【新宿店】一枚板を『家族』に迎えるということ

「家具を買う」
以前の私は、一枚板も数ある家具のひとつだと思っていました。
しかし、アトリエ木馬で働き、日々さまざまな一枚板に触れながらお客様と接する中で、その考えは少しずつ変わっていきました。
一枚板を選ばれるお客様の姿を見ていると、それは単に「家具を購入する」という言葉だけでは表現できない、特別な時間なのだと感じるようになったのです。
生きているような家具
私が一枚板を見ていて感じたのは、「まるで生きているようだ」ということでした。
一枚板は、合板や樹脂材の家具とは異なり、湿度や温度の影響を受けながら少しずつ姿を変えていきます。
反ったり、乾燥したり、ときには色合いも変化していく。
その姿には、木が生きてきた時間と、これからも生き続けるような生命力を感じます。
美しい変化を遂げて
お家に家具が届くとき、新品の家具を目の前にすると、心が弾みますよね。
私も、家具を購入した際はわくわくした気持ちで箱を開けます。
しかし、使い続けるうちに、どうしても傷や汚れがついてしまうものです。
一枚板であれば、それらは「味わい」へと変わっていきます。
色味も少しずつ深まり、その家だけの表情をまとっていく。
そして、暮らしの中で自然と刻まれた傷は、一緒に過ごしてきた時間の証となります。
オイル塗装の一枚板であれば、定期的にオイルを塗って保湿するお手入れも欠かせません。
そうして手をかけるほど愛着が増し、本当の意味で「育てる家具」になっていくのです。
いっしょに、歳を重ねていく
日焼けや乾燥、ときにはひび割れ。
一枚板家具を検討される際にあがる懸念点ですが、どれも人にも使われる言葉ですよね。
一枚板は、世代を超えて受け継ぐことができるだけでなく、家族とともに歳を重ね、変化を楽しめる家具でもあります。
経年変化した一枚板を見ると、祖父母の家の柱に刻まれた、家族の身長の跡を思い出します。
そこには、過ごしてきた時間や思い出が刻まれています。
一枚板についた傷もまた、そんな家族の歴史を映し出す、大切な証なのではないでしょうか?
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