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更新日:2024.06.24

一枚板・ハギ板・集成材の違いについて解説

一枚板・ハギ板・集成材の違いについて解説

家具の通販サイトでテーブルを見ていると、天板の種類に一枚板・ハギ板・集成材があるのを見かけたことがあるかもしれません。

それぞれの天板の違いについて、よく分からないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は一枚板・ハギ板・集成材の違いについて解説します。

本記事を読むことで、板材の種類ごとの特徴が理解できるので、参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 一枚板・ハギ板・集成材 それぞれの特徴と魅力
  • テーブルに一枚板をおすすめする理由

木製テーブルの天板の種類

木製テーブルの天板に使われる板材には、いくつかの種類があります。

主に使用される板材としては、以下の3種類が挙げられるでしょう。

 

  • 無垢一枚板
  • ハギ板
  • 集成材

 

それぞれの板材の特徴について詳しく解説します。

 

無垢一枚板

ウォールナット一枚板テーブル

無垢一枚板とは、樹木から切り出された板材です。

樹木の太さによって切り出せるサイズが決まることから、大きいサイズの一枚板は希少価値が高い板材といえます。

一枚板の特徴として、木の自然な模様や木目がそのまま表れる美しい外観が挙げられます。木材の種類によって、異なる色や質感が楽しめるのが魅力です。これにより、独特で個性的なデザインのテーブルを作ることができます。

天然木の風合いや手触りなどを楽しめるほか、傷ついた場合でも、表面を研磨したり再仕上げしたりすることで、比較的容易に修復できることがあります。そのため、こまめに手入れをすれば世代を超えて使用でき、子どもや孫の世代まで引き継いで使えるのです。

一枚板は他に同じ木目の板材が存在しないことから、世界の1つだけのテーブルとして、長く愛着を持って接することができるでしょう。

 

ハギ板

ウォールナットのブックマッチテーブル

ハギ板(幅ハギ板)とは、木材を横方向に継ぐ加工を施した板材です。

継ぎに使用する木材のサイズが、一般的な板材や集成材と比較して大きいため、一枚板に近い風合いを楽しめるのが特徴です。

いくつかの板材を継いで加工するため、一般的な一枚板の天板よりも安価で入手できます。また、アトリエ木馬のハギテーブルは特に、一枚板と比較してみても、よく見ないと違いがわからないほどの見た目のものもあります。

ブビンガ2枚接ぎテーブル

例えばこちらのブビンガも2枚の板を継いで作成しています。よく目を凝らさないとわかりませんよね。

ハギ板も同じ木目のものが存在しないため、いくつかのハギ板を見比べながら、自分好みの板材を選択するといいでしょう。

 

集成材

集成材テーブル

集成材とは、小さな木材を縦方向に継いでできた加工材を、さらに横方向に継ぐことで板状にしたものを指します。

それぞれの小さな木材の繊維方向が異なるように継がれていくため、板材そのものの強度が強く、湿度などによる劣化が少ないのが特徴です。

上記のような特徴があることから、テーブルの天板などに使用される造作用の集成材の他、住宅などの下地に使用される構造用としても使用されています。

造作用の集成材は安価で購入できるため、テーブル自体の価格が低くなりやすいのが魅力です。

また、集成材のメリットとして、加工がしやすい点も挙げられます。

集成材は家具の材料として使用される他、住宅用の建材やDIYの材料としても使用されるなど、加工性の高さも特徴のひとつ。

オーダーメイドで家具製作を依頼する場合でも、好みの形を実現しやすいといえます。

一般的に販売されているテーブルはもちろん、他にはない独自のデザインの家具を手に入れたい場合は、集成材を使用するのもおすすめです。

一枚板をおすすめする理由

  • モンキーポッド(240cm) 一枚板テーブル

前項目でお伝えしたように、板材はそれぞれ異なる特徴を持っています。板材を選ぶ際は、用途に合うものや、メリットの多いものを選ぶことが重要です。

なかでも、一枚板は耐久性に優れているほか、美しい外観とデザイン性の高さからおすすめの板材とえます。

 

ここから、一枚板をおすすめする主な理由をご紹介します。

 

耐久性に優れている

一枚板は1000年家具とも言われるほど、末永くお使いいただける家具です。

一つの大きな板から作られているため、接合部分が少なく、頑丈で安定しています。また、歪みやねじれが少なく、長期間使用しても安定性が維持される優れた構造です。

硬さがあり、防虫効果もあることから耐久性が高く寿命が長いとされており、何世代にもわたって使用されることも少なくありません。最初こそ価格が高いように感じてしまうかもしれませんが、買い替えいらずで非常に長く使えることを考慮するとコストパフォーマンスはむしろ高いとも言えるのです。

家具を大切に長く使いたいという方には、一枚板の家具をおすすめします。

 

デザイン性が高い

一枚板を使用した家具は「継ぎ目がない」ということが大きな特徴であり、木目は同じ樹木からスライスされた共木でもまったく同じ木目になることはないため、世界に1つしかないデザインの家具を作ることができます。

また、一枚板の家具は、天然の木材をそのまま使用しているため、木目や色合いなど、自然の美しさをそのまま表現することができます。そのため、ナチュラルな雰囲気のインテリアや、和モダンなインテリアなどによく似合います。

くわえて、使い込むことで木の風合いや色合いが変化するため、長く使用することで家具に愛着が湧き、より一層の美しさを感じられるようになるというメリットがあるでしょう。

まとめ

今回は一枚板やハギ板、集成材の違いについて解説しました。

ご紹介した3つの板材には、それぞれ特徴やメリットがあります。なかでも一枚板は、長期間使用することで風合いや味わいが増していくという特徴があり、親から子へ、子から孫へと、世代を超えて受け継がれる家具としても人気があります。

ATELIER MOKUBAでは一枚板の天板を使ったテーブルをはじめ、さまざまな種類の家具を取り扱っています。

一枚板を使用した家具は、ナチュラルな美しさ・重厚感やそれぞれが持つ木目・色合いなどの個性が魅力であり、世界に一つだけの家具を使っているという特別感も味わえます。

あなた好みの家具がきっと見つかりますので、新しい家具を購入する際はぜひチェックしてみてください。

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