一枚板テーブルを8年使って感じたこと|傷・経年変化・引っ越しのリアル

「一枚板テーブルって、本当に長く使えるの?」
「傷やシミは気にならない?」
「何年経っても飽きない?」
お客様から、そんなご質問をいただくことがあります。
実はこのブログを書いている私自身、8年前にアトリエ木馬で購入した一枚板テーブルを、現在も自宅で使い続けています。
購入当時、納品された日のこと、引っ越しを経て現在に至るまで。
今回は、実際の写真とともに、一枚板テーブルとの8年間の暮らしをご紹介したいと思います。
購入当時|いつか家庭を持ったら、一枚板を迎えたいと思っていました
私が一枚板の販売に携わり始めたのは、13年前。
まだ独身だった頃でした。
毎日たくさんの一枚板を見て、
それぞれの木目や質感、個性に触れ、
多くの一枚板たちがお客様の暮らしの中へ送り出されていくのを見届けるうちに、
「いつか自分が家庭を持ったら、ダイニングテーブルは一枚板にしたい」
それは憧れというより、私の中ではとても自然な感覚になっていました。
だから当時の私は、
“ダイニングテーブルを探していた”
というより、
“どの一枚板と暮らしていくかを考えていた”
という感覚の方が近かった気がします。
そんな中で私が選んだのは、ヨーロピアンウォールナットの一枚板でした。
トチ、モンキーポッド、ブラックウォールナット・・・
他にも気になる一枚板はたくさんありましたが、
最終的には、この独特のカフェオレのような優しい色合いと、ずっと触っていたくなる耳部分のなめらかな触り心地に惹かれ、
「この木と暮らしていきたい」
と思ったことを今でも覚えています。
納品の日|空間の雰囲気が一気に変わった
納品された日、部屋に入って最初に感じたのは、
“一枚板が空間の中心になる”
ということでした。
木の存在感や、光の当たり方で変わる表情。
ただの家具というより、空間の景色そのものが変わった感覚でした。
そして、我が家の一枚板は少し形に個性がある一枚だったので、
「どちらを手前にするか」
「どの向きで置くのが一番綺麗に見えるか」
をかなり悩んだのを覚えています。
一枚板は長方形の既製品とは違い、置く向きによって空間の印象まで変わるのも面白さのひとつだと感じました。
まだ暮らしが整いきっていない部屋だったのに、
テーブルが入ったことで、不思議と「我が家が完成した」ように感じたのを覚えています。
引っ越し|ずっと使い続けたい存在
この8年の間には、引っ越しもありました。
引っ越しの際、前の家に合わせて購入した家具は、そのほとんどを手放しましたが、
もちろん、この一枚板テーブルと、テーブルに合わせて購入した椅子だけは、一緒に引っ越しをしました。
実際、新しい空間に置いてみると、
以前とはまた違う表情を見せてくれて、
一枚板テーブルは、暮らしの変化にも寄り添ってくれる存在なんだと感じました。
また、アトリエ木馬の一枚板テーブルは、
天板と脚を固定せず、滑り止めを間に挟んで載せるだけで使う仕様になっています。
以前住んでいた家はマンション1階だったため、搬入時は特に苦労しなかったのですが、
現在の家は3階建て戸建てで、リビングは2階。
長さ180cmある天板を、引っ越し業者さんが慎重に階段から搬入してくれました。
問題なく入るか少し不安でしたが、脚を外した状態で運べたことで、無事に搬入することができました。
「一枚板は引っ越しが大変そう」
というイメージを持たれることもありますが、
実際に暮らしてみると、こうした構造のありがたさを感じる場面もあります。
8年使ったリアル|傷も含めて、暮らしの跡になっていく
8年も使っていると、もちろん新品のままではありません。
我が家の一枚板の現在の姿をご紹介します。
子どもたちが残した傷も、今では思い出に
食器を置いた細かなすり傷や、
子どもがつけた跡。
(ちなみに、ウレタン塗装仕上げの一枚板を選んだので、シミや汚れは一切ありません)
でも、不思議と「劣化した」という感覚はなく、
使い込まれた風合いとして馴染んでいきました。

特に、2人の子どもがいつも座っていた場所には、細かな傷がたくさん残っています。
(下の子はまだ2歳なので現在進行形ですが。笑)
食事中にスプーンやフォークで太鼓の真似をしたり、
電車のおもちゃを何度も走らせたり、
長男が小さい頃は、
「やめてー!」と声を上げていたこともありましたが、
今ではその傷を見るたびに当時の光景を思い出して懐かしくなります。
きっと新品のまま綺麗に使うことだけが、一枚板の魅力ではないんですよね。
暮らした時間そのものが刻まれていくことで、
少しずつ、“我が家だけの一枚”になっていく気がしています。
8年で変化した木の色味と、変わらない杢目
また、購入当時と比べると、木の色味も少しずつ変化してきました。
購入当初は、もう少し明るく軽やかな印象だったのですが、今は飴色が深まり、
どこか落ち着いた、渋みのある表情になった気がします。
正直に言うと、私は最初の頃の色味もかなり好きでした。
でも最近、改めてじっくり一枚板を眺めていた時に、
購入当時に、
「この部分の杢目の輝き、好きだな」と感じた部分が、
8年経った今も変わらずお気に入りなことに気づきました。

色味や雰囲気は少しずつ変化しているのに、
最初に惹かれた木の表情は、
ちゃんと今も残っているんですよね。
その杢目を見ると、購入当時の気持ちまで思い出して、
なんだか少し懐かしくなります。
気負わず使える、ウレタン塗装
一枚板テーブルというと、
「お手入れが大変そう」
というイメージを持たれることもあります。
我が家の場合はウレタン塗装仕上げを選んだため、
普段のお手入れは基本的に水拭きだけで大丈夫。
特別なメンテナンスをしなくても、気兼ねなく使い続けられるのは、
子どもがいる我が家にとって、改めて大きな安心感になりました。
実際、8年経った今でも、
日常使いのテーブルとして問題なく活躍してくれています。
8年経った今、改めて感じること
購入当時、どの一枚板と暮らしていくかを考えながら選んだこの一枚。
気づけば、
子どもたちが毎日ご飯を食べ、
おもちゃを走らせ、
家族の時間を一番近くで見守ってくれる存在になっていました。
子どもたちがつけた傷も、
少しずつ変化した色合いも、
暮らしが変化する中で使い続けてきた時間も、
今ではどれも、“我が家の一枚板らしさ”になっています。
毎日使っていると、
あるのが当たり前になってしまうこともあります。
でも、ふと木目を眺めた時に、
購入当時と変わらず「やっぱりこの木、好きだな」と思える瞬間があって。
そんなふうに、
時間を重ねるほど愛着が深くなっていくのも、
一枚板の魅力なのかもしれません。
これから先、この一枚板がどんな表情に変わっていくのか、私自身も楽しみにしています。
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