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更新日:2023.08.09

一枚板テーブルにおすすめのオイルやお手入れ方法

一枚板テーブルにおすすめのオイルやお手入れ方法

オイル塗装の一枚板テーブルは、自然な風合いが魅力的なテーブルです。

さまざまなテイストのインテリアに馴染み、経年変化を楽しみながら愛用し続けられます。

ただし、一枚板テーブルを長く愛用するためには、定期的にオイルを使ったお手入れを行わなければなりません。

どうして一枚板テーブルは、オイルを使ったお手入れが必要なのでしょうか。

本記事では、オイル塗装の一枚板テーブルにオイルでのお手入れが必要な理由や、毎日のお手入れ方法、オイルを使ったお手入れ方法やオイルメンテナンスにおすすめなオイルの種類を紹介します。

一枚板テーブルを愛用している方や、これから購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • オイルメンテナンスの重要性
  • オイルでのメンテナンス方法

オイルでのお手入れが必要な理由

  • オイル塗装

オイル塗装の一枚板テーブルは、板の表面に植物性のオイルを塗り込んでいますが、どうして定期的なオイルでのお手入れが必要なのでしょうか。

二つの理由を紹介します。

反りや割れ

オイルでのお手入れを行わなければならない理由の一つは、木材の反りや割れを防ぐためです。

無垢材を使った一枚板テーブルは、湿気が多いときは湿気を吸い、乾燥しているときに湿気を吐き出してくれる木本来が持つ調湿作用があります。

木材には湿気を吸う際には膨張し、吐き出す際に収縮する性質があり、これを繰り返し行っているため、そのままにしていると反りや割れが起きてしまいやすいです。

一枚板テーブルは比較的大きな木材を使用していますから、特に反りや割れが起こりやすい家具といえます。

定期的なオイルメンテナンスで木材に油分を与えて保湿すれば、反りや割れを防ぐことができ、一枚板テーブルを長く愛用できるでしょう。

汚れや傷

オイルでのお手入れには、オイル塗装した一枚板テーブルの汚れや傷を防ぐ目的もあります。

オイル塗装を施すことによって一枚板テーブルの汚れや傷を守っていますが、湿度や気候、直射日光や水拭きなどにより、塗装したオイルは少しずつ蒸発します。

オイルが蒸発して木材が乾燥すると、油分や水分が染み込みやすくなってしまうため、汚れがつきやすくなり、シミも残りやすくなってしまいます。

オイル塗装の一枚板テーブルはウレタン塗装と違って塗装膜が作られないので、傷には弱いのが特徴です。

ただし、オイルでお手入れして定期的に油分をプラスしておけば、ある程度は傷から守ることができます。

一枚板テーブルのシミなどの汚れや傷を防ぎ、美しい経年変化を楽しむためにも、オイルでのお手入れが重要です。

毎日のお手入れ方法

オイル塗装の一枚板テーブルを美しく保つためには、日頃のお手入れも欠かせません。

毎日のお手入れは、乾拭きを中心に行います。

お皿やコップの水滴でもシミができてしまいやすいため、水分や油分がついたらすぐに拭き取りましょう。

コーヒーや紅茶、お醤油など色の濃いものはシミになりやすいので注意してください。

汚れが気になる場合は、布巾を固く絞って水拭きし、その後すぐに乾拭きするようにしましょう。

膨張・収縮する木の性質による割れ・反りを防ぐために、定期的にオイルを重ね塗りし、保湿を行います。

最初の1年は半年に1回程度、2年目以降は1年に1回程度が目安です。

ただし、水拭きをした場合や冷暖房の風が直接当たる場合は乾燥しやすくなるので、表面の状態を見ながらメンテナンスをするようにしましょう。

一枚板テーブルをオイルでメンテナンスする方法

一枚板テーブルをオイルでメンテナンスする方法は、セルフで行う方法と一枚板専門店に依頼する方法があります。

セルフでも正しくメンテナンスすれば、反りや割れは防げますが、手間や時間がかかってしまうのが難点です。

また、大切な一枚板テーブルだからこそ「自分でお手入れできるかが心配」という方もいるでしょう。

そんな方には一枚板専門店に依頼する方法がおすすめです。

プロの手でオイルの再塗装だけでなく、磨き直しにも対応してもらえるため、一枚板の乾燥による反りや割れを防ぎながら、日頃ついてしまった汚れも目立たなくできます。

セルフメンテナンスの方法も紹介するので、ご自分に合った方法を選んでメンテナンスを行いましょう。

表面の汚れを拭き取る

まずは表面の汚れを水拭きで拭き取ってください。

一枚板が濡れている状態だとオイルが染み込まなくなるため、布巾は固くしぼって、水分がつきすぎないようにします。

サンドペーパーでヤスリ掛けをする

テーブルの表面をなめらかにするために、サンディングペーパーを使ってヤスリ掛けを行います。

傷や汚れが目立つ部分があれば、先にその部分にヤスリ掛けをして、その後全体をなめらかにしましょう。

一部だけ集中的にヤスリ掛けすると凹みが目立ってしまうため、全体のバランスを見ながら行ってください。

ヤスリは木目の方向に掛けるのがポイントです。

木目と反対にヤスリ掛けしたり、いろいろな方向に向かってヤスリ掛けをすると、表面がなめらかになりません。

同じ方向に掛けて、表面をツルツルにしましょう。

