュラルに仕上げられる製品も出てきたので、一概にはいえません。
オイル塗装はシミや汚れに弱い傾向にありますが、ナチュラルな仕上がりと経年変化を味わえるのが特徴です。またオイルを塗ることで一枚板の保湿ができるため、反りや割れを防止できます。
無垢一枚板家具専門店のアトリエ木馬では、一枚板の家具を数多く製作しています。購入いただいた家具の再塗装や磨き直しもご依頼可能です。
一枚板家具のご購入を検討されている方は、ご検討ください。