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更新日:2024.06.20

タモとホワイトアッシュはどう違う? それぞれの魅力や相性の良いインテリアを解説

タモ ホワイトアッシュ 違い

日本で有名な樹種の一つであるタモは、主に北米が原産のホワイトアッシュと似ています。

タモとホワイトアッシュは同じルーツを持ちますが、実際にはいくつかの違いがあります。

今回はタモとホワイトアッシュの違いやそれぞれの魅力について解説しますので、ぜひ木材を選ぶ際の参考にされてください。

この記事でわかること

  • タモとホワイトアッシュの共通点とは?品種が近い?
  • タモとホワイトアッシュの大きな違いは木目と色味
  • タモとホワイトアッシュのおすすめのコーディネート

タモとホワイトアッシュの共通点

  • トネリコ 画像

タモとホワイトアッシュには、いくつかの共通点があります。

タモもホワイトアッシュも同じモクセイ科トネリコ属であり、品種としては近いといえます。

また両者ともにまっすぐ成長する樹種である他、明瞭な木目が見られ、家具材として使用されるケースがあるのも共通点です。

このようにタモとホワイトアッシュは共通点がいくつかありますが、厳密にいえば両者は違う樹種になります。

では、具体的にどこが違うのかを解説していきます。

タモとはどのような樹種?

タモの原産地は日本や中国、ロシアなどです。

まっすぐに伸びて巨木になるという特徴があり、幹の太さが80cm以上になるケースもあります。

そのためまとまった材を一本の丸太から産出できる木です。

タモ材は硬く加工性に優れ、木目がはっきりしているのが特徴です。

その特徴を生かし、家具材や建築資材として使用されることがあります。

また日本ではプロ野球のバットやラケット、スキー板といった木製のスポーツ製品に使用されてきた歴史があります。

ホワイトアッシュとはどのような樹種?

  • ホワイトアッシュ 原木

ホワイトアッシュは別名をアメリカタモやアメリカトネリコといい、タモの近縁種として知られています。

原産地は主に北米です。

タモと同じように木目が明瞭で強度が高く、粘着性があることから、家具や合板材など強度が求められる場面で使用されることがあります。

またタモと同じく野球のバットやボートで使用するオール、卓球のラケット、ホッケーのスティック、バイオリンやギターなどの材料として用いられることもあります。

タモとホワイトアッシュの違い

タモとホワイトアッシュの共通点や特徴を紹介してきましたが、材木としての明確な違いがいくつかあるためご紹介します。

具体的な違いは以下の通りです。

 

  • 木目の現れ方
  • 心材と辺材の色

 

それぞれ詳しく解説します。

 

木目の現れ方

タモ ホワイトアッシュ 木目 鷲屋 セラーウォレット 長財布 タモ

タモとホワイトアッシュの違いの一つが、木目の現れ方です。

両方ともまっすぐに育つ樹種ですが、タモは目が詰まった木目で、板目でカットした場合に尖った木目が現れるのが特徴です。

稀に、二枚目の画像のような波状の年輪の上に美しい玉杢が現れることもあります。

一方ホワイトアッシュは木目が適度に粗く、板目でカットした際に鮮やかな等高線状で、やや丸みを帯びた木目が現れます。

また木材の中心部分をカットする柾目では、タモの方が間隔が狭く、細かな木目が現れます。

これは糸柾と呼ばれるタモ独特の木目で、和モダンなインテリアにも馴染みます。

 

心材と辺材の色

心材と辺材の色味も、タモとホワイトアッシュの違いです。

基本的にタモ材は赤みがかった落ち着いた淡いブラウンの色味で、ホワイトアッシュ材はクリーム色に近い白色をしています。

木材の色の違いで両者を判別できます。

また、ホワイトアッシュは心材は赤みがかっていますが、辺材は白っぽい色をしており色の差があります。

そのため製材したホワイトアッシュは心材の深い色が出て、個性的な仕上がりになるケースもあります。

タモの使用がおすすめのシチュエーション

部屋の雰囲気や他の家具と合わせやすいテーブルを希望する場合は、タモ材の使用をおすすめします。

柾目を取ったタモ材は木目の主張が少なく落ち着いており、インテリアとしてなじみやすいためです。

特に一枚板テーブルでは、緻密で端正な木目と部屋に馴染みやすい明るい色味が美しく、強度も十分にあるためきれいな状態を保ったまま長く愛用することができます。

インパクトは抑えつつ、木の存在感を大切にしたい場合は、タモ材を使用するのがおすすめです。

 

ホワイトアッシュの使用がおすすめのシチュエーション

  • ホワイトアッシュ 一枚板テーブル

ホワイトアッシュはナチュラルテイストや北欧テイストの家具にも合わせることができる樹種です。

また、タモに比べて間隔が広くはっきりとした力強い木目と白と赤みのあるグラデーションを持っているので、より天然木のインパクトを感じることができます。

特にホワイトアッシュの一枚板テーブルは、オーク色の家具と合わせて統一感を出したり画像のように椅子や脚を黒にしてコントラクトをつけたりなど、明るい色を生かしたコーディネートを楽しむことができます。

個性の強い家具などと一緒に合わせるよりも、シンプルな家具と合わせるとよりモダンな印象に仕立てることができます。

まとめ

タモホワイトアッシュは同じルーツを持ち、見た目も似ていますが、木目の現れ方や色味が異なります。

どちらも木が持つ雰囲気を味わえるため、ナチュラルな雰囲気のインテリアに向いているでしょう。タモ材は和室にも合い、ホワイトアッシュ材は北欧風のインテリアにマッチします。

木材家具を取り入れたい空間の雰囲気や自分の好みに合わせて、どちらの木材を使用するか決めるのがおすすめです。

アトリエ木馬では、タモ材やホワイトアッシュ材など、さまざまな樹種の一枚板を扱っています。

世界に一つだけの一枚板テーブルをお求めの場合は、アトリエ木馬の直営店やオンラインストアをチェックしてください。

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