この春トレンディな一枚板!~オレンジ色で春らしさを~
こんにちは。アトリエ木馬吉祥寺ギャラリーです。
突然ですが、皆さんは「アパ」という名称、単語をきいて何を思い浮かべますか?
私はどうしてもあの髪型とピンクのニットが特徴的な某お笑い芸人さんのギャグを思い浮かべてしまうのですが…
実は、一枚板の世界にも「アパ」という木があります。今回はこの「アパの木」にスポットをあてていきます。
この記事でわかること
- アパの木の特徴
- アパの杢目や色味の美しさ
- アパの木がダイニングテーブルとして使いやすい理由
「木材」としてのアパ
最近、少しずつ人気が出てきているアパ。そんなトレンディなアパとはどんな木なのでしょうか。
アパの木材としての特徴を簡単に挙げるとするならば
・耐久性が高い
・収縮が小さく、安定しやすい(=割れ反りが少ない)
・害虫に強い
といったところでしょうか。
割れ反りが少ないといっても他の樹種と誤差ではありますが、納品後、なるべくそういったことが少ない樹種を選びたいというお客様には特におすすめです。
そもそも「アパ」という名称は、ナイジェリア産のアパの呼称のようです。
他にもカメルーン産は「ドウシエ」、モザンビーク産を「アフゼリア」と呼ぶなど、様々な呼び方があります。
また、日本では、「アフリカケヤキ」という別名が使用されることもしばしば。
これは、日本ではお馴染みの「ケヤキ」にアパが似ている事、アパの木が和太鼓に使用されるようになってきたことなどが影響しているようです。
和太鼓はケヤキの木を使用するのが通常なのですが、大きなサイズのケヤキが少なくなってきてしまい、
その代用材として使われていたブビンガの木も非常に貴重な木になり、その代用としてアパが使用されるようになりました。
「一枚板」としてのアパ
ここまでは、アパの「木材」としての特徴をお話してきましたが、ここからは、「一枚板」としてのアパのお話をしていきましょう。
一番の特徴は「色」でしょう。
淡いオレンジ色が美しく、深みがあり、独特の雰囲気を持っています。
端のやや白身をおびている「耳」の部分の存在も、中心部分の色味を引き立たせている要因と言えます。
このような、色のコントラストが綺麗な樹種でもあります。
かたちも、丸太によっての個体差や耳部分の削り具合によっても違いますが、
動き過ぎず、まっすぐ過ぎず、丁度よく一枚板らしさを出してくれています。
耳部分を削っているものに関しては、ゴツゴツしすぎず、テーブルとして非常に使いやすくなっており、
また、側面を見るとアパの木の美しい模様が伺えます。
おわりに
個人的に、あの芸人さんのギャグの「アパ」はこの木の美しさを知っている、
ものすごいコアな層に向けたネタなんじゃないかと思うことにしています…。
さて、今回は、「アパ」という、オレンジ色の美しい、この春、お部屋に取り入れたくなる、一枚板をご紹介しました!
アパの木が気になった方は、是非、アトリエ木馬吉祥寺ギャラリーにお越しください!
スタッフ一同、ご来店をお待ちしております。