接ぎ木の一枚板について
皆様こんにちは!いつもアトリエ木馬のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
アトリエ木馬横浜ギャラリーでは少し変わった一枚板も取り揃えております。
今回は「接ぎ木」をした代表的なウォールナット一枚板についてご紹介したいと思います。
接ぎ木とは
接ぎ木とは二つの木を一つの固体にすることをいいます。
野菜や果物においてはよく聞かれるワードかと思います。
同じように世界では、よりよい品質のクルミを作るためウォールナットに接ぎ木が行われていたそうです。
一枚板クラスになると規模も大きく、接ぎ木だとなんと成長まで数十年かかるものもあります。
接ぎ木をすることにより形の複雑さや、杢目の激しさが増し、本来より違った印象を与えてくれます。
今回は一枚板として使えるほど太く成長した2種類の一枚板をご紹介したいと思います。
クラロウォールナット
一枚板界では代表的な米国産ブラックウォールナットと西欧産イングリッシュウォールナットの接ぎ木の一枚板です。
杢目や板目が乱れ、躍動感のある表情になっています。
こぶも特徴的で、複雑な形状となりインパクトが生まれています。
色味は若干薄い色も加わり、コントラストが際立ちます。
見ていて飽きることがありません。
バストゥーンウォールナット
上記のクラロウォールナットにさらにイングリッシュウォールナットを接ぎ木したハイブリッド樹種。
本来のウォールナットには現れにくいカーリー杢(縮み模様)が見えますね。
色もまたイングリッシュウォールナットよりの明るい茶色が強くなります。
接ぎ木を重ねた樹種なので希少性も高く、流通枚数もかなり少なくなっています!
さいごに
クラロウォールナットやバストゥーンウォールナットという樹種は一枚板の中ではかなりの希少種で、ファンの方も多い樹種です。
また、通常のウォールナットに比べ、色味や形の複雑さにフォーカスされやすいですが、実はとても綺麗な杢(模様)が現れた一枚板が多いのです。
是非店舗にお越しいただき、個性あふれる接ぎ木の一枚板をご覧くださいませ!
お問い合わせもお待ちしております!