ダイニングテーブルの色はどう選ぶ?床の色に合わせたコーディネート例を紹介
ダイニングテーブルをはじめ木製の家具を選ぶ際に気になるのが、「部屋のインテリアに馴染むのか」という問題ではないでしょうか。
特にダイニングテーブルは存在感が大きく、部屋の顔となる家具なので、インテリアに馴染まず浮いてしまうと悪目立ちします。
フローリングに使われる木材は多種多様で、木材によって色は異なりますが、床の色ごとにどのような家具と相性がいいのか、イマイチ分からない方が多いでしょう。
床の色に合わせたコーディネート例を紹介するので、ダイニングテーブルの色選びの参考にしてみてください。
この記事でわかること
- フローリングや木製家具の色のパターン
- 床色別のダイニングコーディネート
- インテリアにおける配色のバランスについて
フローリングや家具の木の色の種類
フローリングは空間の中で占める面積が広いため、インテリアの相性を考える上で大切な要素の一つです。
ひと口にフローリングといっても、使われる木材の種類は多様で、使われる木材が違えば床の色も違ってきます。
床の色や家具の色は、大きく下記3パターンに分けられます。
- ・ ナチュラル
- ・ ミディアムブラウン
- ・ ダークブラウン
色の濃さ順に並べると、ナチュラル → ミディアムブラウン → ダークブラウンとなり、色が濃くなるほど「高級感」「冷たさ」「狭さ」「重さ」を感じやすくなります。
反対に色が薄くなるほど「カジュアルさ」「温かさ」「広さ」「軽さ」を感じさせやすく、こういった色の違いによるイメージの差は、家具にも当てはまります。
また床色と家具の色は、異なる濃度の色を組み合わせるとメリハリある雰囲気になり、似た色合いを組み合わせると、統一感ある落ち着いた印象になるのが特徴です。
「似た色でそろえる」「異なる色同士を組み合わせる」どちらを選ぶかで、与える印象や部屋の雰囲気が変わるため、インテリアの理想像に近付けられる組み合わせを選びましょう。
【床の色別】ダイニングテーブルのコーディネート例
ダイニングテーブルは家の中でも大きな家具の一つなので、どのような色かによって、部屋の印象はガラッと変わります。
理想的なインテリアコーディネートにするためには、床の色や部屋の雰囲気に合わせて、ダイニングテーブルの色を選ぶことが大切です。
そこで床の色別に、ダイニングテーブルのコーディネート例を紹介します。
代表的な床色である「ナチュラル系」「ミディアムブラウン系」「ダークブラウン系」「ホワイト系」4つの床とのコーディネート例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ナチュラル系の床に合わせるなら?
ナチュラル系の淡い色の床は、シンプルなためどのような色とも、組み合わせやすくなっています。
明るく温かみが感じられる色なので、特にナチュラルテイストや北欧テイストといった、シンプルなインテリアスタイルと相性抜群です。
ナチュラル系の床と組み合わせるなら、どのようなコーディネートがいいのか解説します。
ナチュラル × ナチュラル
ナチュラル系の床×ナチュラル系のダイニングテーブルは、同系色同士の組み合わせなので、統一感あるナチュラルテイストのインテリアになります。
ナチュラル系の色が持つ「広さ」を感じさせる効果が高まるので、明るく開放感ある雰囲気に。
リビングなど、空間に広がりが欲しい場合に最適です。
他の家具もベージュやアイボリーなど、同系色でそろえるとナチュラルなコーディネートを楽しめます。
またリネンなどの天然素材を使用したり、観葉植物を置いたりすることで、素朴かつリラックスできる空間に仕上げられます。
部屋全体が明るくリラックスできる空間に仕上がるため、ゆったりと家族団らんの時間を過ごせる空間にできるでしょう。
ナチュラル × ミディアムブラウン
ナチュラル系の床×ミディアムブラウン系のダイニングテーブルを組み合わせると、温かみのある空間になります。
床と家具の色を同系色でそろえると馴染みやすいものの、人によっては味気なく感じてしまうこともあります。
床色より少し濃い色のテーブルを配置すれば、差し色となってメリハリのある空間に仕上がります。
ダイニングテーブルの存在感が大きくなるので、お気に入りのダイニングテーブルをインテリアのメインにしたい場合にもおすすめです。
のっぺりとした平坦な印象が強まりそうな場合は、カーテンやクッションなどで色味を加えて、空間のアクセントにするとおしゃれに仕上がります。
また色味のあるチェアを使うのも、アクセントになります。
ナチュラル × ダークブラウン
ナチュラル系の床×ダークブラウン系のダイニングテーブルは、カジュアルさとラグジュアリーさが同居した大人なおしゃれ空間に仕上がります。
床と家具の色にコントラストが生まれるので、ナチュラル系の床×ミディアムブラウン系のダイニングテーブルの組み合わせ以上に、メリハリある空間にできます。
コントラストが強まることで、家具のデザインが映えやすくなるのもポイントです。
またダークブラウン系の家具で統一すると、重たい雰囲気になりがちですが、床の色が明るければ、重たくなり過ぎずスッキリとした空間に仕上がります。
明るい床色は圧迫感を軽減できるので、高級感ある暗い色の家具も、部屋を狭く感じることなく楽しみやすくなっています。
ミディアムブラウン系の床に合わせるなら?
