薬用一枚板特集
皆さんこんにちは。
アトリエ木馬新宿ギャラリーです。
先日、友人から台湾旅行のお土産に「お湯に煎じて飲む漢方」をいただいたのですが、飲んでみたら、いやぁ…すごい味…
さて、そんなちょっとした経験をしたわたしは思ったのです。
「木馬で取り扱ってる樹種で漢方に使われる木ってあるのかな」
調べたらありました!
今回は「漢方になる木」を紹介していきます!
薬として使用される木の種類
漢方としての場合、ほとんどが、木の樹皮(丸太の一番若い皮の部分)を使用します。
樹皮の部分に人の身体に良いとされる成分が多くつまっており、古くから人の身体に寄り添ってきました。
漢方として使用される木の基本的なものだけを挙げてもこんなに種類かあります。
風邪や腸に効く!【ホウの木】
最初にご紹介するのはホウ(朴)の木です。
見た瞬間の印象は、結構サラっとした、特徴の無い木なのかなと思ってしまうのですが、この木の美しい所は良く見るとわかります。
まず、ある角度から見た時の光沢感が美しい…。
そして漢方になる表皮(天板の、色が薄い部分)にもその光沢感がしっかり出ているのが素晴らしいなと感じます。
ホウは風の咳や、整腸作用に良いとされ、樹皮を乾燥させたものは厚朴、和厚朴と呼ばれます。
胃や血液に効く【キハダの木】
次にご紹介するのはキハダの木です。
先ほどご紹介したホウの木と色が少し似ていますね。
実はどちらも同じ「ミカン科」の木で仲間なんです。
しかしキハダの方は模様がしっかり出ることが多く、ぱっと見で美しいなと感じます。
また、無塗装状態の樹皮が非常に黄色く、特徴的です。
この黄色い樹皮部分が漢方に使用される部分で、胃や血液に効くとされています。
この写真見た時すごくビックリしました。
「え!?こんなに黄色いの!?」って…