更新日:2024.09.19
ワークショップを開催しました!
皆さんこんにちは!アトリエ木馬大川ギャラリーです。
9月に入りましたが、日中も夜中もまだまだ暑いですね、、、
まだまだ残暑は続くようですのでお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。
さて、そんな猛暑が続いていた先月、アトリエ木馬大川ギャラリーでは清涼感を感じさせてくれる木製風鈴の制作ワークショップを開催いたしました。
おかげさまで夏休み中のお子様たちもたくさん参加してくれました!
その様子を少しご紹介させて頂きます♪
癒し続けて2000年
ワークショップの内容の前に、まずは風鈴の歴史についてお話します。
風鈴とは日本の伝統的な装飾品で、通常は金属やガラス、陶器などで作られます。
風鈴の下には短冊が付いており、風を受けて揺れることによって風鈴の音を響かせます。
夏の季節に涼しげな音色を楽しむためもので日本では夏の風物詩になっています。
最近はあまり見かけませんが、皆さんも一度は見たことあるのではないでしょうか?
そんな風鈴、実は約2000年前の中国にあった「占風鐸(せんぷうたく)」が起源と言われています。
占風鐸は吊り下げて風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占っていたとされています。
これを日本の僧侶が持ち帰り、青銅製の風鐸を作りました。
寺の四隅に吊るすことで厄除けの効果があり、音の聞こえる範囲では災いが起こらないと言われていたそうです。
磨いて塗って
そんな歴史ある風鈴をアトリエ木馬の銘木を使って製作しました!
まずは用意された木の材料を選別することから始まります。
用意した木は世界三大銘木の一つ「ウォールナット」、鮮やかな赤が綺麗な「パドック」、日本の銘木「トチ」などを用意しました。
ここでどの材を選ぶかによって大きく個性が出てきます。
続いて、やすりで磨く作業です。目の粗いやすりで表面のささくれや角を取り、目の細かいやすりで滑らかな手触りに仕上げます。
皆さん最初は手こずっていましたが、だんだん慣れてくると効率のいい磨き方を見つけたりして上達していきました!
その次にオイルを塗布する作業です。木の中の水分が逃げ、乾燥し割れてしまわないように満遍なく塗布します。
また、木の色味を出す意図もあります。
通して結んで
オイルが乾くまではティータイムです!
夏休みどんなことを過ごすのかや、普段どんなことをして遊んでいるかなど楽しくおしゃべりができました!
楽しそうな予定がいっぱいあって羨ましかったです(笑)
乾き終わったらラストスパートです。
金具と木の棒にタコ糸を通す作業です。ここが一番難しい所でした。
子ども達も一生懸命頑張っていましたが、それよりも頑張っていたのが親御さん達でした。
繊細な作業の為、代わりに作業を任されていました(笑)
最後に紐の長さを調整します。結ぶ位置によって長さが変わるのでここで皆さん個性を出していました。
それが終わると完成です!
皆さん最後までこだわり抜いて世界に一つだけの銘木でできた風鈴が完成しました!