ミディアムブラウン系は、ナチュラルとダークブラウンの間の色なので、明る過ぎず重たくなり過ぎないのが特徴です。
ナチュラル系の床と同じく、どのようなインテリアテイストとも相性が良く、北欧スタイルのようなシンプルテイストから、無骨なメンズライクインテリアやフェミニンなインテリアなど、幅広くマッチします。
ミディアムブラウン系の床と組み合わせるなら、どのようなコーディネートがいいのか解説します。
ミディアムブラウン × ナチュラル
ミディアムブラウン系の床×ナチュラル系のダイニングテーブルを合わせると、家具の明るい色が映えて、部屋の印象も明るくなります。
ミディアムブラウン系の少し高級感ある固めの雰囲気が、ナチュラル系の色のカジュアルさで緩和され、穏やかな雰囲気に仕上げられます。
濃淡の差がほど良く、バランスの良いコーディネートです。
ファブリックや照明にアクセントカラーを取り入れると、より華やかで明るい雰囲気になります。
例えばレッドやオレンジなど暖色系のカラーを使うと、床色とマッチして、温かみある雰囲気になります。
ミディアムブラウン × ミディアムブラウン
ミディアムブラウン系の床×ミディアムブラウン系のダイニングテーブルで、同系色でそろえると、部屋全体にまとまりが生まれ統一感ある空間になります。
明る過ぎず暗過ぎない丁度良い雰囲気になるので、飽きにくく、いつまでもおしゃれな雰囲気を楽しめるようなコーディネートです。
自然と一体感が生まれるので、インテリアコーディネートが苦手な方や、初心者でもおしゃれに仕上げられます。
温かみのある色同士の組み合わせなので、冬でも寒々しさを感じにくくなっており、暖色系の色味と相性抜群です。
クッションやラグなどに、暖色系のカラーを取り入れてみましょう。
ミディアムブラウン × ダークブラウン
ミディアムブラウン系の床×ダークブラウン系のダイニングテーブルの組み合わせは、ヴィンテージテイストのような大人かっこいい渋いインテリアにおすすめです。
メンズライクなかっこいい空間に仕上げられるので、シックなインテリアが好きな方に適しています。
「ダークブラウンのダイニングテーブルだけ浮いてしまいそう」と心配な場合は、キャビネットやテレビボードなど、他の家具も同じくダークブラウン系でそろえると、統一感ある空間に仕上げられます。
シックなかっこ良さを高めたい場合は、間接照明がおすすめ。
ライティングによる陰影が生まれ、バーのようなお酒や音楽が似合う空間になります。
ダークブラウン系の床に合わせるなら?
ウォールナット材など暗い色の木材を使用した床は、重厚さと独特の上品さが特徴。
高級感ある落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。
コーディネートが難しそうと思われるかもしれませんが、明るい色のダイニングテーブルでも暗い色のダイニングテーブルでも似合う色となっています。
ダークブラウン系の床と組み合わせるなら、どのようなコーディネートがいいのか解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ダークブラウン × ナチュラル
ダークブラウン系の床×ナチュラル系のダイニングテーブルは、濃い床色の圧迫感を緩和して、開放感ある部屋に感じさせてくれる組み合わせです。
ナチュラル系の色を使うことで、明るく開放感ある部屋になります。
また、どうしても圧迫感が気になる場合は、ナチュラルカラーの家具で統一しましょう。
ナチュラルカラーの明るい雰囲気で、重たいイメージが緩和されます。
他にもチェアも含めて明るい色にしたり、明るい色のラグを敷いたりすることで、開放感ある部屋に仕上げやすくなります。
ダークブラウン × ミディアムブラウン
ダークブラウン系の床×ミディアムブラウン系のダイニングテーブルは、落ち着きある色味同士の組み合わせなので、大人っぽい雰囲気になります。
ナチュラルカラーの家具を組み合わせると、一歩間違えれば家具だけ浮いているような印象になる可能性もありますが、色味の近いミディアムブラウン系なら合わせやすくなっています。
インテリアコーディネートが苦手な方でも、カジュアルさがありつつも落ち着いた、おしゃれな部屋に仕上げられるでしょう。
ダークブラウン × ダークブラウン
ダークブラウン系の床×ダークブラウン系のダイニングテーブルは、ダークブラウンで統一することで、重厚な大人の空間を演出できます。
同系色でそろえることで、ダークブラウンのシックで高級感ある雰囲気が強調されます。
しかし重みのある印象も強まってしまうので、圧迫感が出やすくなるのが玉に瑕。
カーテンやラグなどを明るい色にすることで、圧迫感を軽減しましょう。
チェアに白色など明るい色を取り入れて、バランスを取るのもおすすめです。
ホワイト系の床に合わせるなら?
