一枚板で作る「扉」を納品いたしました!
皆様こんにちは、アトリエ木馬堀江ギャラリーです。
普段私たちは一枚板の「家具」をお客様にお届けしていますが、、、
皆様こんにちは、アトリエ木馬堀江ギャラリーです。
普段私たちは一枚板の「家具」をお客様にお届けしていますが、今回はタイトルの通り「扉」を納品した時のお話です!
ある日、大阪の心斎橋に建設中のホテルのデザイナー様からお問い合わせをいただきました。
「一枚板で扉を製作したいのですが」
基本はテーブルとして販売している一枚板ですが、アトリエ木馬は自社工場を持っており様々な加工に対応できますので、以前にも一枚板の扉を製作した実績はありました。
堀江ギャラリーにもごく簡単な仕様ではございますが展示もしております。
サイズは幅1000mm高さが2000mmほどの大きさです。
写真のように上部にレール、下部にローラーを仕込んで室内用として安全性も確保されるようシンプルに製作しました。
しかし、今回お話をいただいたのはホテルの扉。
サイズが幅1580mm、高さが2445mmと巨大な自動扉です。
屋外で雨風が当たる可能性もあり、公共施設、さらには自動扉…
簡単な構造の扉は製作したことのあった私たちですが、今回のようなものは初めてでした。
雨風による木材の反りは?割れは?自動扉の動力は?設置方法は?
などなど、考えれば考えるほど???がたくさん浮かびます。
しかし、大事なのはわからないことは素直に聞くことです。
アトリエ木馬には、コントラクトを担当しているスタッフや長年一枚板製作を行っている職人など頼りになる方がたくさんいます。
たくさん相談・打合せを重ね、細かいところまでデザイナー様とも打合せを行い、たくさんの方々のご協力により無事完成することができました!
※PHOTO by山田圭司郎
トチを使用した自動扉です!
豊富な樹種量を誇る一枚板専門店ですが、さすがにこのサイズの一枚板は存在せず、
3枚をハギ合わせて製作いたしました。
また、ハギ合わせることで内部に鉄芯を入れ込み、屋外環境で反りの可能性を抑えております。
天板重量に対して扉吊り下げパーツや動力も扉メーカーさんにセレクト頂きました。
実は実際の取り付けも大変で、完了まで8時間くらいかかりました。
ですが、取り付けが完了した時の感動はすばらしいものでした。
「無垢の自動扉」に関しては大阪一(いや、世界一??)素晴らしい仕上がりになったと思います。
ご納品にあたりお施主様、工務店様、デザイナー様、扉メーカーの方などたくさんの方々に本当にお世話になりました。
たくさんのご協力の中、アトリエ木馬が作り上げたこの扉がたくさんのお客様を喜ばせてくれることを祈ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
アトリエ木馬堀江ギャラリーでした!
ホテル:HOTEL THE FLAG様
設計事務所:PROCESS 5 DESIGN様