一枚板テーブルには広葉樹がおすすめ！ 特徴とメリット、種類などを解説
家具の材料となる木材は針葉樹と広葉樹に分類されますが、一枚板テーブルの場合は広葉樹がおすすめです。
テーブルの素材には広葉樹が適しているとよく言われます。
では、なぜ広葉樹を使用したテーブルが多いのかご存じでしょうか？
今回は、一枚板テーブルの素材に広葉樹をおすすめする理由について解説します。
広葉樹のメリットや種類も紹介するので、購入を検討している方はぜひ参考にして、使用する木材を選んでください。
この記事でわかること
- 一枚板テーブルに使用される木は針葉樹と広葉樹に分けられる
- 広葉樹の一枚板テーブルのメリット
- 一枚板テーブルで使われる広葉樹の樹種を紹介
一枚板テーブルに使われる木の種類
一枚板テーブルに使用される木の種類は、広葉樹と針葉樹に分けられます。
広葉樹の特徴は基本的に硬くて重いことです。逆に、針葉樹は柔らかく軽いのが特徴です。
また広葉樹と針葉樹では、木目が異なります。
広葉樹は水分が通る道管の並びがランダムになりやすく、複雑な木目が多い傾向にあります。
一方の針葉樹は道管よりも細い仮道管が整列して並んでいるケースが多いため、直線的な木目が表面にはっきりと出るのが特徴です。
さらには、広葉樹と針葉樹は適する用途も異なります。
広葉樹は木目の種類が豊富で硬いため、装飾性の高い家具や内装材として使用されるケースが多いといえます。
対する針葉樹は加工しやすいため、建築物の仕上げ材や構造材として使用されるケースが多いのが特徴です。
広葉樹の一枚板テーブルの特徴とメリット
広葉樹の一枚板テーブルには、いくつかの特徴やメリットがあります。
広葉樹の一枚板は前述したように硬くて重いのが特徴です。
テーブルの上に物を置いても傷が付きにくく、強度があり長期間使用しても問題ないというメリットがあり、テーブルの天板として使用するのに向いています。
リビングのテーブル以外にも書斎のデスクや勉強机として使用されることもあるでしょう。
また、しっかりと仕上げることで材面が美しくなることや一枚板が持つ木目の模様を楽しめることも、メリットとして挙げられます。
一枚板テーブルに使われる広葉樹の種類
一枚板テーブルに使用される広葉樹の種類は豊富です。
ここでは、一枚板テーブルに使用されることが多い広葉樹の種類を紹介します。
代表的な広葉樹は以下の通りです。
・ケヤキ
・ウォールナット
・トチ
・モンキーポッド
それぞれの樹種について詳しく紹介します。
ケヤキ
ケヤキはその大きさや美しさから、街路樹として採用されることの多い樹種です。
日本国内には高さが20mを超えるケヤキや、樹齢1000年以上のケヤキが存在しています。
ケヤキは反ってしまったり変形したりするおそれがあるため、伐採してから建材などに使用できるまでに数年乾燥させる必要がある樹種です。
古くから高級な木材として認知されており、神社仏閣といった建築物などの建材や家具材として使用されています。
一般的に辺材は灰白色、心材は黄褐色ですが、個体差が大きく様々な表情を楽しませてくれます。
経年変化によって色味が濃くなるため、様々な色を味わえることも特徴のひとつです。
特徴的な木目を持ち、玉杢という丸い模様がある場合は、縁起物として高値が付くこともあります。
ウォールナット
ウォールナットはクルミ科クルミ属の広葉樹です。
ブラックウォールナットやアメリカンウォールナットと呼ばれることもあり、木材のウォールナットは一般的にブラックウォールナットを指します。
機能性の高さや美しさから、チーク、マホガニーと並ぶ世界三大銘木としても知られています。
ウォールナットには艶があり、色合いが深く、木目が整っているという美的要素があることに加え、高い耐久性も持ち合わせているため、高級家具や工芸品などに使用されることが多いのが特徴です。
木目が真っすぐ整っているものも多く、色合いに高級感があるため、一枚板テーブルとしても大変人気です。
トチ
トチは、ムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹で、高さ30m以上・幅2mほどにも育つ大きな樹木です。
トチの一枚板は、美しい見た目と様々な魅力を持つ人気の素材です。
色味は白っぽいクリーム色から、淡い赤褐色・黄褐色のような色味が多く、木肌は滑らかで、絹のような光沢を持っています。
このような縮み杢という、さざ波のような美しい杢が入ることもあり、その豊かな表情からファンも非常に多い樹種です。
山の斜面に自生することもあり、形状が複雑でユニークなものもあります。
モンキーポッド
モンキーポッドは大木に育つ木で、家具や建材、食器、民芸品・工芸品などに加工されており、不規則な縞模様を織り成す木目と、濃淡ある褐色のグラデーションが美しい木材です。
うねるような不規則かつダイナミックな美しい木目が入ることが特徴で、木・板によって表情が大きく変わるところも魅力です。
色味は淡いクリーム色の辺材と、色味の濃い中心部分のコントラストがはっきりとしているので、お部屋に取り入れるとメリハリのある空間にしてくれます。
様々な色味が含まれているので、不思議とどんなテイストのお部屋にも馴染んでしまうところが魅力でもあります。
まとめ
今回は一枚板テーブルにおすすめの広葉樹を紹介しました。
トチやケヤキ、ウォールナットなど、一枚板テーブルとして人気を集める広葉樹は豊富にあります。
そのため、選択肢が多いことも広葉樹をおすすめする理由の一つです。
樹種の選択は一枚板テーブルを選ぶ中でとても大切ですのでぜひこの記事を参考に素敵な一枚板を見つけていただければと思います。
アトリエ木馬では一枚板テーブルの製造から販売までを手掛けており、広葉樹をメインとしたさまざまな樹種の一枚板テーブルを扱っています。
本記事を参考に、ご自身の好みやライフスタイルに合った広葉樹の一枚板テーブルをぜひ探してみてください。