木材ならではの茶色が目立つカラーではなく、ホワイト系の床の住宅もあるでしょう。
ホワイト系の床はナチュラル系と同じく、室内が明るく見える床色です。
開放感ある部屋に仕上がりやすいのが特徴で、同じ無彩色のモノトーンや色の淡いブラウン系と相性抜群です。
ホワイト系の床と組み合わせるなら、どのようなコーディネートがいいのか解説します。
ホワイト × モノトーン
ホワイト系の床×モノトーン系のダイニングテーブルは、定番のコーディネート例で、モノトーンでまとめることで統一感ある部屋に仕上がります。
色数を抑えたモノトーンコーデは、シンプルでスタイリッシュな雰囲気になるのが特徴。
生活感を抑えた、モダンな部屋に仕上がります。
ブラック系・ホワイト系の色だけでなく、中間色であるグレーもモノトーンコーデにぴったりです。
黒ばかりが多くなると圧迫感が出やすいので、ホワイトやグレーを織り交ぜてコーディネートするのがおすすめです。
ホワイト × ナチュラル
ホワイト系の床×ナチュラル系のダイニングテーブルの相性は抜群で、部屋全体が爽やかで清潔感ある空間になります。
ラグやカーテン、ソファといった大きな面積を占めるインテリアは、ライトグレーなど床色と同じく明るい色味のものを選ぶと、統一感あるコーディネートにすることが可能です。
ただし淡い色ばかりを選んでしまうと、ボヤっとした雰囲気や平坦な色使いになりがちなので、クッションなどは彩度の高い色をアクセントにすると、おしゃれに仕上がります。
ホワイトの床には、爽やかなブルー系がおすすめです。
ホワイト × ミディアムブラウン
ホワイト系の床×ミディアムブラウン系のダイニングテーブルを合わせると、カジュアルさがありながら、落ち着いた大人っぽいインテリアに仕上がります。
ミディアムブラウン系の家具を用いると、床の白色とのコントラストで、家具が立体的に見えるのが特徴。
家具を主役にしたコーディネートができます。
またナチュラル色の家具よりも、温かみが強く感じられるので、和やかな時間を過ごしやすくなるのもポイントです。
ナチュラル系のダイニングテーブルと同じく、のっぺりとした平坦な印象にならないよう、クッションにアクセントカラーを取り入れたり、柄物のラグを取り入れたりするのがおすすめです。
コーディネートには配色のバランスも重要
インテリアコーディネートには、部屋全体の配色バランスが重要です。
部屋の配色にこだわることで、垢抜けたおしゃれな雰囲気に仕上げられ、居心地の良い空間に仕上げられます。
以下3つのカラーに注意しましょう。
- ・ ベースカラー : 床の色や壁、天井など、部屋の基本となる色。全体の70%を占める
- ・ メインカラー : カーテンや大型家具など、部屋の主要なインテリアの色。全体の25%を占める
- ・ アクセントカラー : インテリア雑貨やクッション、観葉植物など個性を表す色。全体の5%ほど
インテリアの配色は、ベースカラーである床色とメインカラーである家具の色の、2つを主軸に構成するのが基本です。
基本に沿ってコーディネートすると、誰でも居心地の良い空間を作り出せます。
自分の好きな色など、個性を出す色は「アクセントカラー」として使いましょう。
あまり多くなると、まとまりのない印象になるため要注意です。
インテリアは色の組み合わせと配色が大切
ダイニングテーブルの色と床の色は、組み合わせ次第で大きく印象が異なります。
カジュアルで開放感ある組み合わせもあれば、シックで重厚感ある組み合わせもあるので、自分の理想とするインテリアがどのようなものか、しっかりとイメージしておくことが大切です。
また配色も重要なポイントで、色の比率を意識してコーディネートしないと、まとまりのない部屋になってしまいます。
アトリエ木馬ではさまざまな一枚板を扱っており、異素材との組み合わせなどバリエーションも豊富。
あなたの理想のダイニングテーブルがきっと見つかるでしょう。ぜひチェックしてみてください。