ヤスリ掛けに使用するサンディングペーパーは#200・#400・#600など、目の粗さによって種類があります。

数字が小さければ小さいほど目が荒くなっているので、目が粗いものから順番に使うようにしてください。

木粉を固く絞った布巾で拭き取る

ヤスリ掛けをすると、テーブルの表面が削れて木粉が出てきます。

布巾を固く絞って水拭きし、木粉をきれいに拭き取りましょう。

大量の木粉が出た場合は、手ほうきで取り除いてから水拭きするようにしてください。

前述したとおり、一枚板が濡れているとオイルがきちんと浸透しません。

固く絞った布巾で水拭きしたら乾拭きし、少し時間を置いて乾燥させてください。

オイルを塗る

使い古した布巾や着古した衣類の布などにオイルを染み込ませ、テーブルの表面に馴染ませて行きます。

柔らかい布の方がオイルを染み込ませやすいです。

天板が大きい場合は、刷毛を使うと塗りやすくなります。

ヤスリ掛けをしたときと同じように、木目に沿ってオイルを塗っていきましょう。

時間をかけすぎず、テーブル全体にまんべんなくオイルを塗ります。

オイルが全体に塗れたら5〜15分程度置いて、オイルを塗ったときに使った布とは別の布で、オイルをしっかり拭き取りましょう。

オイルでべたついた状態ではなかなか乾きませんから、手で触ってサラッとした状態になるまで拭き取ってください。

その後、半日程度乾燥させます。

完全に乾くまでは1週間程度かかるため、テーブルを使用する際にはテーブルクロスやランチマットなどを敷くようにしましょう。

オイルを塗るために使った布や拭き取りに使った布は、そのままにしておくと自然発火の恐れがあります。

水にしっかり浸して処分するようにしてください。

一枚板テーブルのお手入れにおすすめのオイル

一枚板テーブルのお手入れには、さまざまな種類の植物性オイルが用いられます。

中でもおすすめのオイルを3種類紹介するので、セルフでのメンテナンスを考えている方は参考にしてみてください。

オスモカラー

オスモカラーは、ドイツで生まれたひまわり油が主成分の無垢材用オイル塗料です。

ひまわり油以外にも大豆油やあざみ油など、自然由来の成分が使われているため、無垢材ともしっかり馴染みます。

有害な化学物質が配合されていないので、食品と同等レベルの安全性があるのも特徴です。

お子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。

いくつか種類がありますが、速乾性のあるタイプは手早くオイルでお手入れしたい方にもピッタリです。

ただし、比較的値段が高いため、塗装する面積が大きい場合はコストがかかってしまいます。

リボス

同じくドイツ生まれのリボスは、人間と環境に配慮したオイル塗装として誕生しました。

成分表示を完全開示し、有害物質は一切使用していません。

亜麻仁油を主成分とした木に浸透しやすいオイルです。

亜麻仁油を低温抽出するコールドプレッシング法を採用することで、塗ったオイルが硬化した後に高い保護力を発揮します。

リボスは自然由来の成分であっても、アレルギーなどのリスクがある成分は使用していません。

溶剤には安全性の高いイソアリファーテと天然のオレンジピールを使用しており、赤ちゃんが舐めても安全な塗料として知られています。

オスモカラーと比較するとリーズナブルで、木材の種類に合わせて最適な塗料が選べるのが特徴です。

ユーロオイルワックス

ユーロオイルワックスは亜麻仁油・桐油・ヒバ油をブレンドした天然植物油を主成分に、蜜蝋ワックスなどの自然素材を配合した国産のオイル塗料です。

サラッとした塗り心地の扱いやすい塗料で、蜜蝋ワックスを配合しているので、高い撥水性を持っています。

反りや割れを抑えられるだけでなく、カビ腐れも防げるのが特徴です。

配合されているヒノキチオールには、防菌性や防カビ性の他、アロマテラピー効果もあります。

防腐剤を使用していないため、お子さんが使用するテーブルでも安心して使用できるでしょう。

コスパがいいので、できるだけ費用を抑えて一枚板テーブルのメンテナンスをしたい方におすすめです。

まとめ

本記事ではオイル塗装の一枚板テーブルにオイルを使ったお手入れが必要な理由や、日頃のメンテナンス方法、オイルを使ったメンテナンス方法、お手入れにおすすめなオイルの種類を紹介しました。

木本来の性質をそのまま持っている一枚板テーブルは、お手入れしないと反りや割れが起こりやすく、汚れや傷もつきやすくなってしまいます。

いつまでも一枚板テーブルを愛用するために、この記事を参考にして定期的にお手入れしてみてください。

「自分でメンテナンスをするのは大変そう」と感じている方には、プロの手によるメンテナンスがおすすめです。

一枚板専門店なら、素材の種類や状態に合わせて、最適なメンテナンスが叶います。

無垢一枚板家具専門店・ATELIER MOKUBAでは、ご購入いただいた天板の再塗装や磨き直しに対応しています。

ライフスタイルの変化やお引越しでテーブルサイズを変えたい場合は、再加工の対応も可能です。

これから一枚板テーブルの購入をお考えの方は、ぜひATELIER MOKUBAのオンラインストアもご覧ください。

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