第二のアフリカンチェリー
こんにちは!
アトリエ木馬堀江ギャラリーです!
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
アトリエ木馬ではたくさんの種類の一枚板の制作と販売を行っております。
そのような中で、ウォールナットやトチ、クスなど聞き馴染みのある樹種だけではなく
珍しい樹種を取り扱うこともあります。
今回ご紹介させていただくのはアトリエ木馬全店でも取扱いが少ない、
希少な樹種である「マコーレ」です。
マコーレとは?
「マコーレ」は、熱帯雨林に生育するアカテツ科の樹木で、アフリカ大陸の中央部にあるナイジェリア、コートジボワールなどに分布しています。
樹高40メートルと大きく成長する樹木としても有名です。ビルの高さで表すなんと13階建てと同じくらいの高さまで成長するのだとか。
マコーレはシリカという硬い物質を多く含んでいるのも特徴の一つです。
そのため加工は難しいのですが、その美しい木目と耐久性から、高級家具や楽器などに多く使用されています。
マコーレの別名
マコーレは別名”アフリカンチェリー”と呼ばれています。
「あれ、聞いたことがあるぞ?」と思われた方もいることでしょう。
“アフリカンチェリー”は木馬の中でも販売枚数の多いボセの別名としても呼ばれています。
同じ別名となるとややこしい…
並べてみると確かに色味、木目が似ています。
(写真 左:マコーレ、右:ボセ)
淡い桃色を持つことから、”アフリカンチェリー”と呼ばれていますが、
実はマコーレ、ボセの他にもモアビ、ムエリも同じ呼称のようです。
色合いが似ている事から同じ呼称に…分かりやすいですね…!
代替材として
マコーレは三大銘木の一つマホガニーの代替材としても知られています。
先ほどご紹介した別名”アフリカンチェリー”の他に”チェリーマホガニー”とも呼ばれています。
呼称が多くて逆に分かりづらくなっている気がしますが…
ギターや家具の材料として人気を誇るマホガニーですが、
高値で売れることを理由に違法伐採が増え、現在はワシントン条約によって保護されています。
そんなマホガニーの色味や木目と似ているマコーレがサペリ同様マホガニーの代替材として使用されているようです。
堀江ギャラリー展示中!一枚板マコーレ!
実は木馬での取り扱いは現在4枚しかありません。
関西のギャラリーにいたっては、展示があるのは堀江ギャラリーだけなんです!
それだけとても希少な樹種であることがわかります。
それでは堀江ギャラリーに展示しておりますマコーレをご紹介いたします。
一枚板 マコーレ IN-L-1-3-2 (W1900) ウレタン塗装
長さ1900×奥行930~940~960×厚み60(mm)
60㎜もの厚みから重厚でありながら、チェリーのように艶のある色味が上品な一枚です。
長さ190㎝、奥行きも90㎝を超えるため、対面の方と十分な距離を確保することができます。
最後に
堀江ギャラリーでは今回ご紹介しましたマコーレの他にも、人気の樹種のウォールナットやトチをはじめとする多数の一枚板を展示しております。
ぜひこの機会に一枚板テーブルの持つ他にはないぬくもりを店内でご覧になってみてはいかがでしょうか。
※堀江ギャラリーは、梅田ギャラリーへの移転・統合に伴い3月31日をもって閉店いたしました。これまでのご愛顧誠にありがとうございました。