更新日:2026.10.01
【横浜店】割れ、反りとの付き合い方

突然ですが、今、自分が一枚板を検討しているとして、どんな事に気を付けて探したいと思いますか?
色味、サイズ、模様、様々ありますが、時々いただくのが、
「割れや反りが出てしまわないかが不安」
というお話しです。
実は、木はすべて割れや反りが出る可能性があります。
そのため、「これは割れません、反りません」と絶対に言い切ることはできないのです。
ということで、今回は割れや反りについて少しだけ掘り下げていきます。
なぜ、割れたり、反ったりする?
そもそも、なぜ割れや反りが起こってしまうのでしょうか?
まず、木は動きます。
周りの温度や湿度などの環境によって、膨張と収縮を繰り返します。
それを踏まえ、原因のひとつとして挙げられるのが「湿度」です。
割れの原因
まず、「割れ」は、お部屋の乾燥によって起こりやすくなります。
木は一枚板として加工された後も、周囲の湿度に応じて水分を吸収したり、放出したりしています。
お部屋が乾燥すると、木も水分を放出して収縮します。
その動きが大きくなることで、割れへとつながることがあります。
これは、乾燥が強い冬の時期に特に起こりやすく、夏は比較的少ない傾向があります。
反りの原因
「反り」も、前述のような木の膨張と収縮によって起こります。
反りとは、木がカーブしてしまう、写真のような状態です。
湿度が高い場所では、木が水分を吸収して膨張し、逆に湿度が低い場所では、水分を放出して収縮します。
さらに、木は木目や模様の場所、方向によって水分の吸収・放出の割合が異なります。
こうした木の動きの違いが、反りにつながることがあります。
割れも反りも、湿度の影響だけですべてが決まるわけではありません。
木の種類や木目、乾燥状態、置かれている環境など、様々な要因が関係しています。
そして、どれだけ対策をしていても、予測しきれない部分があるのも正直なところ。
ここが木の、難しくも生命を感じる部分でもあります。
出にくくする方法はある?
さて、それでは、割れや反りを出にくくする方法はあるのでしょうか。
アトリエ木馬では、ご納品後に割れや反りが出にくいように、自然乾燥、人工乾燥、高周波プレス機での調整を行い、時間をかけて木の水分を整えます。
その後、加工を行い、商品化します。
ですので、お店に並んでいるものは、割れや反りができるだけ出にくい状態に仕上げたものではあります。
それでも木は不思議なもので、割れや反りが出てしまうことがあります。
ご家庭で出来ること
ご納品をさせていただいた後、ご家庭でできる対策としては、
・水拭きをすること
・加湿器を使用すること(冬の乾燥が強い時期)
などがあります。
水拭きは、特に木口部分(天板の短辺側の側面)を入念に水分を含ませるイメージで、普段のお食事の後に拭いていただく程度で大丈夫です。
加湿器は、私たち人が過ごしやすいと感じる湿度である、50~60%ほどを保つイメージで大丈夫です。
ただ、いずれも割れや反りをなくす方法ではなく、少しでも出にくくするための方法ですので、ご理解いただけたらと思います。
木が生きている証
もし、ご納品後に割れや反りが出てしまっても、アトリエ木馬では2年間の保証期間があり、期間後も有償でお直しをすることができます。
※保証は一部対象外の商品もございます。詳しくはスタッフにお尋ねください。
今回は、「割れや反りも一枚板の一部として楽しむ」ということを、皆様に少し考えていただきたいなと思うのです。
ある家具デザイナーは、
木材の割れや節、歪みなどを「木が生きている証」と捉え、それらを直したり隠したりせず、自然なまま使うことを尊重しました。
もちろん、元々の使用用途として成立しないような、とても大きな割れや反りであれば、お直しするのがいいと思います。
ただ、軽度のものであれば、それもその一枚板のひとつの特徴として、愛着を持っていただけたらなと思うのです。
まとめ
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